「正しいことは正しい。」ドリーム Kazueさんの映画レビュー(感想・評価)
正しいことは正しい。
今年一番の映画!三人が前向きにそれぞれの逆境を乗り越えていく毎に拍手したくなった!挫けずに正しいことをやっていれば、壁になる人も味方につけることが出来る。最後はお願いされる立場にもなれるのだ。勇気が湧いた。明日からも仕事頑張ろう!
今でさえ、性差や年齢差で評価に見合った仕事に恵まれないことはあるが、この頃は、coloredが、しかも女性が、白人と同じ、であったり、まして成功することは許されない、のが普通、の価値観の中で、実際は耐えられない屈辱を受けたのだと想像する。図書館で本を借りることもできなかった帰りのバスで、ドロシーが息子に言い聞かせてたメッセージが全てを語っていたと思う。数式も正しい答えは1つ。計算係の女性は日々そんな思いで働いていたのかもしれない。
ドリーム、という邦題は、キング牧師の言葉からだとおもうが、ドリームガールズみたいだし、原題: Hidden Figures はすごい含蓄があるので、そこもうちょっと考えた邦題がよかったかと。NASAの成功の一番の要に"隠されていた"天才黒人"女性の姿"、今まで"気付かれもしなかった"不平等な前例を変えさせた勇気、最先端IBMの電算機能も最後は人が"数式"を解いて確認する。そう捉えると、あらゆる人の力は偉大である。
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