T2 トレインスポッティングのレビュー・感想・評価
全161件中、101~120件目を表示
♪もう若くないさと~きみにいいわけしたね~♪
♪もう若くないさと~きみにいいわけしたね~♪
時計じかけのオレンジのディムは警察官、
ワンダラーズのテラーは海兵隊、
ガキ帝国のポパイは機動隊、
もう若くないさと髪を切って言い訳をしながら、
君もみるだろうかトレインスポッティングの続きを、、、、。
80年代までは、やんちゃなガキも公務員になれたが
90年代以降は自己責任・・・。
そんな状況になっていても知らないフリをしている我々大人、
そう、子供たちに対する大人達自身の自己責任なんだな~実は。
オェー吐気してきたわー^ ^
帰ってきたクズ供!
40代のオッサンにとって今観るべき作品となっている(と思う)。
アーヴィン・ウェルシュの原作("Porno")が前エピソードの10年後を描いているのに対して今作は実世界の経年に合わせて20年後を描いている。ダニー・ボイルはあっさりと「原作はそんなに面白くなかった」と言ってしまっているので、映画として面白くするためには俳優たちの変化も最大限に反映させたものにしたいと考えたのだろう。その背景にある時代の変遷と現代のスコットランドの状況なども軽妙に絡ませた結果、その判断は成功していると思える。この年でさすがにもう前作のようなものは作れないよね、ということでもあるんだろう。
前作では主人公たちに寄り添うことは一切なかったのを記憶している。しかし今作では4人すべてに共感できることがある。そうなるといきおい楽しめるのは道理で、彼らをすでに知っているという前提があるとはいえ、今作では人物の描写が過不足なく書かれていて、そこも心地よい。前作では人物の内面の描写よりもトリップ感の表現に重きをおいていたし、ロンドンに行ってからのエピソードは取ってつけた感が強かった(編集のせいだろう)。しかし今作は破綻の無い本と編集で伏線などもちゃんとしている。今作の作りはその多くで前作を踏襲しているが、そのことでかえって時代の流れを感じさせているのも上手いと思う。それがつまらないと言われそうなトレスポではあるけれど、ダニー・ボイルが今更アレをやってもね。
オトコがひたすらダメでオンナがとにかくしっかりしているというのもいい。まあアイルランドやスコットランドを舞台にした作品では通底しているテーマではあるが。
ユニオニストが集まるパブのシーンが面白かったのであの歌詞と暗証番号の意味を知るために歴史を調べるハメに。ちなみに原作ではレンジャーズのシーズンチケットを持っているサポーターを標的にしていたが、同じことだ。
さらに20年後に続編があるのかどうか笑
1作目を見てからの方がいい
金曜夜ピカデリーで観賞。
これは前作を見てないと所々で置いてけぼり感を食らうと思う。
ドーンの事とか、部屋が無限に伸びていくのとか、トミーって誰?とか、わからないことが多すぎるんじゃないかと思いながら見ていた。前作の印象的なシーンやカット、小道具などが出てくるし、フラッシュバックもある。
劇場には恐らく初見であろう若いカップルが多かったけど、これはデートで、しかも前作を見ずに行くと怪我するね。たぶんつまらない(現に上映前は元気だった両隣のカップルが終わったあとは無言で席を立っていった)。
反対に前作を見て好きであれば、レントンたち4人の20年後の姿を見れるのでおすすめ。まあ相変わらずクソ最低な人生を送っているんだけど。
ベグビーのイカれっぷりも健在で気持ちいい。特に立体駐車場のシーンは音楽もマッチしていてよかった。そして終盤でスパッドが大きく成長する。ベグビーからの脱出?初めての自立?受け取り方はいろいろあるが、あのあとはきっと薬も止めれたと信じたい。
みんな変わってなくて安心したよ
愛すべき四人のキャラ
前作はカルチャー的に重要だし90年代を代表する傑作でもある。
テンポ良く展開するストーリーに斬新な映像に音楽や若々しい躍動感のあるキャスト陣に全てがスタイリッシュだった。
そんな中での続編を誰が期待していたのか?待ちに待った作品でもない訳で。
前作は登場人物同士の葛藤やぶつかり合いが無かった印象だが本作はお互いのやり合いの描写が多く人間ドラマとして深くなっている。
前作を興奮して観た当時があるからこそ続編での登場人物のキャラに愛着を持てるし特にスパッドに物凄く哀愁を感じてしまう。
ビニール袋で自殺をしようとしてから嘔吐のインパクトは前作を凌駕しているし年老いて体型が丸くなったベグビーがスコセッシの描くJ・ペシに見えて凶暴さはパワーアップ!?
若かった頃と年老いた今の状況が何ら変わらない何もなし得ていないが取り戻せない時間がある今現在の救いようのなさが怖いし哀しい。
ボーンスリーピー
前作はかなり前に見たので内容はうろ覚えで鑑賞。
でもスパッドとベグビーのキャラは覚えてた。
ベグビーは大分ルックスは様変わり。でもスパッドは感動ものの20年後のルックスを維持してる。
前作のイメージって音楽映画の印象が強かったのだが、それもこれもボーンスリーピーが良すぎて、この曲掛かると鳥肌症候群になってしまったほど
今作でも掛かりそうで掛からないOTZ
寸止めしないで掛けてくれよ〜
ラストのイギーポップの曲で終わりは最高です。
でもね、ストーリーが薄味でね。単品で見たら弱いのかなと思わないでもない。
アラフィフのラリったおっさん達の日常を描こうとした題材は良かったけどね
ちょっと前作オマージュ表現に頼りすぎかな
ありがとう!監督!
いや〜今回も前作と同様に
失望とも希望ともいえる気持ちにさせてもらいました
鑑賞後の気分が1と2であんまり変わらないという素晴らしさ!でも彼らは成長してて、でも全然変わってなくて!
前作でレントンは唯一街を抜け出せたけど
結局気持も環境もあの頃と変わらず、出し抜いた仲間たちとも変わらず。
人はみんな同じなんですかね
レントンがベロニカに説教?するシーンは最高で、この映画のテーマぜんぶが詰まってる。
「人生を選べ」
20年こうして生きてしまったレントンが語るすごく重い言葉なんですけれども、そう言われても我々もまだピンとこないんです
ベロニカは選んで、いい道に行ったようだけど、、
いまだに何が正解かも分からない
その問いかけをしてくれるのがこの映画
考えるきっかけをくれるのがこの映画
でも進むしかないのかなと思ったりして
エンドロールに続くラストシーンもなかなか秀逸で見応えありましたね
あの部屋そのまんまだし
観る人を選ぶ映画
監督からの映画ファンへの信頼が嬉しい
たぶんこの映画の醸し出す、ただならぬ雰囲気や伝説的な評判に好奇心を持つような方の想像力をもってすれば、前作を観ていなくても充分面白さを堪能できる仕上がりです。
荒々しい疾走感を抑え気味にして、緻密な計算に基づく回想シーンの挿入や若いブルガリア人女性の視点からの会話などをみると、これだけでもT2の面白さが分かるはずだ、という監督からの映画ファンに対する信頼を感じました。観ていてそこが一番嬉しかったです。
前作からの流れのままに作品世界に浸っても、意外と厄介なテーマを扱ってるのかなと観ても、楽しめることは間違いありません。
前作の嫌悪感さえ抱かせるほどのハチャメチャさが丸くなってしまったことが不満なファンもいるかもしれませんが、今のスコットランドやイギリスやEUを取り巻く状況の中で、無軌道な若者(オジサンになってはいますが)の視点だけと思われる映画を作ることを、今の監督が〝選択〟しなかった結果なのかもしれないですね。
9.11や東日本大震災や熊本地震などを経験したアーティストが以降の作品作りや活動に於いて、少なからぬ影響を受けたのと同じように、スコットランド独立を問う国民投票とか、EU離脱というのも、日本人には想像できないほど大きなことなのだろうと思いました。
20年ぶりのトレインスポッティング。 役者がみんな残ってるのも凄い...
前作見てなくても面白い
原作よりもちゃんとした続編
俺等の世代では、ちょうど1作目が二十代で、
この世代では社会現象というくらい流行った作品。
続編の原作「ポルノ」が発売された辺りから、映画続編の噂があったが、
この頃、監督ダニー・ボイルが、映画「ザ・ビーチ」にユアンを使わず、
製作会社のいいなりに主演をディカプリオにした事で、
約10年間の仲違いになっていたので、製作が叶わなかったが、
最近仲直りをし、ついに続編製作が実現!
正直、ファンの為の映画になるだろうなぁ、と、
あまり期待をしていなかったのですが、
意外や意外!ちゃんとした続編映画になっていて、
しかも出来がかなり高い!
しかしやはり1作目のテンションには敵わず、
所々で1作目のシーンが出て来るのだけど、
やはりそのシーンで、
かなりテンションが上がってしまう自分がいました。
ツッコミどころは多々ありますが、
(ベグビーが脱走して、王道どうり家族の家に戻ってくるのですが、
何故か警察は探しにも来ない。地元に滞在しているのに、
1度も警察が探しにこない。警察はバカなの?(苦笑))
それさえ気にしなければ、凄く良く出来ています。
もし1作目を観ていて、観るのを悩んでいる人がいるなら、
迷わず観る事をお薦めします!
しかしベグビー役のロバート・カーライル、凄くいい役者なのに、
皮肉にもユアンが出れなかった映画「ザ・ビーチ」に出演したのに、
この映画がラジー賞にノミネートされる程、アメリカでは大失敗をし、
ハリウッド進出失敗になってしまった・・・勿体ない!
20年
リアルとフィクションの交錯
20年前にトレインスポッティングをみた時が23歳。当時この映画にものすごく感化されていたのを思い出した。しがないビデオレンタル屋でアルバイトしていた青年は今や43歳。劇中の登場人物も見事に20年分歳を取っていて、あの人は今的な物語に妙なリアリティと、えもいえぬカタルシスを感じた。
主人公たちの破綻した人生と自分の歩んできた人生が照らし合わさって、同世代だからこそ感じられるトレインスポッター感??なんて言うのか物語が自分と繋がってる感じがことさらT2という映画を特別にしていた。
しょうもない、救われない、悲惨な人生なのに、ドラッグ中毒で人生をダメにしたスパッドの良心に、どんな人生でも尚希望を抱かずにいられなくなる気持ちにさせてくれる。
劇中でスパッドが書いた自分たちの物語は劇中では決して報われないのに、それがリアルに繋がって、いま自分が見ている映画になっているというフィクションとリアルの交錯がこの映画の1番の醍醐味でした。
全161件中、101~120件目を表示