泥棒役者のレビュー・感想・評価
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絶妙なバランスの面白さと切なさのある映画
長まわしでのワンカットが多く、メインで出てくるお屋敷のほぼワンシチュエーションの密室劇。
そこで次々と登場人物達の取り巻く状況、人生が進んでいく様は『映画』なんだけれど、原作でもある『舞台』の空気感がしっかりと残っている作品でした。
役者同士の掛け合いは絶妙な間で、舞台観劇好きの方にもオススメしたいです。
コミカルなシーンもある中で垣間見える、様々な年齢、性別の登場人物達が抱える悩みや葛藤が、会うはずの無い人達との偶然の出会いから、少しずつ希望へと変化するグラデーションがとても自然で良かったです。
感情移入をして没入してしまう映画というより、見た人の心に寄り添ってくれる暖かみのある映画だと思いました。
暖かい映画だけでは終わらず、色味の派手なセットや衣装、少しずつ掛け違えてズレていく絶妙な面白みのある会話など、知らずに見入ってしまう良い映画でした。
気楽に笑える拾いもの映画!
あまり期待せずに観てみたらライトに笑える楽しい映画でした。
結構小ネタギャグ満載の内容に加えて
関ジャニの丸山くん主演だけあって、二十歳前後の女の子が多く
女の子達の可愛い笑い声に引っ張られて、
昔、女の子だったこちらも何だか楽しくなってくる。
一緒に観る客層は大事ですね(笑)
最後のオチは少々希望的ファンタジーですが、
リアルだけが映画では無いので
正しいことを直球できちんと言う映画があっていい!!
やっぱ、市村正親さんは流石に変幻自在だし、
ユースケ・サンタマリアは、ほぼそのまんまのキャラで
ウザ面白い(笑)
久しぶりに映画館に行ってみよう!という人には十分楽しめます。
で、月に10本ほど映画館で映画を見る中途半端な映画好きとしては
あらすじを読んで、出演、市村正親という文字を見て
これはヤバイ!!「三谷幸喜」的無理矢理映画かも??
と、大きな危機感を感じて観てみました。
前半は、アッチャ〜〜、地雷踏んだ!!と思いましたが
後半だんだんとちゃんと整理整頓されて納得できる話になって
おお、悪く無いじゃん〜〜と思いはじめ、
ラストは結構良い映画!と普通に思えました。
尺も114分!まだ、我慢できるかな〜
もうちょっと切っても良いかも〜〜(←あんた何様だよ!!(笑)
慌てて席を立たず、
カメオ出演の〇〇さんとかXXさんとかを見逃さないでね〜〜
★もう一度観るなら?地上波なら絶対観る!
コメディのテンポを崩さないコンパクトさが必要
キサラギ、12人の優しい日本人など舞台仕立ての1シチュエーションコメディは好みの作品が多いのでこの作品にも期待して観に行ったが
脚本自体はよく練られており、勘違いから生まれるドタバタコメディの応酬は役者の力量もありテンポよく楽しめるものではあった。
ただそこにヒューマンペーソスを織り交ぜる時おそらく見せたいエピソードが多かったのだろうが
あれもこれも盛り込み過ぎてせっかくのコメディとサスペンスの緩急に散漫な印象を与えてしまっていたのが残念。
結果全体的に綺麗にまとまってはいるものの観覧後の余韻はなく
劇場を出る頃にはさっぱり忘れてしまえるような軽い仕上がりになっている。
笑って忘れて後腐れない、そういう物語もそれはそれで悪くないが最後の落とし所をもう少し余韻ある形で終わらせれば前述の名作に並ぶ逸品にもなっただろうにと惜しまれた。
誰もが観れる楽しい映画。
・演劇脚本が原作らしく古典的喜劇のテンポがあり、キャラクターも色分けされていて、メルヘンチックなデザインの屋内と現実的な屋外で印象を変えていて分かりやすく観やすい。
・夫婦や老人や子供、あとは疲れた社会人に心地よく沁みる楽しさと優しさがあります。
・ある種の専門用語で表すなら「伸びしろのある新参誕席、全年齢向けほっこりオールキャラ」映画。
・物語の軸はシンプルですが、ルービックキューブの様に組み合わせていく構成の面白さがあるので、駄洒落好きな男性におすすめ。
・演出やディテールの意図(編集者の綺麗な爪と主人公の爪の汚れの対比や、主人公が先輩泥棒と対峙する時に横切る車、等々)が理解し易いので、イラストや物語を作るクリエイターにもおすすめです。
・この映画を楽しめるカップルなら結婚に向いてそう。
・週刊少年ジャンプが読めるくらいの読解力があれば子供同士で行っても楽しめる。
・こういう映画が増えて気楽に映画館に足を運ぶ様になって欲しい。
笑えるシーン満載
吉本新喜劇
笑えて、ウルッとくる映画。
心あたたまる映画
「泥棒が色んな役を演じる超喜劇エンターテインメント」という情報を頭に映画館に行きました。初日に見に行くと超満員。主演の丸山くんが「コメディーではなく喜劇」と言っていましたがまさにその通りで、個性豊かな登場人物たちによる勘違いに笑いが止まりませんでした。それなのに泣ける!さっきまで笑ってたのに泣けるんです。笑って泣ける映画とはまさにこのこと!と思いました。主演の丸山隆平さんをはじめ、映画にしては少なめな個性的な登場人物たちを豪華共演者で演じる、皆さんの演技とても素晴らしかったです。西田監督の作品はこれまでにも見たことがありましたが、西田監督の世界観が存分に詰まった素晴らしい映画だなと思いました。
2017-88
何度も笑ってしまいました
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