「映画IQが必要な作品」三度目の殺人 しゅりさんの映画レビュー(感想・評価)
映画IQが必要な作品
知識ではなく、映像から何かを読み取る力が必要。
是枝監督らしい絵で見せる作品。
役所広司という中身の詰まった天才が演じる、
阿呆とも勇者ともとれる犯人役。
サイコパスらしい丁寧な物腰が本当にリアルで引き込まれる。
対する福山雅治演じる弁護士役も、
決していい人ではないが悪い人でもなく、人間くさくて引き込まれる。
人は何をもって裁くのか、法廷ドラマとしてはありがちなテーマなのに
ここまで引き込まれるのは、
役者の持つ演技力とそれを引き出した是枝監督の技量によるものだなぁと思う。
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