マン・ダウン 戦士の約束のレビュー・感想・評価
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彼から見える世界
悪くないと思う
観に行く直前に、イギリスではチケットが1枚しか売れずギネスレコードになった、というニュースを読み、少し不安だったが、いやいやそんな悪い映画じゃないよ。戦場で戦った兵士のPTSDを真面目に描いた映画です。
ただ、海兵隊の訓練時、戦場、その後のカウンセリング、帰国後といった時制の違う場面がバラバラに描かれ、あまり風景が変わらないこともあり、前半はちょっと入り込みにくいけど、最後まで観て欲しいな。
主演シャイア・ラブーフは奇行ばかりが報道されているイメージで、トロンとした顔に丸刈りが似合わないんだけど、それもリアリティかもと思わせる。最後は泣けます。
マン・ダウン 戦士の約束
あまりの理不尽さに…
アフガニスタンでの戦闘に参加する海兵隊員のお話し。ストーリーは様々な時間軸と虚実が交錯しながら進んでいく。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の影響下での主人公の主観が、廃墟となったアメリカで息子を探す映像で表現される。その状況が理解される時には、どうしようもない状況に追い込まれており、一気の結末にかけては、あまりの理不尽さに怒りを覚える事も出来ず、不覚にも落涙。
主人公は特別な人物ではなく、妻子を愛するどこにでもいる父親だからこそ、理不尽さを一層引き立たせる。せめてもの救いは、最後に妻子の前で正気を取り戻せた事か。
他国の事というには狭くなりすぎた世界。戦場が場所を移すこともあれば、同様の症状を発症させる事故・災害も多い。とても身近な問題でもある。
テーマは良いのですが
PTSDの症状を激くし過ぎた感
幼い息子と妻に恵まれた海兵隊が、妻の反対を押し切って戦場に派遣され、戦場の悲惨な体験を引きずって国に帰還してみると家庭は壊れ、親友にも裏切られていた事を知り、人格が崩壊してしまい悲劇的な展開になるのだが、主人ののPTSDの症状がちょっと現実味に欠け、せっかくいいテーマを扱っているのに、奇をてらった感が出てしまい、本来伝えたかったであろう、戦場からの帰還兵の問題の焦点がぼやけたのではないか?そこは『アメリカン・スナイパー』と対照的。『アメリカン・スナイパー』はPTSDのところはかなりあっさり描いてあって、あったのか無かったのか分からないくらいだったけど。
しかし、三つの時間軸が並行して進んでいくミステリアスな展開は良かった。結構頭を整理しながら観ることを余儀なくされますが、観る者の頭を混乱させようという意図はなかなか心憎かった。
でも自分だったら戦場の出来事より、帰還してからの家庭内の出来事の方がショック大きいだろうな。そのまま家を飛び出してヤケになってホームレスにでもなるかもしれない。
精神に変調をきたした帰還兵の異常行動
父と息子の戦場を越えた愛の悲劇で賞
帰還兵の真実を目の当たりにする
PTSD
切ない
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