新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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もう少し!
B級ゾンビ映画の完成体
この映画のチケットを買うとき私はカウンターでこう言った「12:45からの新感染(しんかんせん)で」と。そして言葉を発した後に気がついた。
「うわ、新幹線のチケット買ってるみたいになってる…」
ただの暇つぶしにこの映画を見にきていた私は大した期待もせず、スクリーンに向かった。が、映画が始まると次第に世界に引き込まれていった。感染列島の冒頭のような、乾いた日常に潜む不穏。日常と不穏が交互にちょうどいいバランスで来るので見る人に飽きをもたらさない。
そして、パンデミックの始まりに期待を持ちながら見続けると物語の舞台は釜山行きの列車の中へ移り、しばらくしてゾンビパニックが始まる。わかりやすい人間ドラマや列車の仕掛けを生かした演出などのゾンビ映画の基本を全て抑えていて感心していた私はあることに気がついた。
「あれ、、、これ、、、タイトル、、ダジャレじゃね…?」
そう、B級映画にありがちなダジャレタイトルをつけているのだ!そう考えるとB級映画らしいポイントがいくつも出てくる。まず、舞台を新幹線の中だけに限定することでバイ○ハザードのようにバカでかい渋谷のセットを作らなくても済む。この、ミクロな物語を追う手法はB級映画にありがちである。また、火器がほぼでてこない。これも当然そっちの方が安上がりだからだ。このように、この映画はゾンビ映画とB級映画の基本を全て抑えた映画なのだ。
そう、この映画はB級ゾンビ映画の完成体なのである。
半端ない緊迫感が凄かった
男は女を守る生き物
男泣き。
時代が変わろうが
男は女を守る生き物だし
そうでありたい。
あのジャンルが生き残るのは
韓国映画でしかありえない。
圧巻でした。
物語は、ゾンビ+カサンドラ・クロス。
劇場で二度と観ました。
これ、日本で撮れないなー。
悔しい。
ゾンビパニックと人間ドラマの、見事としか言えない融合
「新感染ファイナルエクスプレス」見て参りました。これが洋画なら絶対見ないと思えるほどB級感プンプンですが、これがゾンビ業界屈指の名作。かなり泣きました。娘の名前はソヨンだった!それだけでOK!本当におもしろすぎて、印象が全く3つでは追いつきません。
”泣ける”という部分がこの映画の最大の特徴。ゾンビ映画はあまり見ませんが、アメリカのゾンビ映画は人間ドラマの部分が杜撰。今作はドラマが濃厚です。東出昌大のフォルムに大沢たかおの塩顔を入れ替えたみたいな主人公を軸に、キャラも無理なく豊富だし、対立・和解・結束からの自己犠牲というパニック物の醍醐味もしっかり堪能させてくれる。大味のゾンビ映画とは一線を画していながら、良い部分はしっかり踏襲。過去のゾンビ映画を参考にしたような画もたくさん出てきますけど、やり過ぎてないから見やすかったですし。
アクションも楽しかったー。
中盤、駅から電車に戻ってからの突撃も最高でした。東出風主人公、武闘派新パパ、野球部の3人によるバトル!肉弾戦と頭脳戦の応酬で見てる人を飽きさせません。列車内というシチュエーションをしっかり活かしていて、キャラクターのバランスも良くておもしろい。元々仲間だった野球部の葛藤も織り交ぜてくれてるし。三者が準備を終えてのスリーショットなんてエクスペンダブルズかってくらいベタだったけど、上がりますよね。
この列車突破のシーンは、ワンピースの海列車を思い出しました。第1ラウンド、第2ラウンドと進む圧巻のバトル。
?と思ったのは、端役は一瞬でゾンビ化するのに、主要キャラはゾンビ化まで時間がかかること。でも多分、頭に近い部分を噛まれたら一瞬で、手とかは時間がかかる。東出昌大と武闘派新パパは手だったから遅かったのかな?
胸糞なバス会社常務は、非常にムカつくキャラクターです。女子高生を突き飛ばして犠牲にするシーンは酷過ぎます。もうちょっと無様なラストにして欲しかった。モーターカーに惹かれるとかね。あいつが扉を開けてくれればみんな助かったのは間違いないよ。クソ野郎。
総じて、満点です。楽しいゾンビ映画はあるけど、楽しいだけじゃなくて泣けるのは中々ない気がします。家族の絆と愛に涙し、バス会社常務の身勝手に怒り、大満足で劇場を出ました。また見たいと思います。
いけます!面白いし、良かった。
よくあるゾンビものと異なり、「高速鉄道の中」という設定のおかげであ...
頑張るおじさん達に泣ける
やはり、ヤッてくれた韓国映画
超ビビりが見た感想
ホラーやスプラッタは嫌いだけど、好きな映画評論家が「おもしろい!劇場で見るべき!」と言うので恐る恐る超豪華声優勢揃い吹き替え版を鑑賞。
最初の不穏な空気に「やっぱりダメかも」と後悔。
そして、怒濤の勢いで崩れる日常。
あー!キモいよ!怖いよー!……と思ったものの段々と慣れて途中からは顔を背けず見られた。
ゾンビも怖いけど、人間も怖い。
この作品を『ゾンビ版パニック映画』と言ってる意味が解ったわ。
武器を持たない一般人がその辺にある物と知恵で乗り切ろうとし、ゾンビを前にして浮かび上がる本性。
中盤、何とか助かろうと他人を蔑ろにした皮肉な結果は……。
きっとハッピーエンドなんだろうなと思いながらも全速力で追いかけてくる絶望、絶望、また絶望。
一人一人消えるシーンは本当に切ない(個人的におばさん姉妹が好き)
深読みすると、この映画も社会的な皮肉が込められてるのかしらね?
利益優先で投資していたら、その製薬会社からゾンビウィルスなんて皮肉にも程がある。
韓国の地下鉄の事故やセウォル号、後に解る韓国財閥の関わりと何だか被るし、ゾンビ=北朝鮮とか意味を考えると別な楽しみはある。
そういうのを抜きにしても、ストーリーも良く出来て面白かった……と言いながら、スピンオフで事故の前日譚が公開予定らしいけど怖いんだろうな~。
見たいような、見たくないような。
途中の胸くその悪さが…。
最初は親らしくない父親に嫌な気持ちになり、途中野球少年の仲間を攻撃出来ない優しさを感じ、中年オヤジの自己中にムカつきと沢山の感情になった。
でも、そんな父親を大好きと言ってくれ、みんなに優しい娘に同じ父親として嬉しくなった。みんな大事な人の為に犠牲になる姿、娘を守る為に最後まで戦い、自ら命を絶つ父親。
面白い映画だった。
ただ、最初の感染経緯がよく分からないまま終わったのは⁇⁇
エンドロール後にその辺りと母親と再会した娘が出て来るのかと期待しちゃった。
エンターテイメント性も高い作品
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