「「絶対に惑わされるな」と言われても…。」哭声 コクソン Noriko's Film Reviewsさんの映画レビュー(感想・評価)
「絶対に惑わされるな」と言われても…。
谷城(コクソン)という小さな町で、
次々と起こる怪奇な事件。
それは、ある者が狂乱し、
一緒に暮らす家族を皆殺しにした後、
自らも命を断つというもの。
その事件が起こるようになったのは、
ある日本人が町にやってきてからというので、
人々の疑いはその日本人に向けられるようになる。
そんな時、警察官である主人公の娘にある異変が…。
それは何者かに呪われ、
取り憑かれたかのようだった。
というお話で、
一見、ホラーサスペンスのようでもあるのですが、
そんな陳腐な言葉で片付けてはならぬ、
神々しくも奥深いものなのでした。
そして、國村隼さんの存在感と言ったらもう!
ポスターにひっそり書いてあった言葉。
「絶対に惑わされるな」。
いやぁ、そんなこと言われても、
見事に惑わされてしまいましたよ。
そして、ナホンジン監督作品を見た後に
味わうことになる余韻がまたそこにあります。
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