ヘッド・ショット
劇場公開日:2017年3月11日
解説
「ザ・レイド」シリーズ、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のイコ・ウワイが主演を務めるインドネシア産のバイオレンスアクション。記憶を失った男が、愛する女性を救出するために犯罪組織に立ち向かう姿を描いた。頭部に銃弾が打ち込まれ、瀕死の状態だった男は、2カ月後にようやく目を覚ますが、自分の過去や名前といったすべての記憶を失っていた。徐々に回復した男はイシュマエルと名付けられ、治療にあたった女医アイリンと次第に惹かれあっていく。死んだはずの男が生きていることを聞きつけた犯罪組織のボス・リーは、イシュマエルをおびき出すためにアイリンを誘拐。アイリン救出のためリーのアジトへ乗り込んだイシュマエルは、刺客たちとの激しい戦いを繰り広げる中で、失われた記憶がよみがえっていく。「ザ・レイド GOKUDO」のジュリー・エステルら、「ザ・レイド」シリーズのキャスト、スタッフが参加し、プロレスラーの後藤洋央紀も刺客の1人として出演。
2016年製作/118分/R15+/インドネシア
原題:Headshot
配給:アークエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2017年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
タイトルに違わず、どアタマに強烈なパンチを見舞う肉体系アクションの怪作だ。イコ・ウワイスが主演しているからといって『ザ・レイド』の二番煎じのように考えるのは大間違い。これはこれで、みぞおちに激震が走るような強烈なアクションとバイオレンスをみなぎらせながら観客を追い詰めていく。身体的、技術的なクオリティもなかなかのものだが、各キャラの色付けもめっぽう面白い。武器も違えば戦い方もそれぞれ違う。こんな有象無象の只中で、決して同じことの繰り返しに陥らないコレオグラフィも秀逸。
ストーリー的にはいわゆる格闘マンガ的ではあるものの、雑魚から大ボスまで登りつめていく感覚が、特定の世代からすると実にたまらない。と同時に、最も効果的なスパイスとなっているのは、実はアクションの狭間に挿入される詩的な「静寂」なのかもしれない。このバランスに魅了され、恐れ入った。壮絶な世界に誘われる2時間。レイトショー公開はもったいない。
2021年7月19日
Androidアプリから投稿
ストーリーは分かりやすく、結末も良い。
戦いを続けることで断片的に戻るかつての記憶。昔の仲間との殺し合いはキツいよな。
不満を上げるなら主人公の裏切りに至るまでの経緯、主人公の殺し屋時代のエピソードや戦闘シーンが欲しかった。主人公の深掘りが足らないように思える。
また、アクションがレイドに比べてちょっと見劣りするかも。なんか派手さ、エグさ、爽快感が物足りない。でもそこがリアルで良いかもね。
また、ベシとの戦闘の際はカメラがブレブレで若干見辛い。躍動感があるのは良いがもう少し抑えて欲しかった。
それと、DVDのパッケージの宣伝文句はちょっと言い過ぎかな。
3.5打
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意外とシリアスな展開だった。
ザ・レイドの印象が強く抜き身の緊張感というか…独特の真剣味というか、そおいうものを求めて鑑賞。
中々に凄まじいアクションではあったものの、レイド程の手に汗感には至らなくった。
案外長回しやルーズなアングルなせいかとも思うのだけど、格闘技ファンには「これぞ!」という見せ方なのかもしれない。
今回は残酷描写というか、ゴアな感じが結構挿入されてて、評価が分かれそうな雰囲気。
俺には特盛な感じでゲップが出そうな分量であった。
後はそうそうお目にかかれないインドネシアの街並みや風景なども楽しいかなぁ。
物語は起承転結がしっかりあって、さきの展開が予測できるも見やすかった。
すげーいい。迫力ある映像。やたら皆殺しにするバイオレンスアクションもの。