劇場公開日 2018年3月3日

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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのレビュー・感想・評価

全103件中、1~20件目を表示

4.5幸せの本質、ささる

2024年8月25日
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知的

幸せ

邦題やカット写真からハートウォーミングないい感じの映画なんだろうな〜と思い観てなかった作品。ホンワカしたのはたまに見るくらいでいいので。
そしたら、全然ホンワカじゃなかった。住環境も人もあらくれてて。荒くれと美しいことは相反するものじゃないんだよね。脳内に染みました。

「シェイプオブウォーター」「ロストキング…」のサリー・ホーキンスが出ているならと期待薄でも(何様恐縮)観てよかった!
人間って… 夫婦って…

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ekmek

5.0ザンパノとジェルソミーナの関係を思い出した。

2024年6月17日
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マサシ

4.0劇的ではないからこそ良い大人のロマンス

2024年5月5日
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つとみ

4.0移りゆく季節の中の一軒家がその棲家

2022年11月14日
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人間としての出会いに気付いていくからこそ感動する
そして彼女の絵は色彩に溢れて美しく、窓の外にいろいろなものが息づいている

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すぅ

3.5二人が愛を育む中で男は愛を知り、女は自分のアートを世に示す。

2022年6月9日
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葵須

4.5しあわせの絵の具と愛を描いた映画

2022年5月22日
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幸せ

純粋が故に手のかかるモードと、根はとても優しいけれど愛情表現が下手なエベレットが心を通わせてゆく素敵なラブストーリー。
難しい役どころだったと思いますが、サリー・ホーキンスとイーサン・ホークのふたりの演技がスゴく良かったです。
切なくも温かい物語です。

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光陽

4.0極貧だが上を望まず不平も吐かない自然な生き様に胸が震える

2021年11月8日
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泣ける

悲しい

幸せ

電気も引いてないカナダの片田舎。モード・ルイスは不自由な体だが兄に住む家を売られ、叔母に預けられているが死産した経験を持つ。魚の行商を営むエベレット・ルイスの求人掲示板に応じ、家を飛び出したルイスは彼の家政婦として働くことになったが、孤児のルイスは人の使い方が分からずおろおろするばかり。
「ベッドは1つしかないから雑魚寝をしろ」と共同生活が始まる。しかし彼女は人の噂なんか全然気にしないむしろ面白がる性格で、暇を見ては壁や板切れに絵の具を塗りつけて花や人の絵を描いて行く。
極貧だが上を望まず不平も吐かない自然な生き様に胸が震える。
絵の好きな人はプラス1星付けるだろう。

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ezu

4.0お互いに欠落してしまっている性格を受け入れ認め合うには多くの時間が必要なのだろう。

2021年11月1日
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どことなく埃っぽい風景。絵にすれば樹々たちの清々しさが観る者の心を存分に癒してくれるだろうに。しかし映画の出だしでは淀んだ川に投げ込まれた子猫のような気分にさせられてしまった。

モード・ルイスという画家を知らなかった。
物語が進んでいくうちにイーサン・ホークはどんな声や目線で彼女の言葉にできぬ哀しみを受け入れるのだろうか・・・そんなことばかり、気になって仕方なかった。演技者としてのセリフや立居振舞に関心を寄せていた。ところが、モードに怒りをぶつけてしまったシーン辺りから、そんな演技への興味はなくなってしまった。そして、僕はいつのまにかこの映画のエンドロールが流れる直前のシーンはどんな形で流されるのだろう?そんな興味でいっぱいになってしまった。

そう、どんな人間にも怒りは訪れる。でも、怒りは自分自身に盛る毒薬に他ならない。
この世のすべては変わり続けている。今、怒りを発せられたとしても笑顔を忘れたわけではないのだ。心身の病も自然の摂理と受け止め受け入れ「それは、仕方のないことなのだ。」と笑いながらうなずく瞬間がいかに大切なのかを思い知らされてしまった。
些細な、退屈きわまる同じことを繰り返す日々。いや、そうじゃないんだよ。窓の外はいつもいっも変化に充ち溢れている訳で、その変化を心耳や心眼で丁寧に感じ取ることが大切なのだ。
生きていくと言うことは汚れていくことなんだから、汚れるのが嫌であれば死ぬしかないのだ。

仕合せを実感する瞬間は誰にでもある。
しっかりと目を見開き心を静めてジッとしていないと感じ取れないよ。

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はる

1.0実際のご夫婦の姿と映画の内容(少々DV気味、時代が時代なので許されるの?)に違和感

2021年10月28日
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toitoitoi

4.5こういうしあわせっていい

2021年6月21日
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主演の2人がとてもよかった。
2人の住むカナダの港町のおうちもとてもいい。

カナダで1番有名だという画家のモード・ルイスがモデル。

重度のリウマチを抱えて、親戚の叔母の家で暮らすも煙たがられて、兄は借金を返すために実家を売ってしまう。モードは自分で家政婦の仕事を見つけて入り込む。

孤児院で育った不器用な男が、最初はそれはまぁモードに対してひどい仕打ち。モードはモードでワールド全開なので、めげずに部屋の壁に絵を描いていく。不思議ちゃんだけど憎めない女と、口は悪いけど根は優しい男。

モード役のサリーは素朴派の絵画を習ったそうで、とてもかわいい絵柄。

不器用な2人が、だんだんと打ち解けていく様がいい。押し付けがましくなくて、画や言葉で見せていく、良作。

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osinco

3.0旦那の出会った当時の粗暴さであったりがけっこう引いたんだけど、純粋...

2021年3月21日
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旦那の出会った当時の粗暴さであったりがけっこう引いたんだけど、純粋な愛情物語ってとらえられるものなんでしょうか。私はこれ制作者がこうあってほしいっていう理想をすごく反映してる物語な気がする。見る人によってこの夫婦の捉え方ってずいぶん変わると思うし、私は悲しい話に思えました。

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原っぱ

4.0言わずとも聞こえる『愛している』

2021年3月10日
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泣ける

悲しい

幸せ

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ポール

4.5素敵な映画

2021年3月6日
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大切なパートナーと出会えた時、人は幸せと感じるのかもしれない。

暗めな色合いの映像なのに、二人のやり取りがとても暖かくて全く違う視え方がした。

イーサンホークの無骨な優しさがかっこよかった。
サリーホーキンスの表情も素敵だった。

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河又 隆志

4.0しみじみ泣けました

2020年12月27日
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SpicaM

3.0沁みた

2020年12月19日
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サンドラがいい人で良かった。不器用だけどちゃんとモードを愛してるエベレット、その愛をしっかり受け止めてるモードが描く優しい絵。イイね、沁みました。

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Yoichiro

5.0途中からボロ泣きし続けた自宅鑑賞の日曜日。

2020年12月13日
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泣ける

幸せ

アカン。こりゃアカン。なんで、こんなに泣かすんや、呪わしい。と、途中でタオルを取りに行きましたがな。遠慮なくボロボロ行けるんは、おうちで一人で観てるからでしょうね。

ドアを開ければ全てが見渡せる小さな家。階段で成長する名前も判らない植物。壁を飛び回る大きな蝶々。寒々とした風景の中、細い二本のワダチを残す手押し車で進む、二人だけの道。

娘を遠くから眺めるだけしかできない哀しさと、それを受け止めてくれる人。あなたが全てだと言える人が隣にいる幸せ。

宝物は、「誰にも好かれない者同士」を引き合わせてくれた、30年前の求人広告。

もう駄目です。これは駄目です。サリー・ホーキンス、イーサン・ホークともに、絶演の中の絶演。

良かった。ものすごく!

今日は邦画2本の予定でしたが、なんか気が進まなくてキャンセル。自宅鑑賞3本に切り替えて良かった。自宅鑑賞は、基本、感想文は書かないんですが、これは、どうしても書きたくなりました。

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bloodtrail

5.0いい映画を観た

2020年11月30日
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幸せ

暗い始まりだったけど、ふたりの愛が育まれるのと同時にこの映画の良さがこちらの心にもじわじわと染み込んできて、最後は深い愛に深く感動する自分がいた。

運命の人、って、さがして見つけるものじゃないのかもしれない
目の前の人と誠実に思いやりをもって向き合っていたら、愛が生まれ、それを大事に育んでいく、昔は愛とか結婚ってそういうものだったのかもしれない

モードの絵がどれも温かくて、それは愛されていたこと、愛する人がそばにいる幸せが絵から滲みでているのだなと思った。

イーサンホークはええ感じに歳をかさねたなぁ。
モードが乗ってる手押し車をエベレットが押して歩くところがとてもすき。

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yuri

4.0お前は最高の女房。

2020年11月24日
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悲しい

幸せ

『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』鑑賞。

*主演*
サリー・ホーキンス
イーサン・ホーク

*感想*
僕は、モード・ルイスさんのことを存知なかったのですが、この作品を見てから物凄く興味を持ちました。
前半は、個人的には不快感しかなかったです。邪魔者扱いされ、帰る場所もなく、孤独だった彼女が、孤児院育ちのエベレットの元で家政婦として働くようになる。

イーサン・ホークが演じるエベレットの第一印象は、めちゃめちゃ感じが悪いです。(^^;
オレ様感があって、見てて不愉快。まぁ~自分の家だし、仕方ないかw

彼女が絵を売るようになってからお互いがギクシャクして、何度か喧嘩をする時もあります。
しかし、物語が進むにつれ、次第にモードを認めるようになってから、持病を抱える彼女を一生懸命に必死で支える所がめちゃめちゃカッコ良かった。

「お前は最高の女房。」

このエベレットの台詞がガツーンと来ます。

男性の僕でもかっけぇ~って思いましたw
そして、感動しました。
サリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技力が素晴らしかったです!

エンドロール直前にご本人が登場しました。

絵がとても可愛かったです。(^^)

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ひろっぴ

5.0私の2020年最高の映画です。 始まって数分で「これは絶対に好きな...

2020年11月19日
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泣ける

幸せ

萌える

私の2020年最高の映画です。
始まって数分で「これは絶対に好きなやつ!」とわかり、それからは「終わらないで」と願いながら観て、最後にしゃくりあげるほど涙が止まらなくなりました。

これは「人を愛すること」についての映画です。

孤児院を出て、友人も作らず魚や薪を売りながら寡黙に暮らす男性と、手足が不自由な上に借金まみれの兄のおかげで実家もなくし、叔母の家で肩身狭く暮らす女性。そんな二人が出会うことで始まる物語。

全然器用じゃない、いろんなことができない、持たない二人が出会って、唯一の伴侶を大切にしたからこそ、得がたい幸せを手に入れたんです。モードを追い出した叔母が、晩年に「家族の中で、あなただけが幸せを手に入れた」と話すのには考えさせられます。

インテリアは、もうスタイルとかではなく、本物のシャビーです(笑)。
シャビーは古ぼけた、とか、着古した、という意味ですが、モードが初めて入ったエベレットの家は全体的にグレーで、埃っぽくて、オンボロです。

でもそれが味になってる、といいましょうか、いくらボロボロでもインテリア好きにはそれで十分。色あせた壁の飾り棚のブルーとか、カントリースタイルのプレスバックキッチンチェアとか、三角屋根のお家とか、もう宝の宝庫に見えます。

でも家の中で見つけたグリーンのペンキで、モードは色あせたブルーの飾り棚を最初に塗り替えます。エベレットに怒られて、壁に木を描きます。目を背けながらしめた鶏の絵を壁に描きます。そんなふうに家が少しずつカラフルに、やさしいモチーフにあふれていく中で、二人の関係もカラフルになっていくんです。

二人の対象的な演技がすばらしい。何度でも観たい、けど何度でも泣いてしまうな。本当はこんなに愛せる人が見つかって幸せな人生だったね、と喜ぶ話なんだけど、最後はやはり泣いてしまう。すばらしい映画でした。amazon prime やってて、よかった。

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DECO-TE

5.0少しでいい、ってことを教えてくれる。

2020年8月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

「絵筆があればいい。あと窓が好き」。

モードとエベレットの二人三脚の半生は、見る先々から筋書きが判ってしまうほどまっすぐで、素朴で、単純。

ストーリーも伏線も判っているのに こんなに魂にじんわり沁みて熱いものがこみ上げるのは何故なんだろう?

思ったよ、
僕らが思っている以上に、実は僕たちの人生も美しいのだ、って。

弱さや欠けよりも、(つい自分の弱さに目が囚われてしまうけれど)、自分の人生は、この世界の中で、そしてこの季節の中で、本当は美しく生きておれていたんだと、
そう教えてもらえた。

・・・・・・・・・・・・・

DVD特典のスタッフの述懐は、珠玉。
脚本、監督、役者が作り出した奇跡です。
イーサン・ホークもサリー・ホーキンスも、彼ら役者の真摯な学びの姿勢はたいしたものだ。

'60年代風のフォーク調のサウンドトラックも余韻たっぷりでした。

誰か、大切な友だちに紹介したい一品です。

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きりん