「信念か実利か」密偵 まりぽっささんの映画レビュー(感想・評価)
信念か実利か
時は1920年代、日本の統治に苦しむ朝鮮では各地で抗日闘争が起きていた。
命がけの独立運動、闘争鎮圧にあたる日本当局、巻き込まれる市民。
安定しているようで不安定な社会と、揺らぐ密偵の立ち位置が重なって写る。
自身の信念が揺らぐとき、人はどう行動するのか。意外に、戦争のない社会や日常にも当てはめて考えられるトピックだと思った。
作品としては、イ・ジョンチュルの信条とか正義とか、その辺り繊細に描写したらもっと面白かったんじゃないかと思う。
コメントする