「コクソン考察」哭声 コクソン 英布さんの映画レビュー(感想・評価)
コクソン考察
誰が悪魔か?
自分の中では白い服の女、日本人、両方が神であり悪魔です。
最後のシーンで日本人の姿を悪魔としてみたら変わった様に見方で変わります。
事件現場には、双方の痕跡があり結局人は救えていません。
双方、霊的な存在であり互いを悪霊としてみなしています。
このことから互いが足を引っ張り、結果的に人を救えないという現状があるのだと思います。
宗教間の対立で結局人が救えないという。現実にある問題だと思います。
毒キノコが人間をおかしくした主な原因であると思われます。
しかし、女が祈とう師に日本人を攻撃するように仕向けてたり、一般人に幻覚を見せたりしたと思われます。異国の神から自分の領域を守る為の防衛だったのかもしれない。
一方、日本人も人の魂を救済していたのか収穫していたのか判断できません。
人間の都合で動くものが神ではありません。
昔、キリスト教で言う他宗教の神、それは悪魔です。
しかし、その地に住む人々の心を救ってきた神でもあります。
他宗教の神、それを信仰する人、異文化に寛容であればこの映画の人々にも救いがあったのかもしれません。
つまり、民主主義って大事ですね
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