「“言語”と“名前”、はまり込む「密偵」」密偵 jinminさんの映画レビュー(感想・評価)
“言語”と“名前”、はまり込む「密偵」
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植民地での“服従”の象徴としての“言語”と“名前”。それを拒絶する「義烈団」と、受け入れる「ハシモト」。そしてその狭間で揺れるイ・ジョンチュル=ソン・ガンホ。
現実/理想、警察/義烈団、支配/非支配、日本/朝鮮、職務/友情、真/贋、2つの言語でそのどちらにもずぶずぶとはまり込んでしまう「密偵」。
ソン・ガンホの義烈団への拷問や裁判での日本語の陳述のシーンは圧巻。実はコン・ユと示し合わせていたっていう描写だけが蛇足でかなり残念。
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