劇場公開日 2018年3月30日

  • 予告編を見る

「スパイ映画 かくあるべし」レッド・スパロー farさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5スパイ映画 かくあるべし

2018年4月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

先ほど観てきたので簡単に感想を。

ロシアとアメリカを手玉に取る女性スパイの物語──と書くと、カビの生えた使い古しのネタに感じますが、とにかく脚本が秀逸!
騙しているのか?騙されているのか?誰が誰にどこまで騙されているのか、最後まで予断を許さない展開に圧倒されました。
個人的にスパイ映画には、仲間や敵対者との心理戦や巧みな駆け引きを期待するのですが、そういったポイントがしっかり押さえられていて、ラストまで楽しめました。
そして、そういう意味で本作は、「スパイ映画ならこうあってほしい」と思うイメージとピッタリ重なる作品に仕上がっているのかなと。

また、主演のジェニファー・ローレンスの体当たり演技も強い存在感を放ち、作品に一定の緊迫感と重厚さを与えています。

全体を通して、久しぶりに高い満足感を得られた作品でした。オススメです。

※ ★-0.5の理由は、全編を通じて言語がほぼ英語だったことです。ロシア人設定なのだから、自国にいるときくらいロシア語で話してほしかった。プロット上は意味がないのだろうけども。

macotchan