劇場公開日 2017年9月9日

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三度目の殺人のレビュー・感想・評価

全487件中、81~100件目を表示

4.0話の締め方は好み

2019年5月7日
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話すたびに証言がコロコロ変わる被告人。本当に「からっぽの器」に感じられる演技力がすごいと感じました。

次々と新たな事実が浮上してきますが、中には信憑性の薄いものもありどんどんカオスになっていく展開に様々な結末を予想させて見応えがありました。

最終的にハッピーエンドともバッドエンドとも言えない、微妙な結末になったのも良かったと思います。

ただ、全体的に暗く、あまり好みではなかったので高い評価は付けていません。

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yamte

4.0タコ、ニモ、カナリア、ウサギ、ゾウと会話に動物は出てくるが、映像はない・・・

2019年5月5日
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鑑賞方法:映画館

 全てが是枝裕和監督によるトリックなのではないかと思うほど、観客をミスリードし、スッキリさせない手法に恐れ入ってしまう。有罪か無罪かという法廷モノ作品にありがちな展開ではなく、真実かどうかは問題じゃないと豪語する重盛弁護士(福山雅治)が被疑者三隅(役所広司)に翻弄されるという法廷サスペンスに仕上がっているのです。

 解雇された食品工場の社長を殺害した上に火をつけたという三隅は、30年前にも殺人を犯した過去があるため死刑は確実とみられていた。死刑を無期懲役に持ち込もうと渋々ながらも弁護を引き受けた重盛。単なる物取りではなく怨恨であれば“強盗殺人”が“殺人と窃盗”となり、死刑を免れ裁判にも勝てるハズだったが、いざ接見を始めると、肝心の三隅の証言がコロコロと変わり、ガソリンや盗んだ財布の件や動機について真実が見えないままだった。そこへ被害者の妻(斉藤由貴)から殺人を依頼されたという話まで飛び出してきたので、法廷戦術も変更を余儀なくされる・・・

 鑑賞中、ずっと気になっていたのが『三度目の殺人』というタイトルそのもの。一度目は30年前北海道で起こした事件。二度目は現在の工場社長を殺した事件。すると三度目というのは何のことだ?と、考えながら物語に引きずり込まれるのです。三隅の『羅生門』的な二転三転する供述によって、観客も翻弄され混乱しているので、核心にたどり着かないのだと思います。

 伏線が解決されないままというのもスッキリしない要因の一つ。それは謎の十字架であったり、カナリアが死んだのは5羽だったり、被害者の娘咲江(広瀬すず)がなぜ北海道大学を目指していたのかとか、あるいは重盛の見る夢、妄想であったりとか。考えさせるだけ考えさせて答えを用意しないという是枝監督の術中にハマってしまいます。

 公判中、咲江を証人に呼ぶ前に彼女から新たな証言を引き出します。それは被害者である父親から受けていた性的虐待のこと。父親のことを「死んで当然の人間」だと聞き出し、咲江からの殺人依頼、または咲江を忖度して殺人を犯したんじゃないかと三隅にぶつけると、一転して「俺は殺していない」と無罪を主張するようになります。おかげで法廷戦術もガラリと変え、犯人性を問う方向になってしまう。おかげで咲江が虐待のことを証言することはなくなり、法廷での辱しめを受けることはなくなりました。

 序盤で、重盛の娘が嘘の涙を流すシーンがありますが、これが「法廷は真実を究明する場ではない」という言葉にうまく繋がっていて、真実は犯人のみぞ知ることを象徴しています。「三度目」というタイトルの謎についても、真実は藪の中に隠され、正解は観客に委ねられるということではないでしょうか。1つの意見としては、無期懲役を勝ち取ることができるかもしれない状況下で、咲江を庇い、一転して無罪を主張したために死刑を言い渡されたこと。つまり三隅自身が自分を殺してしまったと解釈できることです。これもまた真実を究明すべきじゃないのかもしれませんが。

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kossy

4.0役所広司の空っぽがすごい

2019年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

難しい

役所広司の演技がすごくて、見てるこっちまでイライラしてまうんやけど、最終的にはえ、怖っ、、、てなるくらい引き込まれる演技やった。話はちょっと難しくて、すげぇもやもやしたんですが、解説の記事読んで、腑に落ちました。

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たね

2.5私的には結末をハッキリと示して欲しかった。

sさん
2019年3月10日
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私的には結末をハッキリと示して欲しかった。

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s

4.0重い、ひたすら重い

2019年2月25日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

知的

難しい

役所広司と福山雅治が織り成す、重厚な心情が淡々と流れて行く絵は非常に美しい。
あまり、動的な絵ではなく、スローモー。
そして二人の言葉は謎々。
最初はこの作品が何故日本アカデミー賞?
と思いましたが後半段々見えてくる監督の思惑にまんまとはまりました。
言葉が少なく絵も抽象的なので観る側に
もの凄くイマジネーションを要求する作品でした。それにしても役所広司は素晴らしい。
彼は日本の至宝とさへ思える。
その重厚な演技を静かな絵で作り出した
是枝監督の力量は確かだ。
疑ってすいません。
確かにエンターテイメントとしての日本アカデミー賞には物足りないかもしれないが
個人的には納得でした。

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としぱぱ

3.5もやもや

2019年2月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

見終わってもやもや感だけが残りました。
誰が犯人で、なにが真実なのか、すべてが答えがないままに終わるのですっきりりしない。
序盤、中盤とゆっくりしたテンポではあるが面白かっただけに残念。

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たけお

4.0タイトルの意味を考えさせられる

2019年1月31日
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鑑賞方法:DVD/BD
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サケビオース

4.0真実という名の迷宮へ

2019年1月21日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

知的

難しい

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しゅうへい

4.5裁くことは誰が決めるのか

2019年1月18日
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脇を固めるのが吉田鋼太郎、満島慎之介というところでテンション上がりつつ、役所広司…いや、三隅に呑み込まれる。

シンボルとしての十字架が、"神"を現しているのかもしれないが、"神"と口にすると、この映画の中では、ひどく、偶像に見える。だから、"誰か"という表現。

最後に三隅と重盛は離れていく。いや、もともと、三隅はそこにいて、重盛もそこにいて、二人はただ出会っただけなのかもしれない。

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ぁぃか

4.0監督お得意のモヤモヤ

2019年1月9日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波、CS/BS/ケーブル

知的

難しい

色々と疑問が残る作品だった。
タイトルの意味は確実に、観た人たちの中で話題になるやつだなーと。
福山雅治ファンだけど、思っていたよりは役所さんと渡り合えてた気がする。

もっと、スッキリさせる展開やラストを描こうと思えば描けたと思うのに、さすが是枝監督らしいなー。

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さな

2.0これで終わり?!!

2019年1月5日
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鑑賞方法:TV地上波

寝られる

おもんな!!!

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葉

4.0司法制度のあり方に対して疑問を投げ掛けた良作。真実はどうでもいい、...

2018年12月28日
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司法制度のあり方に対して疑問を投げ掛けた良作。真実はどうでもいい、この映画にも言えることなのかと考えてしまう。

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ハラオ

4.0結末を知ってからまた見たい

2018年12月27日
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鑑賞方法:TV地上波

見終わった後に、もう一度見たくなる

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Daiki Sugiyama

3.0答えはわからない。

2018年12月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

結論がわからなければいいってもんじゃない気がする…
犯人かどうかはおいといても、なにかしらきれいに伏線が回収されるような要素は必要な気がする。
これではなにが言いたいのかもよくわからない。
検察役の市川実日子がよかった。

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スベスベマンジュウガニ

4.5”三度目”とはなんだったのか。何度でも観返したい作品

2018年11月26日
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鑑賞方法:TV地上波

知的

大好きな是枝監督作品かつアカデミー賞受賞したのにまだ観ていなかったのだが、TV地上波で早くも初放送されたので録画して鑑賞。
これは受賞すべき作品だとすぐに納得。是枝監督はすでに名実ともに日本映画史に名前を残す代表的なひとりとなったと思う。

この世の法律や司法制度の保守化や矛盾を風刺しながら、本当の罪とは、それとの向き合い方とは、そして人の命の尊さとはを、重い静かなトーンでグサリと抉ってくる内容。
ほぼ刑務所の面会所での弁護士と容疑者の男とのやりとりで話が進む構成に、その細かややりとりや駆け引き、心の葛藤が繊細に浮かび上がる。そこで際立ってくるのが役所広司の本心がどこにあるのかを迷わせるあの目の奥の演技は圧巻。

男が本当は何を思いどう行動したのか、またそれに関わる人たちの心の内は…いろんな見方があり一度では捉えきれなかった。近々にもう一度観て咀嚼したい。

そして、”三度目”に込められた意味は…

是枝監督が切りとり紡ぐテーマに今後も目が離せない。

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もの語りたがり屋

3.0あなたが信じたいストーリーを容れる、からっぽの器

2018年11月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

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kan

3.0しっくりこなかった

2018年11月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

役所さんの演技は本当に素晴らしいけど、福山が福山にしか見えず…
子供の万引きシーンとか必要だったのかしら…?
ラストの撮影方法はうまく器を表現してて唸った。

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soleilヾ(´ε`○)

4.0考えさせられる

2018年11月11日
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鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

知的

難しい

セリフの一つ一つに意味があり、全く目が離せなかった。
見終わった後、いろんな疑問があって、自分なりに考え、
こちらのいろんな方のレビューを読んで、
すっと、腑に落ちました。

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まーわん

5.0じっくり魅せて貰いました

2018年11月10日
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登場する全ての方が見せる間が、絶妙で素晴らしかった!

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おちとしひろ

4.0真実なんてどこにもない

2018年11月4日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

難しい

最初に言ってしまうとこの映画は、この手の映画にあるあるのスカッとじゃなくモヤッとする終わり方。オダギリジョー主演の『ゆれる』と主題は同じ感じがする。
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映画中何度も「ホントのこと」ってセリフがあるけど、結局「ホントのこと」なんて見る人によって違うし、皆自分が見たい、都合のいい「ホントのこと」しか見ようとしない。
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そして事件の関係者が泣く。これ私はみんな結局嘘ついてたんかなって思ったんだけど、最初らへんに福山雅治の娘が嘘泣きをしたくだりからずっと気になってた。広瀬すずに関しては娘の嘘泣きと泣き方が同じに見えた(笑).
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あと、役所広司と福山雅治の面会室でのシーンで徐々に映し方が変わって、最初は福山雅治が左にいたけどそれが角度が変わって右に来て、最後にはほとんど同化するように映っててそこの変化が面白かったかなぁ。

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せつこん