「吹いた」セキュリティ kekeさんの映画レビュー(感想・評価)
吹いた
わざと物音を鳴らして敵がそこを撃ちまくる。
その隙に反対側から弓矢で不意打ちする。
その敵は矢を抜いた後、なぜか前を向き直してまた撃ちまくる。
しかも2回同じことをする。
ここで吹き出してしまって見るのをやめた。
登場人物はみんな大真面目なのに何かこう、上手く言葉にできないコメディ要素が紛れ込んでる。
これが絶妙すぎて意図が分からず気持ち悪い。面白いとか面白くないの話ではない。
体裁のまとまった映画に浸りすぎたのだろうか、
最近は起承転結を通して芸術とも言える終わり方(おバカ映画含む)を見る機会が多くなり、それを前提として「面白かった、面白くなかった」の感想を自惚れながら語る。それが何か高尚なことと勘違いしているのかもしれない。
こういう「美しく作られていないもの」を見ることは圧倒的に少なくなったが、
そんな過ごし方が正解なのか、ふと考えさせられた。
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