劇場公開日 2017年9月9日

三度目の殺人のレビュー・感想・評価

全511件中、1~20件目を表示

4.0役所広司の表情を凝視するだけで無間地獄に……

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

是枝裕和監督がオリジナル脚本で構築した世界は、法廷心理ドラマ。
勝ちにこだわる弁護士と、殺人の前科を持ちながら再び殺人をおかし火をつけた容疑で起訴され、犯行を自供する男。この2人を福山雅治と役所広司が演じているのだが、観れば見るほど理論武装がまるで役に立たず、本当に目の前の男が人を殺したのか確信が持てなくなっていく弁護士・重盛の苦悶の表情が印象的だ。
撮影に際しては、1年間以上にわたり弁護士や検事への取材を敢行したという是枝監督。
「人殺しが出てくるような映画を撮ったことがなかった」是枝監督は、「神の目線、全てを知る人が登場しない法廷ものが果たして成立するのか」を検証するため、弁護士陣の協力を仰ぎ、作品の設定通りに弁護側、検察側、裁判官、犯人、証人に分かれた模擬裁判を実施。ここで出てきたリアルな反応や行動などを抽出し、脚本に落とし込んでいったという。
その丁寧な準備には頭が下がる思い。と同時に、自供していた犯行を簡単に否認し、周囲を大混乱に陥らせる男を嬉々とした面持ちで体現した役所には、最敬礼だ。

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大塚史貴

4.5「空っぽの器」という言葉が、役所広司主演作『CURE』を想起させる

2017年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

謎めいた事件の真相を追う者が、対峙する犯人の闇にいつしか取り込まれてしまうという筋は、映画にもたびたび登場する。接見室のガラス越しの対話シーンという点では、近年の傑作『凶悪』(白石和彌監督)と共通するが、役所広司が演じる三隅を指して語られる「空っぽの器」という言葉で、黒沢清監督作『CURE』を思い出した。そこでは刑事の役所と、催眠暗示の使い手の萩原聖人、それぞれの状態を示唆するように同様の表現が使われる。

『CURE』では役所が犯人を追う側、『三度目の殺人』では犯人という立場の違いはあるが、犯人のブラックホールのように空虚な闇に取り込まれてしまう構図や、一種の超能力のような特殊能力を犯人が備えることの示唆を合わせると、黒沢監督の『CURE』に対する是枝監督からのアンサーソングのようにも思える。そう考えると、三隅が残す「十字」は、『CURE』の「X字」の切り傷との符号のように見えてくる。

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高森郁哉

2.0スパッとしない映画

2026年8月3日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

驚く

ドキドキ

え?ん??
で、結局...?ってなった記憶がある。
私のように、スパッとしたエンディングが好きな人にはオススメしない。

■友人にオススメする?
薦めない

■友人に「見た方がいい?」って聞かれたら?
見ないほうがいい

■もう一度見たい?
見なーい

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磯野ゆな

4.0是枝裕和脚本・監督による法定サスペンス

2026年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

【概要】真実から目を背ける法廷の矛盾を描き現在の司法制度や死刑制度を痛烈に問う
【感想】通常の法廷劇とは異彩を放つ練りに練られた脚本と役所広司の怪演が珠玉
【哲学】人を裁けるのは神のみか

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@SAY

3.5是枝裕和監督特集Vol.12「司法は事実だけで成り立っていない」

2026年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

斬新

ドキドキ

 是枝監督は、社長を怨恨の果て殺し、死体を焼いた容疑者と彼の弁護士のやり取りを緻密に描いている。容疑者は「自分がやりました」とあっさり自白し、弁護士の思惑も死刑ではなく、無期懲役にしようとするものだった。
 私がこの映画を見て、強く感じたことは、司法という場は、事実だけでは成り立っていないのではないかということだった。
 容疑者は二度目の殺人をおこした。しかし前回も今回も、動機がかなり「あいまい」のような気がする。この「あいまい」さに、彼は冷酷な殺人鬼ではなく、やむなく人を殺したのではないかという思いがわいてくるのだ。
 それは二人の娘の存在を是枝監督が描いたからだ。殺された社長の娘が弁護士に打ち明けた「事実」はかなりの衝撃を弁護士と見る者に与え、裁判の状況を左右しかねない「事実」であった。
 それと、弁護士が容疑者の故郷、北海道に行ったシーンで、容疑者と彼の幼い娘が雪の中ではしゃぎ、雪の上に「大の字」になる姿を空中からとらえたショットは単なる回想ではないと思うのだ。「大の字」は、十字架のように見え、罪と裁きと赦しを暗示しているように感じた。その形は、容疑者が埋葬した小鳥の墓や社長が焼かれた痕跡に重なり、瀧本幹也の映像は、死のイメージをあらわしている。
 社長の娘の話を弁護士から聞いた容疑者は、一転して自分は殺していないと供述を変える。役所広司と福山雅治が面会所を隔てているガラス越しに話すシーンで、同じガラスに二人が同時に映りこむ瀧本幹也のカメラは圧巻だった。容疑者の言葉が、事実であろうがなかろうが関係なく、命を懸けた容疑者と彼の意志を尊重しようとする、二人の魂がぶつかり合う瞬間を映しだしているように感じた。
 結局この事件の真実は最後まで明らかにならない。だからこそ、この裁判は事実だけで成り立っていないのである。そして自分の供述を変えることで、「三度目の殺人」を犯そうとしたのではないか。そこには、容疑者の誰かを守ろうとする優しさと、社会そのものへの深い絶望が同時に宿っているように感じた。

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かな

4.0翻弄されっぱなし

2026年7月5日
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鑑賞方法:VOD

難しい

被告人である三隅さんの証言が二転三転するので観ているこちらは混乱し訳がわからなくなってくる。
終盤になってその意味がわかりなるほど、となる。
悲しくも優しいお話。と受け取りました。
幸せになってほしい。

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mitsuba635

3.0役所広司さん演ずる犯人に振り回された。真実は分からず

2026年6月27日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

犯人が真実を語らない、惑わす演技が凄すぎで、
真実が何か分からずじまい。
という考察好き向け映画です。

犯人の意図が公判前と公判中で一貫していないので、
考察も解釈も置いてけぼりになります。
死刑判決を回避したかったのなら、なぜ財布を盗んだのか?など。

考察のサイトを見てみようっと。

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kobo-ojisan

2.5役者さんは良かったです

2026年6月10日
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鑑賞方法:VOD

好き嫌いで言えば好きではなかったです。行動の裏付けというか、そうなるか?と思ってしまいます。最初のシーンから???正義が悪が織り混ざった人間像が理解に苦しみました。リアリティに欠けていたように思う。最終判決はあれで終わるのでしょうか?記憶には残らないと思われます。

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ワン

-三度目の殺人

2026年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

横浜ブルク13で是枝裕和監督『三度目の殺人』鑑賞。広瀬すずに対する演出がどうも気になる。杖や車イスを使わず、極度のびっこを引かせることに意味があるのだろうか。。。 あ〜なんかモヤモヤするなぁ。メール流出・週刊誌・十字架だから、斉藤由貴がウソをついてるとゆーことにしておこう。A99

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はにわさん in 2026

3.5良かった

2026年6月3日
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鑑賞方法:VOD
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ゆうと

3.5映画終活シリーズ

2026年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2017年度作品
劇場上映鑑賞以来、二度目でしたので細かいところまで理解できたが
是枝裕和監督は、他の監督と違いグロや暴力シーンをスルーする
そこが、この作品のシチュエーションとしてもの足らないとこでは

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あきちゃん

3.5"自分を殺して他人を殺して法に殺される"

2026年3月18日
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有栖川もらと

4.0三度目の殺人とは

2025年10月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

悲しい

知的

驚く

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コタロー

0.5よくわらんのですが…

2025年8月13日
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意味深風でからっぽな印象。
CMでは面白そうなシーンを使いまくって、
興味関心を引いておいて、
蓋を開けたら、からっぽ。
僕はそんな風な印象でした。

個人的には考察するのは好きだけど、
さすがに任せすぎというか…

是枝監督はいつからか完全にこういう作風になっちゃった。

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ろろ

5.0真実が入っていない空っぽの器

2025年7月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

三度目の殺人

2017年公開

タイトルは「三度目の殺人」
ならば、最初の殺人は、昭和61年1986年の北海道留萌での二人が殺害された強盗放火殺人事件のことです
犯人は死刑を免れている
判決を下したのは主人公の父
今では死刑判決を下さなかったことを後悔しています

二度目の殺人事件は、劇中の現在公判中の殺人事件のこと
川崎の食品加工会社社長強盗殺人遺体損壊事件
冒頭にその殺害シーンがあります
被告は最初の殺人事件と同じ三隅
劇中では、はっきりとは示されませんが、公判中の裁判で死刑を求刑されるようです
主人公の弁護士重盛は死刑判決から無期へ減刑を勝ち取ろうと、様々な法廷戦術を弄そうとしています

では、三度目の殺人とは?

もちろん、この裁判で、ラスト10分で下される死刑判決のことです

つまり、死刑とは社会による殺人だという本作の主張がタイトルで容易に読み取れるようにできています
すなわち本作は人が人を死を選別する死刑制度を批判する作品です
それ故に、人が人を裁き生命を奪うことが果たして正しいことなのか、理不尽なことではないのか、それを観客に考えさせるように、物語も、演出も考え抜かれて構成されています
だから、主人公の弁護士初め、この裁判に関わる法曹界の人物は皆、事務的に、人の生死に関わる重大性を少しも感じていないかのように描かれます
「罪と向かいあうとは、真実から目をそむけないことです」そう真面目そうな女性検事の発言に主人公の弁護士達は冷笑するのです
市川実日子にピッタリの役でした
いま、こういう役なら右にでる人はいません
被告人は言を左右して何が本当なのか分からなくします
役所広司の巧みな演技がそれを増幅させます

弁護士役の福山雅治はいつもの自信満々な姿ではなく、個人的な悩み事を抱えて、不安そうです

本作は、この被告人が本当に殺人事件の犯人なのか?動機は何なのか?
真相はなんなのか?
そんな事はどうでもよいのです

人は神ではないのだから、絶対に正しい事などわからないのです
しかし、それでも死刑制度は日本に存在していて、死刑判決を受けた受刑者はある日国家によって殺人されるのだ!と、それを大声で主張している映画です
その上で、この主張に賛同するのか、それでもまだ別の意見を持つのか、それは私達観客のそれぞれが本作を見た上でどう考えるのか、よく考えてみて欲しいということです

ラスト10分の面会で三隅と重盛とで交わされる会話から恐らく真実と思われることがようやくわかります

被害者の娘咲江の為に彼女の父に裁きを与えた
その真相が明らかになれば彼女が法廷で晒し者になる、それを回避しょうとして一転して殺害自体を否認したということでしょう
保険金殺人というのも、見て見ぬふりをした咲江の母親への裁きであったのでしょう

重盛が真実にほぼたどり着いた事を知り、三隅は突如として全面否認に転じます

ガラスの反射による三隅の顔が二重にみえる映像は、人間の心の多重性を表現力していたと思います

咲江が立ちよるパン屋のシーン
丸十ベーカリーの看板が目立っていました
丸は○、十はXです
監督からのヒントだったと思います

慌てふためく弁護士陣
真実の隠蔽をはかり、咲江の証言の口封じすら行うのです

つい先日
死刑執行のニュースを見ました
三度どころか数度目の殺人だったようです
本作では、判事も、検事も弁護士も、誰も真実を知ることがないまま、死刑判決がくだされました
まさに空っぽの器です

本当のことで、人の命を裁いたのは実は三隅だけだったのです

この死刑囚はどうであったのでしょうか?

真実に目を向けていない判決なら、罪と向かいあうこともまたできないまま死刑にするということではないでしょうか?

人の命を弄ぶのに理不尽なことです

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あき240

3.5タイトルにある三度目とは、、

2025年1月7日
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鑑賞方法:VOD

有罪率99.9という日本の司法
この是非では無く、「裁く」という現場の本質とはなんなんだろう

自白のみで具体的証拠もなく、前科者の再犯という事で本件の量刑は死刑
日本の裁判所の怖さを見せる
途中、裁判とは真実を白日に晒すと言う事もあるが、そもそも出来レースの場であるとあからさまに描き出す

色んな意味での怖さを感じる
三隅の誘導は最たるものだった

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零式五二型

2.0へーって思いながら観れた

2025年1月3日
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鑑賞方法:その他

役所広司が叫ぶ役ばかり観てちょっと違和感だと思っていたので、この役は個人的にはまりやくでした。

ふわああっと職業イメージからはじまって
ふああってなんのきっかけかわからず主役の心理に変化があって、へーって観ました。

是枝監督の他の作品幾つか好きだけどこうゆう系統は苦手なのかなあって自分は思いました。普段激しいの観すぎてるせいかもしれない。

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_5400

3.0福山雅治ミスリード映画NO1

2024年12月19日
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福山雅治が主演だから事件を解決すると思ったら違った
実に面白いって完全犯罪のトリックをカリカリすると思ったら、、、

そもそも主人公弁護士チームが向いている方向が事件解決ではなく刑罰軽減だった
この違いは映画を見た後ならよくわかる

真実は二の次で都合のいいストーリーを作る方を優先
その結果、犯罪者に罪を反省させるチャンスを奪うことにつながるんだなあ

小さい頃の
弁護士は優しい
検察官は冷酷
みたいなイメージって大人になったらぐちゃぐちゃになってよくわかんなくなるよね

よくいく図書館で広瀬すずさんが映った!
すっげええ!
積極的に座るようにしよう

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真平

2.0途中から見たせいかな?すまん

2024年11月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

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ぽん

3.5三度目?

2024年10月7日
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鑑賞方法:VOD

2024年10月7日
映画 #三度目の殺人 (2017年)鑑賞

殺人の前科があり、クビになった工場の社長を殺し、死体に火を付け、しかもその容疑を認めている男の弁護を引き受けた弁護士
面会の度に供述が変わる男の真実とは

前、見たこと忘れてた
まだ6年ぐらい前のことなのに
何でだろう?
本当に見たのかな?

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とし