IT イット “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
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世界最恐のピエロ復活
異常な件数の子どもの行方不明事件が発生している1989年のアメリカ、メイン州デリーを舞台に7人の少年少女たちが各々のトラウマや家庭環境に悩みながらも結束し、諸悪の根源である「それ」へと立ち向かう姿を描いたピエロ映画の傑作である「IT」のリメイクにあたるジュブナイルホラー作品。
TVドラマ版「IT」から27年余りたった2017年、最新の映像技術によってペニーワイズが帰ってきた。
スティーブンキング原作の実写映画化作品として歴代No. 1のオープニング記録を始めとした数々のホラー映画の記録を乗り換える特大ヒットを博し、日本でも想像以上の興行収入を叩き出したらしい。
内容的にはかなり良かったと思う。
前作は189分という長尺で主人公たち「ルーザーズクラブ」の過去と現代でのペニーワイズとの対決を一気に描いていたが、今回は前後編?に分けたようで今作は少年時代を描いた内容だった。
個人的には前作の登場人物1人1人の過去のペニーワイズ恐怖体験をクドイぐらいに同じ構成で描く演出が好きだったが、今作の方が各々のキャラが際立っている印象を受けた。
主役のビルを演じる少年の吃音の演技?(演技でなかったらごめんなさい)ももし演技ならすごいなと思ったし、もちろん多くの方々同様にベバリーことソフィアリリスに釘付けでした笑。
あの雰囲気で当時15歳か。。もはや罪だろ笑。。
んでやはり注目されるはITと呼ばれるペニーワイズ。
ペニーワイズ本人?笑自体は悪くなかったと思う。あの気味の悪い甲高い声とか何しでかすかわからない間の取り方とか不気味さを体現してたと思うけどやっぱり気になるのがその演出。
時代もあるかと思うが前作は映像の質の荒さや全体的に溢れる薄暗い雰囲気とかも相まって単純にペニーワイズが登場したときの画が怖かった。
対して今作はやはり音でビビらす演出が過多。
それと今回R指定にしててちょいグロ演出があったが、個人的には今作はペニーワイズが子どもを攫った後に何をしてるのかがわからなかったから怖いと感じるとこがあった。
だから冒頭の排水溝からのペニーワイズシーンでジョージーの腕喰い千切るシーンとかで割と早々に冷めた笑。いやわかってんだけどそこはいんだよ描かなくて笑。攫われてくジョージーの絶望の声とかだけで充分だよ笑。
あとはラスト手前!下水管まで追い詰められていよいよ決戦感溢れるあの感じ!
まさかの!まさかの!ペニーワイズを少年少女7人でリンチ!笑
長回しで殴られる蹴られる叩かれる無残なペニーワイズ!笑
ホラー映画のラストにしてはあまりにも肉弾的!正直爆笑した!笑
このラストを称して皆さん口々にオヤジ狩りと称される!正直大爆笑した!笑
と文句言いつつも全体的に溢れるスタンドバイミーチックな友情物語やベバリーを女の子として意識しちゃう野郎どものソワソワした感じとか青春要素はかなり良かった。
あとソフィアリリスが続編の大人になったベバリーをジェシカチャスティンにやってもらいたいと発言したことから始まったキャスト予想遊びが面白い笑。
クリプラにジェイクギレンホールにクリスチャンベールにジョセフ・ゴードン=レヴィットなどなどMCUも真っ青の豪華俳優陣笑。
是非とも半分くらいは採用していただきたい笑。
とにもかくにも続編次第な作品。
果たしてかの伝説のクソエンドが復活してしまうのか笑。。
2017年11月04日(土)1回目@MOVIXさいたま
2019年11月21日(木)2回目@U-NEXT
これはジュブナイル要素を含んだれっきとしたホラー映画
遅蒔きながら鑑賞しました。
いやーホラー映画じゃないとか全然怖くないとかレビューあったので気楽に観ていたら、、、ふつーに怖かった(笑)
ホラー映画はけっこー観てて呪怨とか貞子とかは怖くな過ぎて途中で寝ちゃうくらいでしたが、
本作品は(人形やピエロ嫌いっていう個人的な視点を抜いても) ホラー映画として楽しめました。
ストーリーは至ってシンプルなもの。見る人によってその姿を変える「それ」は、ハリーポッターで出てきた「ボガート」に似てる能力を持っていて、加えてけっこー能力高くて、実際対峙したら泣いちゃいますよねあれ。
子供たちのブレイブハートっぷりが素晴らしすぎて感銘受けました。
自分は本作はれっきとしたホラー映画で、ジュブナイル要素はあくまでサブテイストとして盛り込まれているだけだと解釈します。
アメリカ本国でヒットしてるのめっちゃわかるわー、というか日本でもっと評価されてもいいのでは?
映画の演出も全体的に好きな感じではありましたが、確かにびっくりさせる系が多すぎたのでこちらは次作に工夫と進歩を期待
忠実何だと思う
昭和的。
ドッキリ映像
ちょうどいい
恐怖の根源
「それ」は、ひとりひとりが抱えるトラウマの姿を帯にびて現れる。
「それ」は、相手がひとりのときに現れる。
恐怖の根源は常に自己の内部にあり、きっとそれは限りなく孤独に近い。
全体的な恐怖のシンボルは、おどけた踊るピエロと子供たちの歌声や笑い声。楽しいはずのものがぐるりと反転して恐怖に変わるところに、人はより一層の恐怖を見出すのかもしれません。
作中では、イジメや差別、虐待などの痛々しいリアルが描写されます。現実の恐怖と幻想の恐怖とが交錯し、人間の残酷さを印象づけようとしているようにも感じました。
そしてホラー以外の大きな要素である、「負け犬」仲間に芽生える爽やかで甘酸っぱい友情。最高に青春でした。登場人物は多かったものの、各々のキャラクターの個性がハッキリと描かれていたため、混乱せずに見ることができました。
ビルとジョージーの兄弟愛には、思わず涙します。
細かな伏線回収も全体に施されていて、目が離せません!
出会いと別れの季節、9月。河原でのエンド。ホラー映画らしからぬ後味の良い終わり方で、素敵でした。
デリーの他の事件との関連など、まだまだ解明されていない謎が多くあるため、第2章に期待します。
最後に、ホラー映画における音響の効果の大きさを思い知らされました。音に感情を誘導されているといっても過言ではないくらい!
USJのホラーナイト
オリジナルとは違うピエロ
おばけ屋敷のような感じ
第1部 7人のルーザークラブ篇
1988年の米国の田舎町デリー。
町では子供が行方不明になるという事件が相次いでいた。
そんな土砂降りのある日、吃音で内気な少年ビルの弟ジョージーも黄色いレインコートを着たまま、姿を消してしまった。
排水溝口に血痕を残して・・・
そして、ビルの仲間たちも次第に、超常的な恐怖体験をするようになっていた・・・
というところから始まる物語で、その後、ビルは、ベバリーという女の子ひとりを含むいじめられっ子仲間6人と、未知の恐怖に立ち向かっていく・・・と展開していきます。
スティーヴン・キング原作の映画化作品では『スタンド・バイ・ミー』に近い雰囲気で、恐怖描写はメリハリが効いていて、すこぶる怖い。
特に怖いのが、ピエロ姿のペニーワイズ。
1990年のテレビムーヴィ版ではティム・カリーが演じていたが、その時はそれほど怖い雰囲気ではなかった。
中年に差し掛かったティム・カリーが、白塗りの顔の下にどことなく疲れた感じを持っていたからだろうか。
それに対して今回は、ビル・スカルスガルト。
25~6歳ぐらいと若く、生気溢れるコワさとでもいうのか、あちら側でビンビンにやってまっせ的で、ホントこわい。
自称ルーザークラブ(負け犬クラブ)の7人の子どもたちもキャラクターがはっきりしていて、紅一点ベバリー役のソフィア・リリスは大きくなったらエイミー・アダムスになりそうな感じ。
彼女をはさんで三角関係になるビルと太っちょ君もいい感じ。
メガネくんは、『スタンド・バイ・ミー』のコリー・ハイムか、『ザ・フライ』のジェフ・ゴールドブラムといったところか。
なお、物語は原作の1958年から1988年に移行されているが、第2部の「中年篇」を現代の設定にすることからだろう。
IT
大した世の中ではないが…
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