バリー・シール アメリカをはめた男のレビュー・感想・評価
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“米国製”
“アメリカをはめた男”???
いや…それは違うと思うな(笑)!
パイロットとしての腕を買われ、CIAの仕事をしていたバリー(トム・クルーズ)。
そんな噂は、メデジン・カルテルの耳にも当然の如く入り……。
正直、上手いことやっていたと思う。
“パウダー”の運び屋にしても、武器の横流しにしても、お金が疎ましく思う程 相当〜荒稼ぎしていた様ですね。
本当に短い人生だったけれど、或る意味充実した時間を過ごしたんじゃないかな。
でも、邦題のサブタイトルの“アメリカをはめた男”って言うのは、大分違うと思った。
原題の「American Made」が全てではないかと…。
彼も“踊らされた”内の1人なんだなぁって。
可哀想だけど、刑務所に入ってようが…5000時間?の奉仕活動だろうが…どっちにしても消されてたと思う。
結局は彼もまた、ただ単にパブロ・エスコバルに消された人間の内の1人になってしまった。
【本当にこんな奇想天外な人物がいたのか?善悪の区別が尽かなくなってしまったあるパイロットの人生をトム・クルーズが演じた異色作】
俄かに実話とは思えない、奇想天外なストーリーに一気に引き込まれた作品。
1970年代のアメリカは、余程規制が緩かったのか、それともバリー・シールの機知が上回っていたのか?
ヒーロー役が似合う(誰もがそう思うよね)、トム・クルーズがダメな(アンチ・ヒーロー)役を演じる姿が妙に面白く感じた作品。
ダメなトム・クルーズ作品としては何度も死んでは生き返る「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が記憶に新しいが、今作は実在の人物を演じている点でも今までなかった味わいを感じさせてくれる。
バリー転落の道を持ちかけてしまった、CIA隊員シェイファーを演じたドーナル・グリーソン、愛する妻ルーシー(サラ・ライト・オルセン)のダメダメ弟JBを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの姿も印象的な、ダグ・リーマン監督が「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に続いてトム・クルーズとタッグを組んだ異色作。
<2017年10月21日 劇場にて鑑賞>
荒唐無稽なこの話が全部実話っていうからアメリカは凄い
TWAのパイロット。操縦テクニックを買われ1978年CIAにスカウト、IACなるダミー会社で南米の反米勢力偵察飛行を行う。
1980年代になるとCIA依頼でニカラグアの民兵組織に銃を調達
コロンビアのメデジン・カルテルの依頼でコカインの密輸と偵察飛行を兼ねた商売で財をなす。
お金は隠し場所に困るほど文字通り溢れてる。
この辺で嫁の弟(必ずボンクラ)JBが茶々入れ始める。
州警察、FBIにDEAやATFの3連単から逮捕状出てもクリントンアーカンソー州知事の一声で無罪放免。
ニカラグアにおけるサンディニスタ民族解放戦線を潰すためコントラに肩入れするアメリカ。大事な事なので二度言いました、時代は冷戦時代。
更に上のホワイトハウスから依頼(ノース中佐、後のイランコントラ事件)
パブロ・エスコバルを盗撮したのがバレて千時間の奉仕活動中に報復され死亡。
ハンバーガーショップで働く嫁のブレスレットが光る
80年代のトム・クルーズが蘇る!
飛行機も自分で飛ばす‼
ちらっとファックシーンもあるが嫁と。
フライトテクニックを駆使して逃げるにげる。
奥さんも80年代感ばっちり
ホンマそれだけ。テンポよく羅列されるだけ。全部実話ってんだから呆れ返る。
ダグリーマンの父、アーサーに捧げる。
イラン・コントラ事件に関わった人物なんだとか。
及第点
どこまで事実を忠実にしているかは分かりませんが、中々波乱万丈ですね。映画になるような人生を歩む人達の考えや思考はたぶん一生分からないでしょうけど、第三者視点で見るととても面白いので、こういう映画を作り続けてほしいです。
普通
内容はまあまあだったけど、トム・クルーズの印象が役に合わない。普通のパイロットやめてCIAの仕事やって、麻薬のボスともつながっても金を儲けまくるけど、女房の弟がめちゃくちゃににして、そしてCIAは当然見捨てるし、ヤクのボスをはめて殺されるというかまあ普通にこうなるわなという男の実話ストーリー。まあまあおもろかったけどクルーズは無駄だった。
“マンガ”ですね
2017年公開の作品です。公開当時、劇場に見に行こうと思っていたんですが、都合が合わず未見だった作品。Amazonプライム・ビデオであったので見ました。
トムは、芸達者ですよねぇ。ミッション・インポッシブルの様なアクションから、こんなある意味クズの役まで。でもジャンル的には、この作品もアクションか。
実話だとは、驚きです。当然、色々と誇張はされているでしょうが、普通の民間機パイロットが、情報機関にスカウトされてスパイの真似事をしているうちに、いつの間にか麻薬カルテルにもスカウトされて、スパイと運び屋のダブルワークを始めるとは。ダブルワークは、いま流行りですが、30年も先んじていたんですねバリーは。
そもそも犯罪行為なので、こういう言い方が適切かどうかわからないのですが、“好事魔多し”。ダブルワークを当局に見つかり、検挙されるのですが、なぜか釈放。その代わりに情報屋にされてしまうと言うのは、なんかドラマあるあるですが、これは現実の話。うーん、なんだかなぁ。
マンガみたいな話が、実話であったと言う事に驚かされました。
現金に物理的にとらわれる飛行機馬鹿のお話
トムクルーズだから辛うじて見終えられる。
CIAなどと言っているが、飛行機操縦という一芸に秀でているだけで、頭脳戦とは無縁。
危険を顧みず持ちかけられた儲け話に乗っているうちに、要注意人物となり、どんどん背景の雇い主が変わり大ごとになっていく。
同じような麻薬に絡んで浮かれる話でも、ウルフオブウォールストリートのディカプリオほどスマートな見た目でなくて良い。パイロットの技術力は高くても、ただの運び屋なのだから。詐欺ではないから、キャッチミーイフユーキャンのような頭が回る感じもなくてよい。
そうは言っても、背がそこまで高くなく、体型もお顔も相応に歳を重ねてきたトムクルーズが熱演してしまうと、トムクルーズの良さは活きてこない。「女子と身内には誠実」なイメージがついたトムクルーズにも、この役はマイナスだと思う。キムタクのように、役をキムタクに寄せず、役を全うするために自らを寄せるのがトムの良さではあるのだが。
いかにうまく莫大に稼いでいても、物理的に体重以上の物を運ぶのが大変なのは人間として変わらないから、逃げ出す時は、飛行機は使えず丸腰で担ぎ出さねばならない。紙幣の体積や重さに苦しめられているのが滑稽で面白かった。速い飛行機を運転してみたい欲にかられ、お金に目が眩んで美味しい話を断れない男。いくら稼いできてくれても、ハイリスクでほぼ不在な夫の子を何人も産む奥さん、すごい。
いつ破滅するのか見ていてハラハラ
大手航空会社にパイロットとして勤務していた主人公バリー・シール。
まだ若く将来有望だった彼に、CIAが近づき秘密任務にスカウト。
米ソ対立している時代。
敵地上空を飛行機で飛び、敵の写真を撮ってくる任務から始まる。
彼は見事仕事をこなすが、命からがらの仕事をするわりにお給料はあまり良くない。
そんな時、近隣国でアメリカの援軍をしてくれる地域に飛行機で銃器を送り届ける任務を任される。
その降り立った地で出会ってしまったのがコカイン商人。
最初はビクビクしながら…初っ端から捕まってしまうし…でも段々と調子に乗ってきて大金を荒稼ぎするようになる…
そこからもう「この人はいつ破滅するのだろう?!?!」とドキドキしながら見続けた。
破滅の発端は、バリー・シールの奥さんのろくでなし弟が勝手にお金を盗み使うところから始まり…
目をつけられ、追われた義理の弟をバリー・シールは逃がそうとするが…コカイン商人の遣いらに仕組まれ、乗った車が爆発し死んでしまう…
最終的にはFBIやら麻薬取締局やらアメリカのあらゆる機関から追われることになったバリー・シール。
一度はCIAに救われ、コカイン取引の現場の写真を撮ってくる任務につき無事成功するが…
その現場の写真にしっかり写っているバリー・シール。
コカイン商人は大激怒。
手に負えないと判断したCIAは手のひら返し。
「CIA?お前はCIAなんかじゃない」「誰?何のこと?」とバリー・シールなんて居なかったかのように見捨てる。
バリー・シールは命からがら、モーテルを毎日変えて逃げ続けるが…結局は義理の弟とコカイン商人の遣いの者に射殺される。
アメリカをはめたのか?アメリカにはめられたのか?
彼がいなかったら、彼がやっていなければ、こんなにコカイン取引が今現在行われていなかったのだろうか…??
凄い人だな。
儲かって儲かってしょうがない。しかし最後はあっけなく・・・と、金...
儲かって儲かってしょうがない。しかし最後はあっけなく・・・と、金儲けすることが人生の全てじゃないことを思い知らされた。“CIAと麻薬カルテルを手玉に取った天才パイロット”と謳われて、どんな凄いことをやってのけたのかと気になっていたのですが、いつもトム・クルーズが演じている巻き込まれ型のスパイ・アクションと同じく、CIAに誘われホイホイと、麻薬王エスコバルに誘われホイホイと、ある意味巻き込まれ型の犯罪アクションの作品でした。
それでも1キロ当たり2000ドルの麻薬はよだれが出るほど美味しい仕事。滑走路も短い、重量制限に引っかかりそう、そんな不安も金のために天才的テクニックを発揮して無難に運び屋を務めるバリー・シール(クルーズ)。麻薬取締局DEAの追手も巧みな低空飛行で逃げ切り、湿地帯にブツを落として帰還する。おかげで家の中は札束だらけ。やがてCIAの依頼はコントラへの武器密輸も加わり、扱う仕事がでかくなってきた。パイロットなどの従業員を雇いいれるほどにまで業務は拡大して、日本円で200億円を超す年収となっていた。
歯車が狂い始めたのが、妻ルーシーのダメダメな弟が家を訪れ、溢れんばかりの札束を盗んでしまったことから、州警察に逮捕されてしまったことだ。あちこちから睨まれるようになったので、多分エスコバル側が車に爆弾を仕掛け、弟を殺してしまう。そしてバリー自身もDEA、ATF、FBIから追われることに。州警察も絡んで、4方向から逮捕されるシーンは笑えた。
レーガン政権時、サンディニスタ革命政権に対し反革命コントラに資金援助を行っていたが、それがアメリカに麻薬が蔓延することにも繋がるという皮肉。金儲けしても幸せにはなれないということも含め、終わってからじわじわと考えさせられる作品でした。また、トム・クルーズのスタントなしの飛行機操縦だとか、住宅地に不時着したりする小ディザスターにも驚かされ、楽しんで映画作りをしている雰囲気が伝わってきました。ただ、黄色のフィルターをかけたような映像だったりとか、音楽が60年代、70年代風な選曲だったりして、ちょっと古臭さを強調しすぎたのではないかと思ったのも事実でした。
破天荒を絵に描いたような男!
レンタルDVDで鑑賞(吹替)。
スリルを求めて危ない橋を何度も渡りまくる。その生き様とは、破天荒一直線。これが実話なんだから恐れ入りました。
破天荒過ぎるバリー・シールをトム・クルーズが好演。久々に普通の人間を演じるトム・クルーズを観た気がしました。
アメリカと云う国家を後ろ盾にして悪事を働くしたたかさが痛快の極みでした。もっとやれと思わずにいられない。
CIAの追跡をかわし、ホワイトハウスを煙に巻き、麻薬の密輸で大儲け。あり余る金の隠し場所にも困る有り様(笑)。
そのせいで、アジトのある小さな田舎町に銀行が何軒もひしめいてしまうと云う異常事態になるのが面白かったです。
最後はやはり、栄枯盛衰・盛者必衰。
国が違っても世の理は変わらないのねぇ…
※修正(2023/11/09)
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