「ツッコミどころ満載。ハリウッドらしさを楽しむ映画」ジュラシック・ワールド 炎の王国 MIZYさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコミどころ満載。ハリウッドらしさを楽しむ映画
ハリウッド大作が好きで、暇つぶしに何か映画でも・・・という方にはちょうどいいのでは、という印象。
正直ツッコミどころ満載で感情移入はほぼできず。
実は一番悪いのって主人公側じゃないの? って思えるほど片面だけの正義感を振りかざしているし(少なくともどっちもどっち)、そこでそういう行動する?っていうオンパレード。
記憶は曖昧ながら・・例えば
・俺に考えがあるといって、恐竜たちを解き放ち、かき回すだけかき回す主人公。俺の考えには一切触れられず。回収なし。
・屋敷内から屋外に恐竜を解き放つ女の子。ここにいたら恐竜たちが死んでいく→かわいそう→扉を開けるボタンを押す。逃げ出す恐竜たち。
結果、恐竜たちに2、3人(悪玉たち)瞬殺されます。
世界、どうなんだ? いい人達には無害か。
ちなみにボタンを押した子供を、主人公たちは「その判断仕方なし」と見守っている。そういう判断をするからイスラエルやアフガニスタンが心配に思えてしまう。
・最強の恐竜を倒したと思い、自ら檻のなかに入る悪玉
もちろん、恐竜は死んでおらず、瞬殺。
40代以上なら、志村ー、うしろうしろ。それ以下なら押すなよ、絶対押すなよを想起させるハリウッド芸を見せられる。
・女の子や主人公たちの前ではかなり弱い最強恐竜。
そもそもパワーポイントのレーザー光線みたいなので狙うと襲う仕掛けの最強恐竜って・・・面倒だし、弱い。今流行りのかわいそうな生き物シリーズ行き確定。
まあハリウッド映画なので、こういうところをお約束ってことで割り切って鑑賞する・・・でいいんだけど、それでも危険な恐竜たちを自分たちがかき回した挙げ句、世に放っただけでも終身刑。
共存とかテーマ云々って浸ってる場合じゃないだろ。