「本年度、作品賞、監督賞ノミネート候補」羊と鋼の森 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
本年度、作品賞、監督賞ノミネート候補
本作品、本屋大賞に輝いた宮下奈都さんの小説を映画化した作品らしのですが、当初、「羊と鋼の森」と言うタイトルが気になっていたのですが、映画が始まり冒頭でタイトルの意味が直ぐに解けます。
また、さすがに、本屋さんで働く店員さんが大賞に導いただけの作品ですね。
当初は、映画のタイトル、雰囲気、上映時間が2時間15分と長い事から、覚悟していたのですが、時間を気にせず見れる素晴らしい作品でした。
しかし、お話を作った宮下奈都さんの想像力には脱帽します。よくこんなお話を作ったなと、ピアノの調律師からこのようなお話を作れるとは凄いな・・・・
また、監督の橋本光二郎さんも本作品で4本目らしいですが、良く出来ています。
まずは、綺麗に撮り上げていて、お話もテンポ良く出来ていています。
また、調律した後に、ピアノを弾くシーンや演奏シーンが幾つも出てくるのですが、これがまた、何時までも聞きこんでいたい程素晴らしいです。
主人公の山崎賢人さん、それを支える鈴木亮平さんも素晴らしい演技で、改めて邦画を見直す程の作品でした。
私的には、「万引き家族」を現時点で見ていませんが、本作品が、アカデミー賞、作品賞ノミネート、監督賞ノミネートされれば、納得できます。
また、「ちはやふる」上白石萌音ちゃんも「ちはやふる」とはまた違う味のある役を好演していて、原作、映像、出演者のバランスが大変に良く出ている凄く良い作品でした。
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