「結論までぶちまける」哭声 コクソン クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
結論までぶちまける
コクソン=哭声=谷城
ダジャレです。
シークレットサンシャインの密陽を思い出した。
そーゆーの好きなんですかね、韓国人て。
そんなダジャレ言ってる場合じゃない、薄ら暗い場面の連続の作品で、いつかこの暗い場面が明るくスッキリするのか?、とは行く訳もなく、
話の展開は、各事件現場や謎の日本人の家みたいにいろんなものをぶちまけて、唐突に終わる。
いつも韓国映画には、期待しない事を期待してる、スカッとした結論にはならないだろうと思って観てたけど、ベクトルが色んな方向に向き過ぎで訳が分からなくなる。
冒頭でキリスト教的な何かを暗示させたり、謎の日本人國村隼はすごく淡々としてるだけなのかと思いきや、後半急に人間っぽさ露わにし出すし、で祈祷合戦の時は数珠持ってたから仏教的な人なのかとか、
でもゾンビ発生させたのは彼だし、
時折鬼のような形相になるし、
途中から登場するカリスマ祈祷師、まさかのファンジョンミンでしたが、彼の祈祷のベースは何に起因してるかよく分からず、
ちょっとしか出てこない白い女、ラストのカラスの件とかからすると西洋的な、キリスト教的なニュアンスを醸し出しているが、如何せん絡みが少なすぎて意外性に乏しい。
観客に問いかけてる雰囲気の結末だが、問いかけてるのかすらよく分からない。
これから観る方には、セリフとか話の筋よりも、視覚的効果が多い内容なので、出来るだけ大きい画面で観て欲しい。
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