「アドベンチャーゲーム好きに見てほしい」トゥームレイダー ファースト・ミッション autumn003さんの映画レビュー(感想・評価)
アドベンチャーゲーム好きに見てほしい
試写会に参加させていただきました。予告編からは冒険パートの詳細があまりわからなかったのですが、実際観てみて大変盛り上がるアドベンチャー映画でした。
まず開始早々スクウェア・エニックスのロゴが出ます。そうだ原作はゲームだったと思い出します。
序盤は己を鍛えるララの描写があり、ジムでボクサーに絞められたり、賞金目当ての野良サイクルレース(自分以外全員鬼の鬼ごっこ状態)に出たりと、若者らしさもありながら自己鍛錬を積むララが描かれています。
その後、ララが失踪した父の死を認める書類にサインを拒み、父に託された品の中から、父の隠し部屋と失踪の原因の謎を発見します。そこから本番の冒険パートになります。
父の追っていた謎の答えのある島にたどり着いたララは、トリニティという秘密組織が鍵となる遺跡を発掘していること、死んだとされていた父との再会など様々なことが起きます。怒涛のようにイベントとトラブルとアドベンチャーが乱発されるので、本当にダレずに見ることができます。
題にも書きましたが、遺跡冒険パートが本当にファミコン~PS世代のアクション・アドベンチャーゲーム好きが見たら盛り上がるよう要素満載です。
抜ける床と時間制限と鍵合わせとか大好きな方に是非見ていただきたいです。
肝心の「謎」はがっつり日本がネタにされているので、これはもっと日本でもその部分を宣伝すればいいのにと思いました。(脚色された日本の伝承をネタにしてはいますが)
主演のアリシア・ビキャンデルも、29歳のはずなのに20歳そこそこの大学生くらいにしか見えない雰囲気と、タフなフィジカルを併せ持っていたため、大変見ごたえのあるアクションでした。
続編があるとしたら、次回は今回あまり出番のなかったニック・フロストももっと本編に絡んでくれるといいなあと思います。