密偵のレビュー・感想・評価
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誰が味方なのか敵なのか、わからないスリル感!
至る所に「密偵」がいて、誰が味方か敵かわからずスリル満載!特に、密室の列車の中での逃亡は、ドキドキ感がたまらない。
豪華キャストも見どころの一つ。演技派俳優のソン・ガンホ、ユン・ユ、イ・ビョンホンの駆け引きに、一気に惹きつけられた。
ソン・ガンホは、日本警察と義烈団(ウィヨルダン)の狭間で揺れる男を演じ、その葛藤や苦悩などの表現が素晴らしかった。
日本軍統治時代の映画では、極悪非道な日本人の所業が出てくるので、見ているのが辛い。しかし、イ・ビョンホンが演じる団長を始めとして、独立を目指そうとする義烈団の意志の強さに圧倒される。
短い映画の中で、ギュッと見どころが詰まった骨のある映画だった。
少し物足りない
スリリングな場面もあり楽しめたのですが、
これだけ演技派を集めたのだから、
もう少し心理的な葛藤とか深く迫った描写が欲しかった。
期待値が高すぎるのかも知れませんが
もうひと声欲しかったです。
あと、選曲が残念でした。
そこまでメジャーじゃない曲にしたほうが良かったのでは?
場面とはそぐわないような意外性狙ったのかもしれないけど
成功してないように感じます。
【”我らには前進あるのみ。幾つもの失敗を乗り越えて・・”朝鮮人が、民族の誇りを命懸けで守ろうとする姿を描いた作品。】
ー ワーナー・ブラザーズ・コリア 第一回作品であり、最大のヒット作品。ー
□日本統治時代の1920年代、独立運動団体『義烈団』と彼らを追う日本帝國警察との攻防を、日本帝國警察に属する朝鮮人イ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)を軸に描いた作品。
◆見所
・イ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)と、義烈団のリーダー、キム・ウジン(コン・ユ)と団長、チョン・ヒサン(イ・ビョンホン)が、お互いの立場を分かった上で、卓を囲み酒を呑むシーン。
その後、海辺にて語り合うシーン。
ー 今作の白眉のシーンの一つである。韓国映画界のスーパースター2人と、スター1人(コン・ユ、ゴメン・・。)との顔合わせ。滅多に観れません・・。イ・ビョンホンはじめ、ソン・ガンホ、コン・ユ(超緊張していたという話アリ)の存在感がタマリマセン。ー
・1920年代の上海から京城(現ソウル)へ向かう列車内の装飾の見事さ。
ー 美術陣の頑張りと、お金をかけた装飾品の数々・・。ー
・朝鮮人イ・ジョンチュルが、悩みながらも任務を遂行するのか、朝鮮人の将来のために義烈団に協力するのか・・。
ー 呻吟する姿を、ソン・ガンホが見事に演じています。ー
・そして、イ・ジョンチュルは、ヨン・ゲスン(ハン・ジミン)の哀れな亡骸を見た後に、ある決断をするのである。
ー 華麗な音楽が流れる中での、イ・ジョンチュルの行動。そして、宴の中、彼の上司ヒガシ部長(鶴見辰吾)の驚愕の表情を見ながら、掲げるシャンパンワイン。ー
・牢に繋がれたキム・ウジンを演じるコン・ユは、イ・ジョンチュルがやったと思われる事件を聞き、朗らかな顔をする。そして、彼が繋がれた獄に刻まれた言葉。
<これは、韓国では大ヒットするよなあ・・。韓国映画界のスーパースター2人と、スター1人が演じるキャラも良いし当然3人の演技も良い。1920年代の美術、意匠も良い。
何より、当時蹂躙された、日本を見事にきりきり舞いさせるのだから・・。>
<2018年2月 長野県松竹相生座にて鑑賞>
<2021年8月11日 別媒体にて再鑑賞>
自爆映画
関東大震災(1923年9月1日)の直前に、義烈団の50人余りのメンバーが東京で活動中だったことを記録した、英国秘密情報部(SIS)の秘密文書を、韓国が2013年に公開した。
韓国政府や映画製作陣は、関東大震災が起きた年との関係を考えなかったのだろう。
日本の首都壊滅という千載一遇のチャンスに、朝鮮人による破壊工作や暴動は無かったというなら、独立運動など無かったというに等しい。
「義烈団 英国秘密情報部 秘密文書」で検索を。
朝鮮独立運動結社「義烈団」の実態、英秘密文書で判明/朝鮮日報
やっぱソンガンホ!
も〜参った参った
ストーリーも面白いけど
やっぱソンガンホでしょ
あの裁判での泣き崩れる
姿
表情
オーラ
いや、もう他に出来る奴なんて
いない
以前にもレビューしたけど
ソンガンホは
見てる側に伝わるんです
セリフや仕草だけじゃなく
表情で伝えることができるのは
ソルギョングでも
マドンソクでも
イビョンホンでもなく
ソンガンホなんです!!
(言い過ぎ?w)
圧巻やったなぁ〜
信念か実利か
時は1920年代、日本の統治に苦しむ朝鮮では各地で抗日闘争が起きていた。
命がけの独立運動、闘争鎮圧にあたる日本当局、巻き込まれる市民。
安定しているようで不安定な社会と、揺らぐ密偵の立ち位置が重なって写る。
自身の信念が揺らぐとき、人はどう行動するのか。意外に、戦争のない社会や日常にも当てはめて考えられるトピックだと思った。
作品としては、イ・ジョンチュルの信条とか正義とか、その辺り繊細に描写したらもっと面白かったんじゃないかと思う。
日本統治下の韓国。
ソン.ガンホとコン.ユのやり取りがよかった。ガンホの日本語も上手かったしコン.ユの演技も上手い。
当時の韓国は日本の統治下にあった為、日本語の看板や酒、着物などの演出がされている。拷問の仕方が韓国の時代劇の様だったので何かドラマを見ている様な気もした。
今の日本は国が安定して密偵など考えられませんがもし不安定な時代になったら。
もしかしたら…
ソン・ガンホ兄貴!
チョン・ジヒョンが主演した『暗殺』(2015)も抗日密偵を描いていたが、内容はともかく韓国人の日本語が下手すぎて興覚めした。今作では韓国人の日本語はほぼソン・ガンホと橋本役のオム・テグなので、字幕つきということもあって不自然さはなかった。
主人公のイ・ジョンチュルは過去の功績が認められ、独立運動家を取り締まる警務だ。重要メンバーのキム・ジャンオクを追い詰めるも自殺されてしまい、職務の対抗馬として橋本警部(オム・テグ)が赴任する。功名心旺盛の橋本に対して、イは同じ民族である運動家に気持ちが少し揺らいでしまう。チュ・ドンソンの情報により写真館を営むキム・ウジン(コン・ユ)に接近し、上海租界にて接待を受けるほどになるのだが、そこに警察も正体を掴めていない大物チョン・チェサン(イ・ビョンホン)が直接酌を交わしてくる。同じ民族だとして、とにかく上海から京城へと爆弾を運ぶのを見逃せというのだ。あまりにも大胆な接触によりイ警部も心が揺らぐのだった。要は二重スパイになれと・・・
もっとも面白いのが列車内での警察と組織との駆け引き。イ警部も橋本警部もそれぞれ接触する相手が違っていて、誰がスパイ、裏切り者なのかというスリリングな展開が繰り広げられる。組織の人間はそれぞれ別の席だし、メンバー全体を把握できない。しかも、随時密偵から連絡をもらい、どうやって逮捕するのかと緊張感が高まるのです。
拷問のシーンや激しい銃撃戦、そして爆破シーン。見どころはいっぱいあるのですが、列車内の展開が最高。終盤も同胞意識と裏切りが炸裂して、アニキとしての師弟愛みたいなものが感じられる。失敗してもいい。とにかく前進あるのみ。
1920年代日本統治下、黄鈺警部事件が元ネタ
オープンセット、鉄道内セットが豪華。
日本語の出来がすごい。
歴史二重スパイ大作。
イ・ビョンホンは特別出演
コン・ユとソン・ガンホの競演
坂井真紀似の女優
拷問シーンあり
鶴見辰吾出演
娯楽作としておもろい
普通に面白い。日本軍と朝鮮のゲリラの諜報戦を描く。キャストも抜群で、ストーリー展開も緊迫感も非常にいい。心理戦的部分が非常に見応えがあってよかった。
面白い。
義烈団と言うのは韓国では英雄視されてるのだろうか?日本人統治が許せないと言う気持ちは充分に伝わって来た。
1920年当時の情勢が分からないので、義烈団と言う国家転覆を狙う悪い奴らとソンガンホ率いる日本軍と言う構図かと思ったら、えらい日本軍が悪く描かれていて、日本嫌われてるなぁと思った。
だけど内容は凄く面白くスパイシー映画って誰が誰でどの立場か分からなくなるイメージがあったけど、とても分かりやすくて、さすがキムジウン監督と思った。
男が男に惚れる瞬間とか、男にしか分からない繋がりみたいのがしっかり描かれててとてもかっこ良かった。
イ・ビョンホンが出て来た時のオーラとか立場を忘れてしまうソンガンホなんてとても上手かったし、コン・ユがどんどんソンガンホを信頼して行く様など僕の好きな要素が多くて参った。
韓国人に生まれると疲れ(憑かれ)そう
どれだけ反日なのか観てみた。
結論から言うと、多くの日本人がお金を払って日本を貶める映画を観る必要はまったくないし、実際、反日的な日本人や在日朝鮮人、韓流ファンを除いて客の入りはよくなかったのではないだろうか?
台湾と違って闘争らしい闘争もなくほぼ諸手を挙げて日本臣民になってしまった民族的に情けない過去をなんとか払拭したいという意志はわからなくもないが、いくらフィクションとはいえ「義烈団」なるテロ集団を登場させて爆弾テロで最後は完全に日本人と親日派を一掃しなければ気が済まないのはかなり病的である。
日本でかろうじて上映できる韓国製反日映画がこのレベルであることを考えると、上映すらされない『鳴梁海戦』や『鬼郷』『軍艦島』の反日っぷりが相当ひどいことが予想できて背筋が凍る。
ピョンチャン五輪でスピードスケート女子500mの小平とイの友情がクローズアップされていた。
北京留学中に1人だけ真に尊敬できる韓国人に出会っているので、個人の友情は筆者も否定しないが、国家や民族単位で考えるなら今のままでは1000年経っても日韓友好は難しいだろう。
もちろん日本が韓国に譲歩する必要は一切ない。
いやそもそも国家や民族ではミトコンドリアのレベルで友情を深めたいとすら思えない。
また映画を観て率直に思ったことだが、誰かを恨んで生きていくのははなはだ疲れそうだし、韓国人の多くが真実ではない日本軍国主義の魔物に取り憑かれているとしか思えない。
観ていてそんな恨み節が痛々しい映画であった。
なお細かいことだが、朝鮮併合時代に朝鮮語会話において人物名が朝鮮語発音なのはわかるが、日本語会話で朝鮮語発音ということはなかったと思う。
筆者が日本人であるせいか批判精神を持って観ていてもとてつもなく拷問の2時間であった。
究極の反日映画だったが…おもしろい
ストーリーの展開が小気味よく、エンターテイメントとしては、十分楽しめた!
ただ創作部分も多く、もっと歴史に忠実に作ったら、いろいろな人に、楽しめる映画になったと思う!
これは合作では無く韓国反日作品?!
昔の東映映画みたいな感じの背景はセットが大半でやはり米国映画と比べると迫力無いな!テレビドラマっぽい作品でよくあることだが日本人が協力したがらないのは分かるが韓国人が無理して日本人の役をやるのも不自然で無理が生じる?
熾烈な情報戦
日本警察と義烈団の熾烈な情報戦は見応えがあった。しかし強い印象は残らず一般的な作品で時間は長く感じる。団長イビョンホンの存在が物足りなくもっと出番を増やして欲しいと感じた。
2018-21
韓国を美化
韓国の都合の良い、自国を最大限に美化した物語を作り上げている。
日本人の残忍さを作り上げ、観ていてあまりにもあからさまで苦笑いだった。
密偵という題にしたのなら、その複雑な使命の苦悩や細密なやり取りやからくりを描いていると思いきや、まったくそれも無く、薄っぺらい内容。
あまりにも幼稚。
GBWのスピンオフ?ではないけれど
実を言うと、観る前まで「グッド・バッド・ウィアード」のような思いっきり娯楽寄りのノリだと思っていたので、真正面から植民地時代の緊張を描く内容に面食らう。(これでも史実からかなりエンタメ化はされていますが)
全体としては、最後まで絶妙に「こういう描写好き!わかる!最高!」みたいな場面が続くので、大満足でした。
あと安定のソン・ガンホ。
拷問について。覚悟していけば耐えられるレベルの描写だったものの、ある場面では「あとでラストジェダイ観に行こう」と意識が現実逃避。耐性の無い人は目をつぶった方がいいです。
緻密な演出は一見の価値あり。
列車の舞台セットの作り込みも凄まじいけど、個人的に気に入ってるのは、市民の演出。
背景のモブの描写が活き活きしていて、型にはまった時代劇感が一切ない。
こういうこだわりに一人のモブの人生すら画面の端に描いてやる、という意気込みを感じて非常に好み。
ただ、もう少し、GBWのようにケレン味があっても良かったかなとは思った。なんというか「虹色のトロツキー」だこれ。安彦さんの近現代もの漫画っぽい。真面目さが。こういうのを映画でやれるっていいな。
うっかり、かなり戯画化されたキャラや話を期待してしまったこともあり、総論としては★4評価。
しかし!スパイものが好きな人は絶対見たほうがよいですよ。
全34件中、1~20件目を表示