「かなりブラック。淡々と切り取られる人間模様。」トッド・ソロンズの子犬物語 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
かなりブラック。淡々と切り取られる人間模様。
【賛否両論チェック】
賛:ちょっと変わった飼い主達が巻き起こす人間模様がシュールで、思わず笑ってしまう。
否:ストーリーそのものはかなり淡々と進み、なおかつ笑いもシュールなので、惹かれないと眠くなること必至。汚物のシーンなんかも、かなりリアル。
1匹のダックスフンドの半生を通して、行く先々で出逢うヘンテコな飼い主達の巻き起こす人間模様が、妙におかしくて笑ってしまいます。子供に“避妊”の解説をしたりする母親や、ひたすらに“もし・そうなら”を乱発する脚本家崩れの大学講師等々、笑いのポイントはかなりシュールなので、好みは分かれそうですが。
ダックスフンドはメチャメチャ可愛いんですが、それにそぐわない内容で、それがまた奇妙な笑いを誘います。
笑うに笑えない。でもクスッと笑ってしまう。そんなブラックユーモア満載のコメディです。是非チェックしてみて下さい。
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