劇場公開日 2017年8月5日

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夜明けの祈りのレビュー・感想・評価

全49件中、1~20件目を表示

5.0静寂と映像美で綴る歴史の狭間の悲劇と希望

2017年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

撮影監督のカロリーヌ・シャンプティエの映像がとにかく美しい。サイレント映画と思えるような静寂が印象的で、それも映像の美しさを際立たせている。

第2次大戦直後のポーランドの修道女に起きた悲劇を描いたこの作品は、ナチスに占領され、ソ連によって解放されたポーランドの戦後の悲劇を体現する存在として、解放軍であるソ連兵に望まぬ妊娠させられた修道女が描かれる。
物語は、敬虔なカトリック信者ゆえに妊娠の事実を隠そうとする修道女たちと、彼女たちを救おうと奮闘する主人公の医者との交流を中心としている。
厳粛な雰囲気の中、歴史の狭間で苦しめられた人々の鎮魂歌となるような、そんな映画だ。史実とは異なるエンディングを描いているが、未来への希望を持たせていて良い。

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杉本穂高

4.0透明な声

2023年10月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ぷにゃぷにゃ

4.0戦争の闇に立ち向かった勇気

2023年7月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

実話にびっくり。
勇敢な医師。
人の命。
修道女の妊娠。
向き合いたくない事に向き合うのは辛いけれど、真摯に向き合わねば何も始まらない。
困難・問題は向き合えは打破できるかも!

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jiemom

4.0聖女から人へ

2023年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実話をもとにしているということで
いろんなところで狼藉を働きまくったロシア兵に怒り心頭
おまえらの頭はちんこなのかと!
派閥は異なっていても同じキリスト教の尼さんではないか。
信じられん、考えられん、野獣か。
そんな憤りが激しく湧き上がる。

さて。突然の悲劇が彼女たちを襲って、さらにその後も
神の試練というにはあまりにも辛すぎる事態が。
信仰と人道のはざまに揺れ動く、
そこに立ち会うことになった医師もどうしていいか
混乱するだろう。
国は違えど同じ宗教だし、
同じ女性だ。

医師の道にのっとっての選択を貫くのだが
その途中で自身も襲われかけたり職を危うくしたりと
医師自身も様々な苦難に襲われる。
力を尽くしたのに救えなかった苦悩はいかばかりか。

悲劇が新たに生んだ悲劇もある反面
それを機に生き方を転換するものもいたりと
選択はそれぞれだ。
神の御心を主体にしていた生活から
自分の選択で動くようになったのは、
幸か不幸かはわからないけれども、
聖なる何かから人への変化だった、とも見えた。

神の救いは得られるかわからないけれど
子供たちの笑顔が救いになること願う。

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こまめぞう

こんな事本当にあったんだ!?と驚く

2020年1月6日
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見聞

4.5第二次世界大戦末期、ポーランド修道院での悲劇を一人の女性の崇高な行為が浄化する

2019年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 哀切な物語である。

 人間の愚かさ、尊さを一人の赤十字フランス人女性医師の崇高な行為を通じて切実に描き出す。

 初見以来、2年近く経つが映画を観ている際の衝撃と観終わった後の感慨は
今でも忘れられない。

 強烈な反戦映画でもある。

<2017年10月5日 日本で最も歴史ある現役映画館で鑑賞>

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NOBU

5.0希望

2019年7月13日
Androidアプリから投稿

すごく心にしみる話だ。人生誰にでも辛いことはあるけど、どんなときにも希望は捨てないで、、、、というと少し薄っぺらいけど、そんな簡単な言葉でしか表せないくらい素直な気持ちになれる素晴らしい人たちが出てくる映画だった

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マッターホルン2

4.0タイトルなし

2019年3月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1945年12月
第二次世界大戦末期のポーランド
赤十字で医療活動に従事する
フランス人の女性医師が
心も身体も傷つき
信仰と現実に苦しんでいる修道女達を救うべく尽力した実話
.
信仰
命を奪うものではなく
救い助け助けられるものでなくては
.
起きたことは惨い事ですが
美しい映像の
良質な映画でした

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lily

4.01945年ポーランドの修道院で起きた悲劇

2018年7月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

ナチスドイツから開放されたと思ったら今度は規律の低いソ連軍に凌辱されるなんて。
宗教とは
信仰とは
修道女の肌が映らないよう授乳シーン等に配慮がみられる
祝詞のようなやつが美しく響く
雪景色
赤ちゃんがたくさん
ハッピーエンドでまだ救われたがそれまではずっと悲しみの連続
フランス赤十字はええもんに描かれる
美人の女医さんは実在の人なのか

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消されるので公開しない

4.0それでも信仰・・・

2018年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

1945年末のポーランド、フランス赤十字の女医が主人公(ルー・ドゥ・ラージュ)、修道院から内密で助けてほしいと頼まれ、行ってみると大変なことになっていた。
ドイツ軍が撤退後、ソ連軍がやってきてみんながレイプされ、ほとんどが妊娠していた。
修道院長はこれを恥ととらえ、秘密にしてしかも・・・。
これが実話とは。

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いやよセブン

3.5感動

2018年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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Takashi

4.5素晴らしい映画でした

2018年1月4日
iPhoneアプリから投稿

ストーリーの語り口、
役者の演技、
演出、
全て素晴らしい。

複雑で多重的な立場の関係が、
ある一つの答えに辿り着く様は、
とても心が動かされた。

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十ロ九

2.5良い方に裏切られた。これは…な映画。

2017年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

修道院でおこる事件は予告で把握してたので、映画としてどの方向にふるのかなと思ってましたが、
結果、サスペンスでも信仰でもないヒーロー物でもない物語になっていたことに、ほほぉ…となりました。

語り口はとても丁寧。
例えば、助ける側の女医さんが女性としてどんな性生活を送っているのかを織り込むことで、彼女にとって修道女達がどんな風に見えているのか分かるようになってるわけです
襲われる経験までさせちゃうのはやり過ぎ?と思ったけれど、やっぱりこれがないと説得性がないんでしょうね…それとこれとは全然違うのだというね。

ともあれ、生きることの映画。
でした。

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ジャム太

3.5宗教的正しさとは?

2017年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

第二次世界大戦直後のポーランドでの実話を下敷きにした作品。教義に背くことと、世間の批判を怖れて全てを隠し通す道を選んでしまう修道院長の気持ちが痛い程辛い。人の魂を救済する筈の宗教が被害に遭った者を二重三重に苦しめてしまうジレンマは本当に悲しい。フランス赤十字の医師として近くに駐留していた主人公の機転が無ければ最後まできっと誰も救われなかっただろうし、最後は何とかハッピーエンドで良かったと思います。ただ、同じような話は残念ながら他の地域でもあったでしょう。そしてそこでは皆、主人公のような人に巡り合えていたのでしょうか?ふと考えてしまいました。

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ホワイトベア

4.0静寂の中の衝撃

2017年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

静寂の中で衝撃を受けた作品。終戦直後の出来事とは言え、この状況下で母親としての自覚を持つとは信じ難いと同時に女性の強さを改めて実感。終始夢中になりアッとという間の115分でした。
2017-139

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隣組

4.5映画はソ連の兵士に陵辱されて妊娠させられてしまった修道女達の物語。...

2017年10月21日
iPhoneアプリから投稿

映画はソ連の兵士に陵辱されて妊娠させられてしまった修道女達の物語。フランス人の女医である主人公が修道女達を救おうとするが、ファリサイ人のような律法主義?な修道院長によって、さらなる悲劇が起こる。

結局は落ち着くところに落ち着く訳だけれど、信仰を持っている人には神様の導きだと思うだろう。持たない人は、カトリックの信仰に対して否定的な考えを持つかもしれない。

神様は祈りに応えて最善の道を備えてくださるけれど、耐え難い試練に必ず直面するのも信仰者だと覚悟しなければならない。

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劇場の天使2

3.0良い映画

2017年10月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ヨーロッパの戦争映画では、大体ロシア兵士というのは悪者ですね…実話ですから、残念!

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stoneage

3.5立場と信仰の葛藤劇

2017年10月14日
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鑑賞方法:映画館

1945年、時は戦後ポーランド。

信仰を破ってまで助けを求めに行くシスター。
立場上の都合により最初助けてあげる事が出来ないフランス赤十字女性医師。
2人の出会いから物語が始まる。

自分の置かれている立場と信仰との葛藤によって最初は上手く話は運びませんが、お互いの歩み寄りによって物語が良い方向に進んで行きます。
歩み寄りと言う点ではパーフェクトな内容です。

物語展開的に、戦後の混乱が混乱だけに目を背けたくなる内容ですが、新たなる生命の誕生や生まれつき備えられている母性本能開花など、希望が持てる描写も共感出来る所です。

満点でオススメしたくはなりますが、私的に不満点もややあります。
それは成人男性の描き方。
殆ど絶対悪の様なロシア男性陣の描き方や、バーにて彼女が悩んでいても目の前でふらっと他の女と踊ってしまう彼氏医師など、描き方が少し雑に思えました。
監督女性なんですね。少し偏りが観られます。
女性主体の映画なので分からなくもないですが、異性もこの映画を観るんですよね。
その辺り意識して作って欲しかったです。

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巫女雷男

4.5彼女達の結論は100点だと思う。

2017年9月21日
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だいず

4.0とてもよかった

2017年9月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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吉泉知彦