「800メートル先の【異国】」ドリーム だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
800メートル先の【異国】
クリックして本文を読む
以前からずっと観たかった映画。
なのに近くで上映してない。
高評価のレビューも相まって
期待しまくりで観に行った結果。
私史上、もっとも「ライト」な
人種差別をテーマにした映画だった。
想像絶する当時の人種差別に
明るく、軽く、あくまで
ライト【light】に
立ち向かう主人公3人。
その先で彼女達が手に入れたのは
NASAの誰もが認めた
ライト【right】スタッフの称号。
物語序盤。
毎日800メートル先の
有色人種専用のトイレへ
ダッシュするキャサリン。
それが物語後半。
ケピンコスナー本部長の
「キャサリンを探せ!」の号令で
800メートル先の「異国」まで
ダッシュで探しに来る白人男性。
最後は
自らが先頭に立ち
まるで導くかのように白人を従え
本部長のもとへ再びダッシュする
キャサリン。
孤独だった黒人のダッシュが
いつしか白人のダッシュを呼び
最後は黒人と白人のダッシュに変わる。
どんな御涙頂戴のシーンよりも
素晴らしいシーンだった。
加えて、これ以上ないくらい
この映画を象徴しているシーンだった。
コメントする