猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のレビュー・感想・評価
全56件中、21~40件目を表示
シーザーがカッコよくて
猿の惑星のシリーズは初めて見ました。CMではシーザーの思慮深い面差しが印象的でした。実際見たら、思った以上の人間ドラマでした。猿なのに。湖について、ゆったりとお別れを言うシーザーが、その頃には好きすぎて、お別れをするのが悲しかった。大佐がノバの人形から感染したのも悲しい。あんなに嫌がっていたのに。でも終わりが、新しい始まりを感じさせて、希望に溢れてて良かったです。
まさかの黙示録だけど間違いではないのか
鑑賞後にオリジナルの1作目を観たが、そうしない方が良かったのか。オリジナルでは結局エイプ達が人類と変わらないことを繰り返しているのだから。
だが今作を観たあとでは、シーザーの遺志をついだエイプたちが数世代を経てオリジナルのような種に堕してしまうのか?という違和感がある。そもそもこの時点での人類に亜光速の宇宙船など作り出せるわけもないので、やはり違う時間軸、異なる並行世界と考えた方がいい。いまさらなんだけど。
今作は【アンディ・サーキス】の演技の確かさが映像テクノロジーの進化によって浮かび上がってきている。今まではサーキスの仕事ぶりがどのレベルなのかがCGIに覆いかぶされていたが、とうとう時代が追いついたようだ。当代一のモーションアクターがオスカーにノミネーションなるか、と期待されているのも頷ける。
今作のシーザーはかなりヤバイ。復讐心に囚われた彼の姿を見せられて「知能や知性とは」を考えさせられる。あの大佐をして「感情的すぎるぞ」と言わしめるほどだ。しかしそういうシーザーも人類も最後は自然の脅威によって救われもするし滅ぼされもする。このオチはありがちとは言え上手い。
見事な落とし前をつけた今シリーズはこれで成功したと言えるだろう。そして【アミア・ミラー】の今後のキャリアに期待しよう。
よかった
前作の事をあまり思い出せないまま見ていたけど、それほど問題ないようであった。本当によくできているのだけど、やっぱり猿が登場人物なせいか、誰にもあまり気持ちが入らなくて他人事のようなまま最後まで見終わった。キングコングはあまりのかっこよさに惚れ惚れしたのだが、シーザーも悪くはないのにあまり好きにも嫌いにもなれなかった。これが人間で描かれていたらどうだったのだろう。それは見ていないのでなんとも言えない。
子猿がかわいかった。久しぶりの再開で全力で走って来て抱きつくところがよかった。
どうしたって猿に感情移入してしまう
「猿の惑星」につながる三部作のラスト。人類と猿の最後の戦いを描く作品。
モーションキャプチャーによる猿の演技がとにかく凄い。話も前2作同様、猿へ感情移入する作りとなっている。人類が滅ぼされるっていうのに感動してしまう自分に戸惑う。人類との共存の可能性も残しながら終わったのは救われた。
でも、最後の戦いにしては意外にちゃちな争いだったし、猿が戦争に勝ったというよりは雪崩から生き残ったみたいな終わり方は釈然としない。迫力はあったが絶賛するほどではなかったかな。
ラストに崩れた自由の女神が出てくるのかと思ったが、そんな映像は作らないか…。
みんな戦いに散ってゆく
初代メンバーがみんな散ってゆく。聖戦記の前に、新世記を見た。コバが発端で人間との戦争が本格化。その流れを組む聖戦記では人間対人間対エイプという過酷な時代。そして初代メンバーが散ってゆく。家に帰って創世記を見直すと、全ては113から始まっている。バイオハザードとも構図が似てると思った。
未来へ繋がっていく
「映画の三部作目はつまらない」
という考えを覆してくれる作品ではないでしょうか。
少なくとも個人的には2作目より楽しめました。
こういう作品を観ると、人間がいかに自分勝手で傲慢か思い知らされます。動物的なのはどっちかと。
2作目で描かれたコバとの闘いもしっかり思い出させ、そしてコバにどんな影響を受けたのかも伝えてくれる。見せ方が上手かったです。
そして人間が死んでいくのが、自然災害っていうところに妙に納得しました。
オリジナルの猿の惑星だけ観ると、猿が人間を滅ぼしたのか?と思えますが、この作品で人間がほとんど滅んだ理由は雪崩。
猿たちは自分達の能力を使い、木の上に登り難を逃れます。
人間には無い猿の能力に、思わずガッツポーズが出ました。
あと新キャラとして出てきたバットエイプが可愛かった。双眼鏡を逆にして見てたときは吹きました。
最後にシーザーがみんなを見届けながら、ゆっくり、眠るように息を引き取るのが脳裏から離れません。
カメラワークが上手く、シーザー目線で、仲間を見届けたように思えます。
ずーっと涙が止まりませんでした。
三部作、全て好きです。
武器庫❌猿たち❌兵士たち
地獄の黙示録である。
シーザーの息子が登場する。
猿たちは、ゲリラ兵士だが、身体能力は抜群で、大木によじ登ることも地下の穴に潜ることも楽勝だ。
人間ぽい猿たちだが、知能を持った猿たちだ。
人間の言葉を喋りまくるのは二匹だけ。
組織とリーダーについての映画になっている。
人間側に、狂気の大佐が登場する。
ウディ・ハレルソンを久し振りに見た気がする。
適役で、しかし、どういう理由で戦争が始まるのかというのもなるほどなという尤もらしい理屈がついている。
シーザー対大佐。
本当は大佐対本軍の闘いに、シーザーたちが巻き込まれるの図だ。人間同士の殺し合い。
ここで人間たちは、武器庫を失う。
どこかに町や工場や農地はあるのか。
口のきけない女の子がすごくよかった。
猿たちにも物語にもなじんでいる。
邦題の煽りが秀逸
聖戦記とかグレートウォーとか邦題盛りすぎ。スケールの小さな小競り合いだけで期待外れ。
もっと人類と猿の運命を賭けた戦いにしてほしかった。そこまで壮大にするのが難しいならスターウォーズのように一レジスタンスの活躍話にしてもらうのが好みに合ってる。
物語の全てが冒頭のテロップで語られ、誰も決着を付けない、なし崩しの大団円。
アミア・ミラーは激可愛!これたげでも観る価値あり!!
ということで及第点クリア!
シーザーに合掌
猿ウィルスは、人間を退化させ、猿を進化させる。
この意味付けは良い。
であれば、この先放っておいても人間はどんどん獣化して、最後には元祖猿の惑星のように、言葉も持たない人間が猿に家畜(労働力)として飼われる世界となるのだろう。
本作は一応“最期の戦い”とされている。
これは、映画シリーズの最後という意味か。
あるいは、ラストの雪崩によって人類の戦闘力は駆逐されたという意味なのか。
シリーズ3作とも、面白く仕上がっており、好きなシリーズではある。
が、「創世記」から幾つか納得のいかない部分があり、それが作品ごとに倍増している。
たとえば「創世記」では、チンパンジーの大きさ(人と同じ背丈)とか、サーカスで手話ができるオランウータンは調教によって芸ができるだけのはずなのに、シーザーと会話できる知性があるかのようで、それなら薬物の影響を受けていないオランウータンの方が奇蹟の存在では、とか。
まぁ、小さいことだ。
だが、本作で納得できないものは、小さくはない。
まず距離感と時間の進行が曖昧過ぎる点。
猿の部族と別れて大佐を追ったのに、追い付いてみたら猿の部族が捕らえられて強制労働させられている。
人間の少女が喋れない理由が不明な点。
シーザーが撃ち殺した男は、少女の父親ではなかったのか?
少女が悲しんでいないので、父親ではなかったとして、それでも少女を捕らえて監禁している様でもなかった。
あのまま置き去りにしたら少女が死んでしまうと猿たちは思ったのだから、男が少女を養っていたことは観客にも猿たちにも想像できる。
それなのに、少女を救っているかのごとき猿たちに疑問。
また、口が聞けなくなるのが感染の症状なら、少女はいずれ獣化していくのだろうか。
大佐への症状の現れかたと、少女の様子は違いすぎる。
少女はあのまま猿たちと幸せに暮らしていくのだろうか?
オランウータンが、最後の最後に喋るのもどうか。
これは、意図しているかもしれないが。
細かいことをいうと、まだまだある。
さっさとシーザーを殺してしまえば良いのに、他の者は簡単に殺しても主人公は殺さないのがアクション映画の定石だから不問。
「創世記」はスケール感がちょうどよかったのだが、「新世紀」からは全地球レベルの話になっているはずなのに、舞台が狭すぎる気がする。
「新世紀」は、局地戦だと解釈することもできるが、本作はこの戦いで猿が生き残ったとしても、近代兵器を持つ人類が他国(あるいは米国の他地域)にも存在するはずで、大団円的なエンディングには能天気過ぎないかと感じた。
「新世紀」のエンドロール後に、ウィルスが世界中に広がっていくことが示唆され、世界の広さを示しているにも関わらず。
ちなみに、原作小説では猿の世界はかなり近代的で広く(外国がある!)描かれていた。
印象に残った場面は、
冒頭の、人間兵士の後ろで同じ戦闘服を着た猿が現れるシーンと、
終盤の、シーザーを追い詰めたクロスボウの戦士が吹っ飛ばされるシーンだ。
アングル・構図がうまい。
とにかく、面白い映画であることは間違いない。
荒唐無稽なSFアクションなのだから、矛盾点などあって当たり前だと割りきって楽しむべき。
シーザーの一族を守るための戦いが、怒りに任せた利己的な戦いに向かっていることに自ら気づいて苦悩する場面や、無防備な猿たちが撃ち殺させていくのを見て改心する赤毛など、登場する人間キャラクターに比べて猿たちの方に人間味が表現されていて、見所はたくさんある。
あの少女、幼い頃のジョディ・フォスターのようなキリリとした目が印象的だった。
世界のミフネ
そして「猿の惑星」へ。
でいいのかな?
コーネリアスの名前もあったし。
「猿の惑星」へ至る話しが一応の完結を迎えたような形だ。
前2作には、なんとなく猿である事の意義に溢れてたような気がするのだが、今作は別に猿でなくとも良いような話しだった。
ほぼ人に近い思考パターンを有するが故の結果なのだろうか?
戦争に次ぐ戦争だ。
戦闘の終わり方に虚しさのようなモノも立ち込めており、それを教訓に是非とも戦いの連鎖を断ち切って欲しいと願ったり、勝ち負けなどは自然の摂理の中では、一瞬過ぎる程でそこに価値を見出す事の方が難しいと思えたり…あっけなく淘汰された人類をみてそう思えた。
物語的には、古典を観てるように定番を外さず、その代価に重厚さを付加できたような感じ。
そして!
シーザーの表情が故・三船敏朗さんに見えて仕方がなかった!
憎しみに囚われるな、誇りを見失うな
知能を持ったエイプたちの反乱を描いた『~創世記』、エイプたちと人間たちの開戦前夜『~新世紀』に続く、リブート版『猿の惑星』完結編。
前2作が非常に面白かったので、今回も期待大!
何だか日米共に新シリーズで一番低い成績のようだが、いやいや、今回も面白かった! このシリーズは裏切らない!
監督は引き続き、マット・リーヴス。重厚な人間ドラマのような演出は健在。
スペクタクルな醍醐味も充分。
シリアスな戦争映画のような作風。
今回もエイプたちの側から描かれる故、手話など台詞は少ないが、じっくり一挙一動に引き込まれる。
一触即発の対立、クライマックスの“大脱走”など緊迫感もたっぷり。
今回も素晴らしい見応え!
さながら劇中のエイプたちの進化のように、新作の度に技術はさらに進歩していく。
今回特筆すべきは、雪。雪のシーンが多く、体毛に付いた粉雪の細かさなどがスゲェ…!
堂々たるシーザーの存在感。
言うまでもなく、“主演アンディ・サーキス”の名演。
ドアップの苦渋に満ちた表情が絶品!
シリーズももう3作も見て、パフォーマンス・キャプチャーの撮影技術など重々承知してる筈なのに、本当はこれは全て本物で、ハリウッドには名演技をする本物の猿たちが…なんてアホみたいな考えが頭を過ずにはいられないほど。
人間側の新キャラに、口の利けない少女、ノバ。彼女とエイプたちの交流に癒される。(ただ、もうちょっとキャラを立たせて欲しかった)
エイプ側の新キャラ、バッド・エイプはこのシリーズでは初めてと言ってもいいくらいユーモラス。張り詰めた緊迫感の中で笑いを提供する。
前2作と同じ4・5採点でも良かったが、4採点にしたのは、今回人間側のドラマが物足りなかったから。
シーザーの前に立ち塞がる大佐が、単なる敵役としか描かれてない気がした。
前作『新世紀』のゲーリー・オールドマンが演じた役柄にはエイプたちを憎む理由がちゃんとあり、ジェイソン・クラーク演じる中立の立場の人間も居て、エイプ側人間側、どちらも考えさせられるものがあった。
勿論ウディ・ハレルソンの凶演は見事だし、彼にも彼なりのエイプたちを根絶やしにする理由はあるにはあるが…、はっきり言ってサイコ野郎。考えさせられるものではなかった。
最も、狂人の考えなんて理解出来るものではないし、大佐の野蛮な行為は大佐の最も恐れる人間の○○だとすれば、皮肉でもある。
また、冒頭、シーザーに解放された軍人が何か物語に絡むかと思ったら…。
シーザーは知能が発達した瞬間から、何と苦悩や葛藤を背負った存在か。
人間たちとの関係、対立、仲間のエイプたちの平穏、反逆…。
今回シーザーを、ある悲劇が見舞う。
その途端、シーザーは我を見失い、憎しみに囚われる。その憎悪の表情!
あの慈愛に満ちたシーザーが、勿論仕方なくだが、あるシーンでは人間を、あるシーンではエイプを殺める。まさかと思った。
モーリスは「まるでコバのようだ」と指摘する。
実際、シーザーを苦しめるコバの悪夢…。
憎しみは、容易く選択の淵に立たす。
そのまま憎悪の渦の中へ堕ちるか、踏み留まるか。
憎しみと苦難の果てに辿り着いたラストのシーザーの姿に、何より大切なものと決して捨てなかった誇りを見た。
欲を言うと、“猿の惑星”となるまでもう一幕欲しい。
が、さすがに無理か…(^^;
シーザー
前作に比べると人類との対立がよりはっきり描かれていて冒頭から命のやり取りがあり全体的に戦争映画を観ている感覚でした。
人類側についてるエイプもいるのは驚かされましたね。
シーザーは何一つ悪い事をしてないのに妻を殺され息子を殺され、コバの亡霊に苛まれ、、、
ただ平和に暮らしたいだけなのに、ひたすら可哀想に思えました。
病気の事もあり地球の生態系の頂点が人類から猿に取って代わろうとしている、、、人類もエイプもお互い必死で緊迫した様子が伝わってきました。
その緊迫したシーンを和ませてくれたのがノバとバッド・エイプ。
旧作を観ている私としてはノバという名が出て来たのは嬉しかったです。
バッド・エイプはおどけたキャラクターで面白く楽しめました。
脱獄シーンは緊迫しそうな場面ですがコメディ調になっててクスクス笑いながら観てました。
大佐は冷徹な男として描かれていましたが、彼もまた壮絶な人生で、だからと言って思想が合わない人まで殺すのはどうかと思うけど気持ちは分からなくはない。
その大佐とシーザーが対峙したシーンは何とも言えませんでした。
病気にかかたった大佐が自分を殺せとシーザーに委ねた時にシーザーは何を思ったのか、、、
妻や息子の為に仇を討ちたい
いや、それではコバと同じになってしまう
大佐は死を望んでる、、、それを叶えてあげていいのか、、、お前は復讐に来たんだろ
いや彼も辛い思いをしているじゃないか、、、確かに人は滅び猿の時代が来るだろう
そんな事を考えていたかはわかりませんが色んな事を考えて葛藤している事がひしひしと伝わってきて、何とも言えない感情が湧いて泣けて来ました。
その流れからのシーザーの最期。。。
感動してしまいましたね。
シーザーは理想の上司に名を挙げてもいいぐらい、いい奴だった。
過去二作を観た時は旧作の方が好きだなぁと思ってたんですがリブート三作を観終えてみると旧作と同じぐらい好きな作品になりました。
欲を一つ言うならば、エンドロール後に何年後という感じで実は深宇宙から帰還する宇宙飛行士達がいて大気圏に突入するシャトルがあって、その流れ星が見える光景に崩れた自由の女神像が映し出されていたらというような旧作に繋がっていく何かがあったらファンとしては嬉しかったですね。
続編があるのかわかりませんが続きがあればまた観てみたいです。
うふふ。続編は50年前に終わっているよ。
SF映画の金字塔のひとつである第一作(1968年)の謎。"なぜ地球は、猿の支配になったのか"、"言葉のしゃべれない原始的な人間はなぜ登場したのか"、それが50年目にしていよいよ明かされる。
そうだったのか! 見事な理屈だ。
当然、週末1位と思いきや、まさかの2位(1位は"Fate")。けれども、気持ちよく1968年の「猿の惑星」に引き継がれるので、過去の名作を見直してみるのも一興である。近年の続編モノにおいて、もっとも繋がりの美しい完結編になっている。
上映終了後、近くの男性グループが、"コレ、ぜったい続編があるよね!"と会話していた(笑)。"続編は50年前に終わっているよ"とはツッコミできなかったが、半世紀も経っていれば、そんな微笑ましい反応も仕方ない。
本作の見どころは、しれっと高度なデジタルVFXを披露していること。絶対に3Dで堪能するべきである。
ご存分の通り、もはや単なる"着ぐるみ"ではなく、猿たちの動きの多くがデジタルで描かれた創作物である。ディズニーの「ジャンル・ブック」(2016)や「美女と野獣」(2017)でも、そうであったように、VFXが自らを主張することなく、ストーリーに溶け込んでいる。
後半の雪山のシーン。猿の自然な毛並みに、粉雪が降り積もる映像は必見!"人工物 on 人工物"なのである。ピーター・ジャクソン率いる"WETAデジタル"、スゲーッ。監督はマット・リーブスだけどね。
本作は"リブート3部作"と紹介されるが、正確には"前日譚"="猿の惑星・ビギンズ"である。
シーザー誕生の"創世記(ジェネシス)"の衝撃に比べて、2作目の"新世紀(ライジング)"は、"シーザー VS コバ"の仲間争いの意味が分からず、中だるみ感があった。しかし、今回の"聖戦記(グレート・ウォー)"で、その伏線も回収されている。コバの存在もようやく意味が見えてくる。
さらにさらに「猿の惑星」(1968)、「続・猿の惑星」(1970)に登場したキャラクター名"ノヴァ"を彷彿とさせる同名のヒロイン(少女)が登場するのも興奮だ。言葉をしゃべれない原始的な人間というのも意義深い。
(2017/10/14 /TOHOシネマズ新宿 /IMAXシネスコ/字幕:栗原とみ子)
映像はいいです
エイプ達の映像は実写かと思うほど違和感なく、この作品でしか見ることができない素晴らしさがあります。
惜しむらくは、ストーリーが相当荒いです。人間側の行動に説得力がありません。最初の戦闘は煙幕と弓矢であっさり壊滅。巣への潜入も、無駄に目立つレーザーサイトでモロバレ。もう少し何とかならなかったのでしょうか。エイプ側の行動を引き出すためにやってる、台本感がひどいです。
さらに悪いのは、ラスト近くに明かされる事実。ウィルスの生存者であっても、知能の低下が起きてしまう、と。それだと聖戦もなにも関係なく、放っておいても猿の惑星になっていたのではないでしょうか。警備のザルさも相まって、ラスト近くでは今一つ乗り切れませんでした。
エイプ視点・人類視点
CG技術で成り立つ、特異な作品。サルの顔面芝居を成り立たせるのは技術と生物知識、熱意の賜物に違いない。
オープニングのタイトルの出方がかっこよかった。
人間視点で始まり、エイプ視点に切り替わり、いつしかシーザーしか言語をしゃべってない場面が続く。それでも物語が進むし、面白い。
冒頭から人類にゴリラはいるし、シーザーの一行は女の子を連れるし見ている自分がどちらから見るべきかが揺らぐ。シーザーが復讐に燃える姿はだんだんと醜くなる。対する大佐は人類を守るため鬼となったと語る。地球に人類が淘汰させられるというのは納得する。抗おうとする人間は悪かとも思う。
バッドエイプのシーンは全体に緩急をつけててとてもよかった。全体のテンポを考えてあるなと感じた。
強制労働を知性あるエイプが行うのは観ていて心を痛めた。知性あるからできる脱出作戦は無理あるかと思ったけど面白かった。
結末が決まっているって点で、ローグワンと一緒なわけだけど、ローグワンではそれ以降に出てくるキャラクターを一切出せないから全く新しいキャラクターが現れて消えていった。一方、この3部作は猿たちをCGで描くことで未来につながるキャラクターを出演させている。そのエネルギーが前提として楽しいなと思う。
猿の惑星の謎の種明かし
なぜ人類は退化したのか?今作で猿の惑星の謎が解き明かされて、つながりましたね。コーネリアスやノバも出てきたし。前作よりも猿と善人の交流が激減してほぼ猿の戦いだけど。技術も進歩して猿の感情をここまで表現できるとは驚きです!敵役の大佐のラストはなんとも意外で皮肉な結果でした。
残念
「創世記」で彼の「NOーーーーーー!」の咆哮以来魅了されて、シーザーへの期待値は上がる一方でしたが、「新世紀」では出番も少なく、寧ろ凶悪な猿コバや「イイ人」Gオールドマンの引き立て役でしかなく、「これは次への布石か!?」と今回の予告編で確信した自分が愚かでした・・・。
先ず「新世紀」ではコバへの憎しみもそうだが、シーザーの人間への一縷の望みを残して終わっているので、そこから広げて話を作ってほしいのに、あの大佐、え、誰?シーザーのお知り合い?
いやいや無慈悲にも潜入して暗殺しといて、「俺が殺したのは誰だ?」とか聞いてる時点で知り合いでも何でもないよね。そんなの大佐といきなり出てきて話し合いとか出来るわけなく、あの冷静沈着なシーザーが感情剥き出しで、あの気高いシーザー様はどこいってしまったの?
で、あの女の子、事前の出来事からしても必要性感じない。彼女はウイルス感染ではなく、バッドエイプが近づいた時の事から先天性の聴覚障害だと思ってた。でもその設定も後半怪しくなってた、徹底してなかった気もする。
序盤中盤となかなかノれない展開ながら、いやそれでもシーザーはやってくれるだろう、それまで涙はとっておくよ、と半ば我慢して観続けたが、大佐と対峙した時の台詞でかなりうんざりして、しかも対立軸がとても都合良くぶれまくるので、何を観てるのかよく分からなくなってきた。
火気厳禁、は1回でいいし、地下通路の水はどこから流れてきたか不明だし、雪崩で全部有耶無耶にしてしまって、最後は作り手が匙を投げた様な感じすらした。
その前のシーザーと大佐とのラスト、今話の中であれだけ憎しみ抱いて追いかけてきたのに、あれはシーザーがやるべきでしょ。
あとねー、ラスト、過剰。以上。
最近流行の3部作もの。寧ろマーベルの事を思えば3部で終われば早い方だが、何でもかんでも3部作にすれば良いというものでもない。この3部作は着地が決まっているから尚更。
待てよ、次もあるのか?
猿
予告が面白かったので興味
猿と人間の戦い?
クスッと笑えるとこあり
でも所々泣ける
癒しのノバ💕可愛い💕
シーザーが最後死ぬのはなんかもったい無い
猿の惑星おもしろかったので他のシリーズも観たくなりました〜
ノバかわえぇ〜
ノバは美人になるね‼︎
ダコタファニングに
アマンダセイフライド
足したみたい
新しい
シリーズの中では
1番好きかも
謎の病気は
いったい何だったんだ?
シーザー死す‼︎
カッコ良かったぞ‼︎
全56件中、21~40件目を表示