「深いテーマはシリーズナンバーワン」ジュラシック・ワールド 炎の王国 しんばさんの映画レビュー(感想・評価)
深いテーマはシリーズナンバーワン
小さい頃からロストワールドを何度も観てきたから、ジェフ・ゴールドラムが冒頭ででてきて興奮した。
なるほど、ロストワールドを思わせる場面がところどころある。(もちろんジュラシックパークへのオマージュも)
例えば、恐竜を道具としてしか見ていない人間と、一生懸命ケガした恐竜を手当てする人間との対立。
そして今作で本当に素晴らしいのは
恐竜の命(人間が造ったもの)の尊さをワンシーンですべて表現しきったこと!
噴火のシーンのブロキオサウルスのとこなのですが
息を飲むくらいきれいでたまらなくエモーショナルでした。
このシーンがあるから、観客はただ恐竜を見にきただけではなくて、恐竜を愛する登場人物と重なっていく。
だからこそ最後の女の子の決断にも納得してしまいました。
遺伝子操作はもうすぐそこの時代だからこそ、この女の子の決断は映画史に残るのでは?
前作よりも深く、そしてより怖く泥臭く、超一級のエンターテイメントに今作は仕上がっています。
もう泣きました。
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