ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのレビュー・感想・評価
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レイを称賛できない。
マクドナルドの創業者をレイとしているが、実際の創業者は紛れも無くマクドナルド兄弟である。
この作品は、レイの商法を称賛しているの?マクドナルド兄弟の商法も地味ですが成功していますよ。レイのような派手なビジネス展開が成功と位置付けているのは、納得できない。だってベースのハンバーガーの生産工程は兄弟から受け継いでいるだけじゃん。その上にレイが乗っているだけ。むしろ兄弟の店を「乗っ取り」した感じが否めない。この作品を見た人は、レイとは組めないと思うのでは?
考えさせられました
気づいたこと3つ
①良いものや合理的なシステムを作っても、それをどのように見せていくのか。良いからといって、それだけではダメなんだと。コンセプトや、ビジョンに賛同する仲間づくりは事業の要素。
②維持する、暖簾を守る事も大切なことだけど
攻める、トランスフォームする事の必要性。
しかも、これを継続して行かなくてはならない。
だって、創業の兄弟も、テーブルサービス方式からファストフード方式への変革をした人達。現状維持だけでなく、どんどん攻める、変わることに挑戦しなくては。
③人は描いた通りの人になる。というか、本気で描かないとそうならない。
自分は何者になりたいのか。何を成し遂げたいのか。それがないと貫けないよね。
ピジネスは才能より根気
偉大なこと
成功というアメリカの病理
QCD vs McD 、 品質 vs 利益
企業経営で、よくQCDといいます。
「Quality(品質)」「Cost(費用)」「Delivery(引渡)」のことですが、
本当の創業者であるマクドナルド兄弟のお店は、QCDのバランスがとても良かったと想像します。
とても美味しいハンバーガーやシェイクが、安い価格で、すぐに出てきたのでしょう。
一方フランチャイズ化を拡大したレイ・クロックは、そこから何を変更したのか?
「品質へのこだわり」をやめて「利益第一主義」を採用したのです。
マックシェイクの作り方をアイスクリームから粉末に変更するくだりによく表れています。
「QCD」から、Q(品質)を引いて、M(マネー)を足すと、「MCD」となりますが、
これはニューヨーク証券取引所におけるマクドナルドの呼び名そのものです。
マーケティング+コストダウン=「MCD」とも言えるでしょう。
企業経営側に立つか、消費者側に立つかで、見方が分かれると思いますが、
利益第一主義の食べ物屋では、食事したくないと思いました。
【映画感想】マクドナルド兄弟を題材にした映画 「ファウンダー ハン...
【映画感想】マクドナルド兄弟を題材にした映画 「ファウンダー ハンバーガー帝国のひみつ」を鑑賞しました。
短時間でハンバーガーを作る合理的なシステムを開発した兄弟に目をつけた、新しいもの好きなクロックの成り上がり物語。
どこの店舗に行っても同じ味を楽しめるマクドナルドですが、共通の味を維持するのは並大抵のことではないのが映画を観るとよくわかります。
味を守りたいマクドナルド兄弟と利益追求を目指す野心家クロックのやりすぎ?!経営戦略も学べます。
商才とは運か、根性か。
世界人口の1パーセントの人々が1日に必ずマックを食べている原点を知ることができます。アメリカで50州1500店舗もの成功をおさめたマクドナルドのひみつか解き明かされます。
映画を観ると、ハンバーガーを食べたくなるかも?!
臓腑煮えくるも落ちはすっきり
怪物だね、これは。
ビジネス
カリフォルニアのハンバーガーショップ「McDonald's」と成り立ちと、フランチャイズチェーン「McDonald's」の成り立ちの話。
うだつの上がらないセールスマンが、ハンバーガーショップ「McDonald's」に魅せられて、勝負してフランチャイズチェーンをつくりあげていった史実であり、汚いところもあるがビジネスマンとしては間違いがないことは結果が語っている。
ハンバーガーショップの兄弟も負けはしたが、自分達だけでは稼げなかったであろう金を手にした訳だし、金が全てではないけれど。
聞きかじった程度の知っていることもあったけど脚本の良さか、良くも悪くもドラマチックで、映画としてもハラハラドキドキ楽しめた。
やっぱり成功者はサイコパス
実話に基づく作品。世界最大のハンバーガーチェーン「マクドナルド」を、レイ・クロックがどの様にして作り上げていったのかを描いている。
事前にある程度知ってはいたけど、レイ、えげつない。サイテー。でもまぁ、ああ言う人物でなかったら、世界一のハンバーガーチェーンは作り上げられなかったんだろうけどね。そういう意味では、業種は違うけど、スティーブ・ジョブズも、作り出す製品は素晴らしいけど、一緒に仕事をしていく人間としては、最低・最悪であったと言うのは、偶然ではない。ある本で読んだんだけど、成功する人はサイコパスだと言う説もあるしね。
一方、本当の創業者であるマクドナルド兄弟は、立ち上げるまでは良かったけど、広げると言う役割には力不足だったと言う事なのかな。でも、あの1948年の時点で、いまのマクドナルドに繋がる時短方式を導き出していたのは、マクドナルド兄弟の功績。しかも、テニスコートで、シミュレーションを繰り返してキッチンレイアウトを作り出すと言うこだわりは凄い。そのこだわりが、規模拡大の足かせであったのは間違いではないと思う。だが、マクドナルド兄弟には、自分で広げていくような才覚も運も無かったと言うと身も蓋も無いが、逆に、窮地に陥ったレイには、何某かの幸運が巡ってきていたことも含め、運も実力のうちなのであろう。
気になったのは、マクドナルドは不動産事業であると言う事。そういう意味では、不動産をたくさん売り払ってしまってFC加盟店からの上りで暮らしていくようになってしまっている日本は、マクドナルドのコアコンピタンスを失っている気がするが?
折角マクドナルドを描いた映画なので、ランチはマクドナルドに行こうかと映画を見る前は思っていたけど、あまりにもレイがえげつないので、その計画は止めてしまいました(苦笑)
もっとドロドロやろな!
考えさせられた
経営者目線で観賞しました。
冴えないセールスマンである主人公がマクドナルドを目の前にして人生を賭けれるものをやっと見つけたとばかり、猪突猛進となって一大チェーン店へと駆け上がっていく物語。
何も成し遂げていない悔しさ、コンプレックス。それをバカにするクラブの金持ちや客。
絶対にやってやるんだという信念の元次々と困難を打開していく様は経営者として勇気が沸く。
そして経営者視点から視てみると、冷酷に見えるであろう仕打ちの数々もそんなにえげつないものにはみえない。むしろ誰も損していない。
更に主人公と同じベクトルや情熱で生きた者達は皆出世している。
これが経営者なんだなと感心し、自信と元気を与えてもらった。
これだけの世界的チェーンを展開したファウンダーの生き様を、2時間で垣間見られるならば、是非一度こちらの映画を観てみるべきだと自信を持って言えます。
庇を貸して母屋を取られた兄弟のおはなし
これほど爽快でない映画だったとは・・・
実話を全てトレースするより深掘りが欲しかった。
マックがよく許しましたね(笑)
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