パッチ・オブ・フォグ 偽りの友人
解説
万引き常習犯のベストセラー作家につきまとうストーカー男を描いたイギリス製サイコスリラー。25年前に執筆した小説がベストセラーとなり、現在も大学教授として何不自由ない暮らしを送る中年男性サンディ。そんな彼には、万引き癖という誰にも言えない秘密があった。ある日、サンディはスーパーで万引きしている姿を監視カメラに捉えられるが、警備員のロバートは友人になることを条件に見逃してくれるという。不審に感じながらも提案を受け入れるサンディだったが、ロバートはサンディに対して異常な執着心を見せるようになっていく。テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のコンリース・ヒルがサンディ、「スナッチ」のスティーブン・グレアムがロバートを演じる。
2015年製作/93分/イギリス
原題:A Patch of Fog
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2021年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ロバートが不気味なのは最初からなんだけど、クセになる(笑)
狂い出した歯車は誰にも止められそうもないなというのもわかってた。
ただ、ロバートがそこまでサンディの作品に固執する理由がいまいちわからず。どこかに会った?
終わり方としては、ちょっとあっけないような。
何も解決しないままなので。
どうでもいいけど、サンディのかなり危険そうなメタボにハラハラ。最後も自重に打ち勝ちナイフを掴める気が全然しないから(笑)
2021年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
どう言っていいやら。。
たぶん、作品としては失敗してない。狙ったところにいってるんだろうと思う。
変わり者が出てくる話は珍しくないが、まあ、普通はその一人に焦点をあてて掘り下げる。しかしこれ二人出てくる。両方が変わり者で、それをぶつけたような話で、受け攻めも立場が逆転したりする。この構図自体はおもしろいと思う。
では、賞賛するかと言ったらしない。なぜかというと、ともに理解できない人物造形だから。二人ともストーリーに合わせた理屈で作られていて、刺さってこない。心理戦を描きながら心を描いていない。そこが芯になる作風でそこ抜けてるんだから、そりゃあダメでしょう。
と、あきらかな良い悪いがあるので平均点てことで。
2021年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
いやーロバートが気持ち悪くて最高。
法的に悪いのはサンディで、気色悪いのがロバートでっていう。
ただサンディが盗んだ一番大きなものは…ってとこは予想の上を行っていて、
個人的にいきなりこの作品への評価が上がったポイントだった。
サンディの心理と連動するようなカメラワークも巧みで、すっかり引き込まれた。
もう何回も「いろいろ目をつむって本当の友達になりなよ!」って思ったけど
最後のオチもそう来るか、と。
そこはかとない物足りなさは否めないけど、
すごく”上手”な作品だったと思う。
2020年5月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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よくあるストーカーものスリラーかと思いきや、全然違くて特にラストが悲しい。
何故にサンディが万引きを繰り返すのかもきちんと回収されていました。
彼はとんでもないモノを盗んでいたのですというオチからのハプニング、やらなくていい事をやって自滅という非常に好きな感じの終わり方で良かった。
あの世で仲良く本当の友達になれるといいね。
あの世=地獄かもしれないけどおじさんたち頑張れ!!