「親父ギャグにもならない」いぬやしき Masayaさんの映画レビュー(感想・評価)
親父ギャグにもならない
あれほどもう観るまいと思っていたのに、また観てしまったコミック+TV局提携映画、そしてまたまた後悔しました。
原作でも明かされていないのでしょうが、主人公達がアンドロイドと化したプロセスや理由が全く描かれてないので観ていて乗り切いじめや家庭内不和を軸にしながら、事態は無差別殺人という笑ってれませんでした。
しまうくらい荒唐無稽な展開になる割には全編に渡って暗く、SFアクション映画と呼ぶには吹っ切れた所がなく面白くありません。
主演の木梨憲武もバラエティー番組で見せる程度の演技力しかなく、締まらない。原作自体もくだらなそうなので、役者がマジに演じるほどあほらしく見えてしまいます。せめて少しでもブラック・ジョークで笑える所でもあれば、もっと楽しめたかなと思います。
続けて観た「レディ・プレイヤー1」はスピルバーグ監督のオタク趣味の映画とは言え、十分に観客を楽しませる作品となってました。
続けて二本観ると、邦画のセコさが際立ってしまいます。それはきっと製作費やCGの精度だけでなく、作り手の誠意や姿勢によるのだと感じました。
どうせまた「結末は続編で」的な興行スタイルで金儲けを狙っているのでしょうが、これからの日本映画のため、もうこの様な製作スタイルが無くなることを願います。
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