ユリゴコロのレビュー・感想・評価
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殺生と宿命の人脈曼荼羅を映像化した力作。清原果耶をもっと見たかったが
原作小説を未読の人なら、運命的な出会いや宿命の再会がたびたび起きるこの筋を、現実味に乏しいご都合主義のように感じるかもしれない。だが沼田まほかるのファンなら、彼女がかつて僧侶だったことを知っている。リアリティーを追求するドラマではなく、人を殺して生きていくしかなかったある女性と彼女とかかわりのある人々の姿を通じて、殺生とは何か、愛とは何かを考えることを促す説話だと考えるといい。
熊澤尚人監督は残酷な描写に果敢に挑みつつ、映像としての美しさも追求して映画の品格を保っている。吉高由里子は、「蛇にピアス」の主人公に匹敵する強烈なキャラクター・美紗子を体現。美紗子の中学生時代を演じた清原果耶は、いつも明るい役の印象があるが、ずっと暗い表情でも魅力を失わない。出番が少ないのが残念だったが、そろそろ彼女が主役の企画が出てきてもいいのではないか。
静かな狂気
主人公は、ノートを見つけて読み進める内に 次第におかしくなっていく。
はじめは文章を読んだだけにしては、行動の変化がオーバーだと違和感を覚えたが、ノートを書いた者が主人公の母親だと判る顛末で、主人公の異常な行動にも少しだけ納得できた。
一時は狂気を受け継いでいると感じられなくも無かったが、その演技については、目が血走り、手が震え、大声で叫びまくる、と、狂気の演技としては とても分かりやすいもので、薄っぺらに感じる。
吉高の狂気は 虚ろな雰囲気で、どちらかというと静かな狂気。
桃李のそれとは かけ離れていて しっくりこない。
その後の展開にも無理やりの感が強く、全体的に違和感の多い作品だった。
さて、音量のレベルが変わり過ぎて、苦痛
小さいかと思えば、効果音のつもりか 背景音がやたら大きい。
セリフも聴き取りづらい
特に桃李の声は小さく、他の役者とのレベルが合っていない。
ヘッドホン必須
登場する舞台のレストランでは、スタッフが店内を走り回る無神経さ。
特にテラス席を設けていて、外と仕切りがない。床には当然ほこりが多くなる。
繁盛店の演出のつもりなのだろうが、ここら辺は本来監督が正すべきだろう。
終盤の暴力団事務所の光景でも、不自然さが目立った。
ノートを読んだ男
なんともいいようにない感情
もし、自分が殺人衝動を抱えて生きるとしたら。。。
殺人衝動に苦悩する殺人犯を描いた作品は多いが、ここまで共感性が高くゆえに観ていて辛い作品はあまりない。
殺人衝動を抱える殺人犯の多くは、
・親の影響や幼少時のトラウマが原因で殺人衝動が発露
・本人がすごいサイコパス
のどちらかまたは両方であることが多いが、美沙子はどちらでもないので自分の身に置き換えやすい。
例えば、エッチな衝動を抑えられない人、賭け事の衝動を抑えられない人、浪費の衝動が抑えられない人など普通にいるが、それが殺人衝動であったなら自分はどうしているだろうか。
演技派の役者さんばかりで、ぐっと惹き込まれました。 リストカットの...
演技派の役者さんばかりで、ぐっと惹き込まれました。
リストカットの場面は具合が悪くなりそうでした。人を殺す事に快感を感じる人に共感する事は出来ませんが、もともとの脳の働きで自分では制御する事が出来ない感情と思いました。
全体的に重いストーリーですが、松山ケンイチの優しさに救われました。
ミステリーではないかな
「ユリゴコロ」ってなんだろー?という興味から入った作品なので、割と...
なんで泣いてるのかわからないけど泣ける
眠気もとんで、見入った。
流れるまま殺す☠️女性殺人鬼
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