ハクソー・リッジのレビュー・感想・評価
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デスモンドは平和憲法の日本そのものなのかも知れません
前半はデスモンドが何故衛生兵となったのかが描かれます
後半は沖縄戦の地獄の戦場の中での彼の英雄的な活躍が描かれます
日本人にとってはやはり沖縄戦を米軍側から描いている事に注目せざるを得ません
機関銃でなぎ倒され、火炎放射器で焼き殺されるのはナチの親衛隊ではなく、私達と同じ日本人なのですから
1945年5月に彼が部隊とともに沖縄本島に上陸するところから後半が始まります
岡本喜八監督の名作「沖縄決戦」を出来れば観て置くとより立体的に状況の理解を得られるかと思います
メル・ギブソン監督もそれを参考にしたようなシーンも有ります
劇中で語られる通り、戦争とは敵を殺すこと
沖縄で家族の誰か、縁者の誰かが戦争で犠牲になった人なら、米軍は絶対悪だと思う人もいるでしょう
その米軍の彼らも多数の犠牲者を出した真珠湾攻撃に対して日本は絶対悪だと思って戦っていたのです
結局、戦争にはどちらの側にとっても正義であり、相手は絶対悪であり相対的なものでしかないのです
絶対悪とは米軍がとか日本軍がとかではなく、戦争そのものが絶対悪なのです
プライベート・ライアンが最高の迫真性で戦場を描いて見せた映画とされています
しかし本作を観たならば、本当の最高の迫真性で戦場描いた映画は本作であると考えが変わると思います
ボロクズのように粉砕される人間の肉体
泥まみれの人体のミンチ
それらがプライベート・ライアンのような彩度をわざと落としてどきつさを抑えてはいないのです
砲煙で薄暗くなる戦場には、沖縄の強烈な初夏の陽光が時折明るくその地獄のさまを照らしだすのです
それどころか長い鋭い銃剣で、素手で、直接殺し合うのです
目を背けるな本当の戦場とはこんなものだ
これだって映画なんだと
本物の戦争はこんなものどころではないと
こんな戦争の現実を知ることが、本当の反戦なのだというメッセージだと思います
では戦いたくない
戦争するくらいなら殺されようというのか?
それも違う
デスモンドは平和憲法の日本そのものなのかも知れません
不戦の誓いとは戦争を無条件に拒否するものではないと思います
デスモンドは軍需工場で働いていたので兵役免除されてたいたのに、軍隊に志願したのです
銃には触れないという誓いをもったまま
自分のやれることを果たそうとしたのです
誰よりも勇敢に敵の攻撃に立ち向かって、地獄のような砲火の中で英雄となったのです
彼は卑怯者ではなかったのです
また沖縄の周辺には戦争が起こりそうな雲行きです
そのとき私たちは戦争前のデスモンドと同じです
どのような行動をとるのか?
それが否応なく決断させられるのです
その覚悟を本作は厳しく問うています
ハクソー・リッジ
日本軍は前田高地と呼んでいた場所
那覇空港からゆいモノレールで35分の浦添前田駅で降りて、たった徒歩20分程のところ
今は綺麗に整備された見晴らしの良い高台の緑豊かな公園になって小さな慰霊碑が在るそうです
一度訪れてみたいと思います
今の日本の平和はこのような地獄の上にあったことに思いをはせたいと思います
沖縄戦 前田高地の激戦
米兵目線の沖縄 前田高地での激戦の映画です
しかし、日本人を特段悪者にしているわけでもなく、日本人でも英霊たちに敬意をもってみることができました
そして、主人公が物語全体を貫く 「汝、殺すことなかれ」 これはキリスト教の教えからくるもので、「良心的兵役拒否者(Conscientious objector)」と兵役志願、日本人には少し感覚がつかみにくいものですが、映画鑑賞自体には問題ありません
序盤はちょっとスローかなと思い始めてすぐ、話しは動きだし、飽きることはなく最後まで
暴力的な父親の深い愛情の場面は、自分の父と重なったのもあり心動かされ、監督メルギブソンの巧みさを感じました
ハクソーリッジ、前田高地での戦いは文献で知ってはいたのですがやはり激戦で、戦争の悲惨で容赦なさをリアルに描いています
しかしただリアルなだけでなく、主人公の検身さと行動には手に汗握り、思わず応援したくなりました
この主人公や登場人物は実在・実体験を基にしており、戦後「良心的兵役拒否者(Conscientious objector)」として初めて名誉勲章(アメリカ軍の勲章において最高位の勲章)を授与されたとのこと
その思いと活躍を等身大で描いてるいい映画でした
実話
信条をつらぬく
メルギブソンはタカ派でピューリタンなひとだと思う。
とはいえ、タカ派もピューリタンも、わたしはその意味をよくわかっていないw。
タカ派は国粋主義的で白人至上なトランプ大統領みたいなかんじを言っている。
ピューリタンは宗教的意味合いよりホモフォビアな側面を言っている。ヒースレジャーにホモ映画(ブロークバックマウンテン)に出るのはやめろと諭した逸話は、けっこう知られていると思う。
国策映画などという言葉があるが、自国のことを善良かつ正義に描く映画は、ぜったいに正しいと、わたしは個人的に思っている。どこに自国を悪く描く国があるだろう?そんな国は日本だけだ。徹底した自虐がわたしたちに何を及ぼしただろう?
わたしはもちろん戦争を知らない世代だが、戦争をヒロイックに描いた映画が日本にもあっていいと思っている。坂井三郎を劇的で完全なエンターテインメントとして描いた、たんじゅんな映画を見たいと思っている。
エンターテインメントに必要なのは、たんじゅんさだと思う。誰が良いのか。誰が悪いのか。もちろん悪にも両義性をふくませないと、抗日映画みたいな形骸になってしまうが、勧善懲悪のたんじゅんさはエンタメのきほんだと思う。
そのうえで、太平洋戦争で戦った我らの先達をスクリーンで縦横に暴れさせて欲しかった。むろん永遠に無理だ。事実上、戦争に負けたことは、創作に恒久的な規制がかけられたも同じである。戦争に負けると英霊は戦犯に変換される。たんじゅんなヒーローをつくったら、内外の反日から叩かれて、仕事や活動の場を追われてしまうにちがいない。
ただし公人でなければヒーロー視していいし靖国神社へ参拝してもいい。わたしは政治を知らないし右も左もきらいだが、基本的に日本がわるい国だと思っているならば、とっととよそへ移ったほうがいい。
けっきょく、作り手がたんじゅんで明解な善悪の判断基準をもっていなければ、戦争エンタメなんかつくれない。タカ派でピューリタンみたいな人でなければ、いい戦争映画なんかつくれないのである。
ただアメリカとて、一枚岩じゃない。アメリカを良く描きすぎるとリベラルから反撥の声があがる。その辺は中共と違ってさすがだが、きょうび、ハリウッドで戦争関連映画をつくるとなれば、その市場はこの星全域であって、左へも右へも振らない監修が働くのはとうぜんだ。
映画ハクソーリッジにはタカ派が描いていることのたんじゅんさと、しっかりしたバランスの監修が働いていた。
おそらくメルギブソンは、デズモンドTドスが(自身と重ね合わせて見ることもできる)敬虔な融通の利かない信者であることに絶大な信頼を寄せていたと思う。
ホモフォビアというのは根っこにある生理だ。公的にはLGBTs差別反対のスタンスであったとしても生理ならば揺るがない。その頑迷がある。
要するに、この映画には、いい意味のたんじゅんと、いい意味の頑迷があった。だからいい映画にならざるをえなかった──のである。
信念の重み
多数の名もなき民間人が軍に見捨てられ死んでいった悲劇の沖縄戦の映画を観るのは辛いので正直気が進みませんでしたが、番宣で反戦の衛生兵の話と知ってBSで鑑賞。
デズモンド・ドス衛生兵は映画化の条件として脚色を嫌ったのでほぼ実話といって良いでしょう。良心的兵役拒否者(Conscientious objector)なんて扱いがあったことは驚きです。日本なら非国民として即刻処刑ものだったでしょう。
ハクソーリッジ(浦添市前田高地の断崖)は沖縄北谷(チャタン)に上陸した米軍が首里城の日本軍の本拠地へ向かうルートにありました。迎え撃つ日本軍は硫黄島同様、地下トンネルを拠点としたゲリラ戦で応じました。映画では民間人が巻き込まれていないのがせめてもの救いです。
平時と有事のダブルスタンダードは詭弁としても受け入れざるを得ないのが現実と思っていましたから個人の信条が尊重される本作には驚きました、ただ戦争の悲惨は余りにも酷く、これを参戦の妥協案やまして美談として認める気にはなれませんが個人の限界としてデズモンド・ドス衛生兵の行いは賞賛に値することに異議はありません。
劇中でも銃を拒否するドスに「日本人はクリスチャンじゃない」というイスラムのテロリストの発するような説得がありました、信仰心に基づいたとしても人次第です。平和ボケとか馬鹿と言われても今日の平和が多くの犠牲の上にあることを噛みしめるばかりです・・。
視点はアメリカ寄り
後半の銃撃戦が「プライベートライアン」を引き合いにされるというのはよくわかる。生々しさと迫力が通常の戦争映画より何倍もすごい。現場にいるような臨場感。テレビ放映で見たけど、劇場だったら身動きできなかったと思う。前半が長すぎる、というレビューもあったが、逆に後半が長すぎたら観客にあのインパクトを与え続けるのが難しくなったと思う。前半のやや冗長に感じる部分が後半の緊張感を与える結果につながったと感じる。
日本兵の描き方はまだまし、という評価もあるが、視点はアメリカサイド、というよりキリスト教徒サイド?映画の中の会話に出てくる「敵はキリスト教徒ではない」。キリスト教徒でない奴は殺してよい。これは十字軍の時代からずっと同じ理屈。だからアメリカ新大陸に上陸したときも原住民を殺してよい理由となった。
公平性という面ではクリント・イーストウッドの「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」のほうが双方からの視点を描いていてイーストウッドのほうに軍配が上がる。
それでも感動するのは主人公がアメリカ軍がいったん撤退をすることになり、主人公が迷う場面。ここが最大の見せ場。どう考えても戻れば地獄なのはわかっている。でもそこで戻る主人公。そこからがすごすぎる。前半で主人公をいじめた上司が救出された後、主人公に言う言葉「やせっぽちの変な奴」(そんな表現だったと思う)、つまり屈強でもない、その主人公が75人(!!)もの命を救うなんて、実話でなかったらとてもじゃないけど、信じられない(でも、実話!最後に本人のビデオが登場)。やせっぽちでもスタミナがあったんだね。あの崖をどうやって降ろすのかと思ったけど、あのロープの訓練が役に立つところがおもしろい。
ちなみにほかのレビューであの崖のネットを日本兵が切ってしまえばどうなった?って言ってた人がいるけど、またアメリカ軍がかけ直すだけでしょ。
あとひとり助けさせて下さい !
アンドリューガーフィールド扮するデズモンドドスは、行きがかりの病院でテリーサパーマー扮するナースのドロシーシュッテに魅せられ献血しデートに持ち込んだ。デズモンドは、ドロシーに人を救う衛生兵になりたいと言いながらプロポーズした。衛生兵に志願したデズモンドに父は嘆いた。デズモンドは、陸軍に入っても銃を持たないと宣言した。問題児扱いされているデズモンドの様な状況を良心的兵役拒否者と言うそうだ。神は殺すなと言っているとデズモンドは主張した。回りの連中はデズモンドを追い払わおうと殴りつけたり結婚式に出れなかったりしたがデズモンドは頑張る。麗しいドロシーも駆けつけ激励し、軍法会議にもかけられたが父の努力で認められ沖縄へ出向いた。日本兵は死ぬ事を恐れず攻撃してくるのをデズモンドは果たして避けられるのか? 米軍も必死だが、日本兵も必死の戦い。激戦の中でもデズモンドは銃を取らなかったし、軍が退却しても日本兵がそばまで来てもひとり残って助ける。あとひとり助けさせて下さい。そんな銃を取るより勇気ある実話があったんだね。
戦勝国も沢山死んだ。
殺戮ではなく人命救助にフォーカス
アメリカの戦争映画にありがちなヒーロー映画感が少なく、地上戦の過酷さや悲惨さが伝わる作品だった。
また衛生兵にフォーカスした作品は初めて見たので、とても新鮮だった。武器を持たずに戦場に行き、人命救助に尽力された方がいたことを知れて良かった。
日本との戦争を敵国目線で映画を通して見るのはとても勉強になるので、多くの人に見てもらいたいと思いました。
一途な信仰心
デズモンドが幼少の頃からの出来事から信仰心を目覚めさせ、その信念のもと、戦場でも特異な活躍をする話。
この当時の軍隊であっても憲法を大切にするアメリカに敬意を表する。
基本的に軍隊であれば、規律は大切。
命令のもと、整然と行動されなければ、命に関わる現場。
そこにあっても個人の信条が優先される。
正直すごい国だと思った。
当時の。
だとしても一緒に戦う仲間としては、面倒くさいし迷惑な奴だなというのが感想。
上司にとっても扱いにくいだろうし。
だけど、結果として彼の行動で命を救われた仲間がいる。
救いたいという一念で無鉄砲な行動で仲間の命を救う。
その想いの強さには脱帽。
人と違う人でなければ特別なことはできないということか。
信念の強さ、信仰心。
怖い。
なんにしても、戦場の悲惨さ。
なんともリアルな死体や血や肉片で画かれる。
やっぱり戦争は下の下策。
沖縄戦について知らなければ。
後半だけでいい、
前半はずっと出征前の話。
その経緯が長く感じてそこまでいらんかったと思う。
家族のことや彼女とのこと、軍の内部のことなどアメリカ国内でのくだりが時間とりすぎて、この映画のメインの訴えたいところまで半分をとってて「間延び」してるかんじもあった。
それがとてももったいなくもあった。
後半がよかっただけに。
ようやく真ん中くらいから、結婚初夜?のシーンからの「沖縄」にいきなり移る。
後半からこの映画のタイトルの「ハクソーリッジ」のコトバ、その凄惨な戦場が出てくる。
なんともそのストーリー展開の組み立て方が急すぎでもあり、よくわからんかった。
そこからは怒涛のすさまじい沖縄戦の戦場シーン。
その前半との差もすごいものがあって、一気に身体がこわばった。
でも、後半はよかった。
「もう1人、助けさせてくれ」、後半こそ、「この映画で伝えたいこと、訴えたいこと」であろう。
それだけに間延びしてちょいムダとも思える前半が残念。
前半部分は5分の1でいい。
戦争の残酷さを映す程反戦の思いが伝わる
家の整理をしていたらまた出てきました、
未見のDVD😱
中でも今作、戦争じゃないですか。
戦争映画苦手なんです😅
しかも結構長いらしい😰
他にもDVDあったから後回しか⁉️
いや、きっと良作だ😤
監督メルギブソンだし。
そもそも何で後回しになってたか、
アンドリューが好きではないから。
いい男だと思いますよ、だけど何か軽薄さを感じる。
どーでもいーけど、瀬戸康史に似てる。
瀬戸も興味がない。
今作で興味あるとすれば、やはり名優ヒューゴでしょうね👍
あとドロシー役の女優、キレイですねー❤️
最近こーゆー若い正統派の美人増えてきておじさん嬉しい😍
で中身ね。
まあいっぱい死にます。そらそーよ戦争だもん。
その見せ方がリアル。
よく爆弾一発で大勢の人が吹っ飛ぶ映像ありますが、今作は肉片とか上半身だけとか、明らかに死んでるのが分かります。
銃撃戦でも頭だけとか足だけ千切れたり、頭半分無いとか内臓飛び出してるとか、観てないけど「進撃の巨人」の実写でもこれくらいやれよ💢(アニメは悲惨な死体沢山😱)と思うくらい、残酷この上無し。
ここまで表現するのは、監督メルギブソン故なのか。
彼の信仰から来る反戦の祈りは、作品の中では「不戦の兵士」ドスの、まるでスーパーヒーローの様な立ち回りと、残酷な死に方と無残な死体に依って語られている。
観てるとアメリカ側に肩入れしてしまうが、勝って万歳という感じでもない、ドスの振る舞いに全てが現れている。
これでこの人が実在の人物という事も凄い。
今更ながら、故大林宣彦監督も、ここまでの残酷描写をやって見せて欲しかった気もする。そうすればもっと彼の反戦の祈りも伝わったのではないだろうか。
一個ケチ付けたいのが、日本軍の切腹シーン。
これはちょっとリアルさが足りないかな🤔
後で調べたら、あの方は陸軍中将牛島満らしい。
日本軍でドスみたいなの居たら、
即絞首刑なんだろう。
彼自身を拾う
信仰と恐怖
戦争映画は恐ろしい。この映画を観た第一声がそれかと突っ込まれそうだが、本心なのだから仕方ない。ホラー映画よりも恐ろしいと思う。それが現にあるものだから。本作を観ながら、私は飛び交う銃弾を避けようと何度ものけぞり、恐怖の声を上げた。それほどに戦闘シーンは迫真に迫り、観る者に強い衝撃を与えるものとなっている。映画技術の進歩はもとより、メル・ギブソンの手腕にもよるのだろう。とはいえ、殺し殺される相手方は日本人なのだから、複雑な思いにもなる。
主人公を演じるアンドリュー・ガーフィールドは、「沈黙」で演じた宣教師に続いて、日本の地で信仰心を試される役を演じることになった。彼は両方の役で同じような台詞を発する。I can’t hear you. 神よ、あなたの声が聞こえません。ただし本作では、そう呟く彼の耳に、負傷して呻く戦友たちの声が飛び込んでくるのである。
全く前知識なく観始めたため、エンドロールの前にデズモンド・ドス本人の映像が流れて驚いた。
日本人としてどう感じるか?
太平洋戦争末期の沖縄本島での日米激戦を映画化。武器を持たない衛生兵を主人公に迫力の戦闘シーンがこれでもかと押し寄せる。
個人的には、何かを訴え掛けられたと言う事はなく、信念を貫き通す青年と激しい戦闘のリアル描写の裏に『アメリカ最高』が見える脚本だと感じた。
私は自身をゴリゴリの保守ではないと思っているが、あの日本兵の描写には悪意を感じざるを得ない。
論評の中には中立な描写だ、当時をよく調べて戦闘シーンなどを再現したと言う評価も見受けられるが、製作及び監督の意図を一人の日本人として何かが引っ掛かる残念さを感じてしまった。
また、本作に歴史的興味を持った事に間違いはなく、日米激戦のハクソー・リッジは現在の浦添市に実際にある高地との事。両国の戦没者に敬意を持って訪れてみたいと思った。
実話ってすごい・・・
実話というのが凄い。敬虔なキリスト教徒であるガーフィール役の主人公が銃を持たず、誰も傷付けないで人を助けたいという自分の信条を曲げず、衛生兵を志願し、過酷な軍のいじめにもめげず、晴れて衛生兵となる。沖縄のハクソー・リッジは難攻不落で、グロテスクなほどに銃撃戦、爆撃シーンに血が飛び散る。そんな中、敵味方かかわらず負傷兵を75人も崖から降ろし助ける姿は本当の意味でのヒーロー。こんな実話があったのかと驚いた
戦場での命の軽さと、当然であるべき命の尊さを学べる
理不尽にも思える明確な敵があって際立つ誉れ
「もう一人助けさせてくれ」
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