ドキュメンタリー　生まれ変わりの村

公開終了後の現在、スタッフによると思われる主題歌、挿入歌の大量有線リクエスト(組織票リクエスト)を続けており、一般利用者に対する妨害行為で迷惑を掛けつづけている。

映画としての完成度という意味では高くないですが、生まれ変わりと、あの世で出されるという「スープ」について、ドキュメンタリー映画を作ったというのは、史上初めてのことではないかと思うし、２１世紀初頭でこれをテーマとして映画を作られたというのは、きっと歴史的に見ても評価されるのではないかと思います。
この映画を見て、やや消化不良的な感じがしましたが、これは、生まれ変わりやスープの問題について、この映画を見たとしても、そこで答えがでるわけではなく、この映画自体が仮説を視聴者に問いかけているからかもしれないです。
生まれ変わりの村の人たちの証言（再現映像）や、著者である森田さんの体験、中国古典の研究者、考古学研究者や日本の文学者などが登場し、あの世と生まれ変わりをテーマとしたインタビューが紹介されます。愛犬の生まれ変わりを語る森田さんのお話は必見です・・。生まれ変わりとスープの現象は、森田さんが取材された多くの証言者から出てきた再現性のあるデータであると思います。ですが、究極的には、私たちが問いを持って、死んで生まれ変わってみなければわからないともいえますし、この問いを持ったまま死ぬことが出来たなら、時間をかけてですが証明されていくのかもしれないです。