インビテーションのレビュー・感想・評価
全34件中、1~20件目を表示
うまく不安にさせる
日常で、こいつ変だぞ、こりゃ何かおかしいぞ、って人や事がある。
それでも、なんとなく、多数派同調性バイアスや公衆意識が、それを日常のなかに納めようとする。
だいじょうぶっていう自分もいるし、ヤバいよっていう自分もいる。
大災害なら、それが生死を左右する。らしい。
私は真っ先に死ぬタイプである。
しかし、映画を見ていると、登場人物の愚鈍さに「なんで~しないかなあ」と、半畳を入れたくなるのが人情というもの。
ただし、その仕掛けが稚拙だったり、あざといばあい、映画はくだらない。
わかりきった恐怖に共感できないからだ。
その仕掛けが、巧いなら、それは面白い。
主人公を招待したのは、いわゆるスピリチュアル系の夫婦。なんかおかしい。不安が募る。
来る途中、鹿を轢いた。楽にしてやるため、とどめの一撃を加えた。不安。
招待者および参加者とは、かつて交流があったのだが、長らく不通だった。不安。
過剰にウェルカムな態度。なぜなのか、何を考えているのか。不安。
郊外、締め切った邸宅。夜景に映える怪しげな赤い点灯。不安。
意味不明の余興。赤裸々な告白。見せられる啓発系の録画。招待者は何がしたいのか。不安。
これらの事象が、観る者に、じわりじわり迫る。とにかく、ヤバいのだが、なぜ/なにがヤバいのかわからない。それがとても、巧い。
ホラー(あるいはサスペンスやスリラー)は主人公が窮地におちいる話だが、おちいり過ぎると、見ている方は醒めてくる。
いくら何でもそんなバカじゃないでしょ──の感じや、見透かせる先の展開は、面白さを半減させるものだ。
本作のばあい、主人公の賢さが面白さにつながっている。怪しい仕掛けを察知できる主人公だからこそ、映画がくだらなさにおちいっていない。
トムハーディに激似と言われるLogan Marshall-Greenの髭面は、たしかに賢そうだ。(髭面ゆえに、なおさらトムハーディに似ていた)
プロローグの弦とカメラ。不安をかき立てる心象描写や空気感が究竟の出来映え。
とてもイーオンフラックスの監督とは思えなかった。
Karyn Kusamaはさいきんニコールキッドマンを醜女にしたDestroyer(2018)で脚光をあびた。悪くなかったが、セロンのモンスターのように女優の変貌に依存しているところがあった。個人的にはJennifers Body(2009)のほうが楽しかった。現段階のキャリア中では本作がベスト。およそ次あたりでがっつり頭角する監督だと思う。
予告はおもしろそうだったのに
トン…テンッ、っていう効果音。。
この効果音と、
映像の暗さがストーリーを一層引き立たせてる感じがした。
こういう話は、
だいたい事が起こる前に不吉な事が起こる気がする。(虫の知らせ的な。)
今回は、パーティに行く前に動物を引いたけど、
この時点で「絶対に何かあるな」とわかった。笑
ただ、元妻とその夫、
怪しい同居人、夫の友人というおじさん、
音楽も映像の色もなにもかもが
不穏を感じさせているのに、
友人達は明るくて良い人達ばかりで、
なんだか気味悪く感じた。
そんな雰囲気の中、
一人だけ不信感を募らせている
主人公の演技が素晴らしかった。
ラストはまぁ、ありがちな。。笑
ひとつ気になるのは、途中で帰った女性だけど、
あの人はあの怪しいおじさんに殺されたのかな?
そこには誰も触れないまま終わったなぁ、、
18年2本目。【インビテーション】観た。2年前に別れた元嫁が友達や...
ちょっともったいつけすぎかなー
作品全体としては、スリルがあってだるくなることはなかったです。
ハプニングがおこることはわかり切っているのに、なかなか起こらない!
どうなるの!
うわーなんかこわい。何があったの!
っていう感じで、、怖さと気味悪さでいうとポイント高いです!
私は好きですね。
アメリカの高校生ってパーティとかプロムとかあっていいなーとか思う時もあるけれど、こんな、行きたくもない、わけのわからないパーティの招待状が来ない日本の方が気楽でいいやと思ってしまいます(笑)
現実は心の中に
全然おもしろくない
全34件中、1~20件目を表示