ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
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MX4Dで観ました
映像のクオリティはすごく高いので、実写でもアニメの映像と遜色無く、カッコいい映画に仕上がっています。
しかし、なぜマンガやアニメと設定を変えちゃうんだろうか。しかも主人公のバックボーンになるような所や性格とか…変えないで欲しかった。
母親の桃井かおりとか必要?彼氏が居たとかも…途中から、そんなキャラじゃねーしって何回も心の中で呟きました。
バイオハザードみたいに新しいキャラを主人公用に作って、新しいストーリーでやれば良いのに。
それと、北野武の荒巻さんはかなり気に入らなかったです。見た目は寄せてたけど、周りのキャラが皆英語なのに1人だけ日本語だし、滑舌は何言ってるか分からないレベルに悪い。演技も?だし。
他にも居たでしょ、とっても残念。
CGとか再現性がすごいだけにもったいないと思いしましたが、原作を忘れて観るなら、普通にSFアクションとしては面白いですよ。
最後まで見ると案外うまくできてる気がする
桃井かおりが出てくるあたりまでは、これは失敗なのではないか?と思って見ていました。
劇中の情景描写はアニメと同じ方向性なのですが、実写のためか予算のためかグロテスクで汚い映像になってしまっていて、アニメの方を好きな女性も引いてしまうのではないかと感じました。 アニメを追わずにそこそこ綺麗でスタイリシュな実写映像を目指したほうが良かったように思いました(映画マトリックスみたいに)。
他のコメントでもあるように、北野武さんはずっと日本語でしゃべるわけですが、劇中で電脳化により、子供が数秒でフランス語を学習したといった話が出てくるので(吹き替え版)、電脳通信で他人とコミュニケーションできる人間が、口で何語を話すかは個人のアイデンティティーの1つという設定なのだろうと理解しました。そういうなんでも理解できるし、そうなんだと思い込まされてしまう(脳のハッキング)くらい電脳化が進んだ世界で自分のアイデンティティーを探すというテーマを意識させるための小道具ではないかとも思います。
全体を通して感じたのは、登場人物・設定はGHOST IN THE SHELLなのですが、ストーリーはロボコップの劇場第一作を少しハッピーエンドにしたような感じにまとまっており、個人的にはアニメの劇場版第一作のラストより、こっちの方が好きです。
アニメの劇場版第一作は草薙素子の晩年と思うので(テレビ版より未来)、長い捜査人生を経て人形使いとどっかへ行ってしまっても良いのでしょうが、本作の様にこの時点が彼女の義体での始まりとしたほうが見る人が混乱しないし、パート2が作りやすいと思います。老いないヒロインなので時間経過が難しいですね。
「草薙素子は日本人のはずなので、ヨハンソンは..」という人も桃井かおりとのやり取りで明かされる真相とラストの桃井かおりとヨハンソンが素子の墓を参るシーンで納得できる脚本なのではないかと思います。 その点が引っかかって観ないという方が居たら実に残念に思います。
『同意します』
何故、『攻殻機動隊』でなく、『GHOST IN THE SHELL』なのか。『攻殻』の意はフチコマ、タチコマの事であり、今作品はそれらに該当する兵器は描かれない。それよりも『義体化』された近未来に於いて、果たして自分のアイデンティティを証明する何かは在るのかという疑問を問い詰めるテーマを主眼としているのが今作品である。それは今まで何を成したかの『記憶』ではなく今現在、そして未来に何をすべきかという行為こそ、自分たらしめることであると台詞でも発言されている。
そして今作品の監督のリスペクト振りが過剰な程演出されているという点も忘れてはならない。枚挙に暇がないのだが、たけし扮する荒巻の台詞の『キツネを殺すのにウサギを寄こすんじゃない』も、過去作にありげな雰囲気での台詞回しさえもそのオマージュ振りが半端無く感じ取れる。
それで、勿論このサイバーパンク的世界観が大好物な自分からしても、今ひとつ物足りない所謂『哲学感』の少なさはがっかりだが、それでもハリウッドのそして中華資本のパワーがこうして日本の作品に息吹を与えるという点は寧ろ歓迎ではある。何せ日本は金がないからね。有るところから引っ張ってくるのは邦画界でも積極的に奮起を促したい程。
ニヒルでアイロニカル、皮肉屋な素子とハリウッドナイズされた主人公というのも面白いと思う作品だ。ま、でも一番好きな作品は漫画版の2冊目なんだけどねw
がっかりな実写化ではなく笑える実写化!
ファンですが、意外と面白かった!
光学迷彩や街のつくりなど細かな設定は原作やアニメを踏襲していて、鑑賞しながら色々な発見があって面白かった。
自らの記憶や存在に悩む少佐も、新鮮で面白いし、動くスカーレットヨハンソンはやっぱりカッコよくて観ていて飽きません。トグサやサイトーには「!?」と戸惑いましたが、バトーさんは慣れれば違和感なく、少佐にひっそりと想いを寄せるバトーさんや犬と戯れるバトーさんにほっこり。
私は三度の飯よりタチコマ君が好きなので、「多脚戦車が...」と話に出てきた時には胸を踊らせましたが、現物が現れて、かなり笑ってしまいました。アニメとは全く別物です。なぜあそこだけ20世紀のロボットのようなのか謎です。タチコマファンは要注意。ぜひ、次回作ではリアルなタチコマ君を所望します!
色々ツッコミどころがある映画でしたが、それも面白いし、CG技術や役者さんの演技、音楽は素晴らしく、邦画のアニメ実写化に比べればずっとずっと良かったと思います!!
がっかりする実写化でなく笑える実写化で良かった(о´∀`о)!!ぜひ原作を知る友達と映画館へ!
判る人には判る、と言ったところかな
原作と随分違い判りにくい所はあったが、結末になってみれば成る程これは言わば「予告編?」なんだなと言う事が、マニアなら判る。
一番驚いたのは桃井かおりだ、吹き替えで見て桃井のしゃべりに英語の字幕は付いていなかったから、あれ英語で演技したんだね、
タケシはやっぱり今一だったね。
まあマニアにとっては次からが楽しみって言う事かな?。
街がすごい!!
街の細部が気になってしょうがない。遠くからも、街中を車で走ったり、歩いたりする中で何度も映るがもっと知りたいと思わせる力があった。
患者の衣服の袖部
会議の映像インターフェース
義体の修理ロボットアーム
車、バイクなどのオリジナルデザイン乗り物
…などなど、もっと自慢してほしい、チラッと映るイカしたアイテムに見惚れた。
要するに、ヒーロー誕生物語って感じ。バトーの眼のところ、好き。2002年のTVアニメ版を半分ぐらい見た知識で観たのでかなり楽しめたと思う。
ぜひ、続編を観たい。そこで、魅力的な敵と派手なバトルを期待。
押井版好きなら
やっと観れました。これなら押井監督も納得の出来なのが分かりました。出足は?な部分もちょいちょいあって直ぐには入り込めませんでしたが、中盤からはお馴染みのシーンが盛り沢山で気が付けばラストまで一気に連れて行かれエンドロールであの曲が!ハリウッドらしい脚本は賛否がありますが、私は十分楽しめましたよ(^^)9課の連中は原作のキャラに忠実でナイスキャスト。マテバも出て来ます。全シリーズ中最強の荒巻課長、素子の母親にはビックリ!(笑)他の主要キャストにもうちょっと名の通った俳優を起用したら海外でも人気が出たかもですね。字幕版でしたので、ブルーレイ出たら是非吹替版でもう一度楽しみたいと思います。トランスフォーマーシリーズのように続くといいなぁ〜。
柔らかい殻
原作コミックと押井守監督のアニメ版は、原作の
熱狂的ファンであった友人から勧められて高校時代
に鑑賞したが、残念ながらそれ以降は見直していない。
なので、元の話は記憶からほぼほぼすっ飛んでいる。
そんな付け焼刃程度の知識からの印象ではあるが、
予告編の映像は鮮烈なアニメ版を僕に思い起こさせたし
そもそもカッコ良さそうだしでちょい期待していた。
主演のスカヨハ嬢も好きだしね。まあ原作の主人公と
比べるとちょっとふ……肉感的過ぎるかとも感じたけれど(←コラ)。
* * *
原作に対しての自分の印象は、
近未来の雑然とした風景は一見して傑作SF『ブレード
・ランナー』を彷彿とさせるが、人間と電子頭脳が
融合したSF世界の現実味溢れる緻密な描写、そして
ドライかつハードなキャラが独自の魅力を放っていた印象。
が、今回の映画を観てまず感じたのは――
「原作ってこんなにウェットでソフトな内容だったっけ?」。
途中からは別物だと割り切って観る事にしたが、
もっとストイックな内容を期待していたせいか、
ちょっと消化不良感を覚えてしまった。
特に映画の主人公ミラの印象は原作とかなり異なる。
原作の方が前述通りハードかつドライな印象なのに対し、
ミラの場合は、血の通った肉体への思慕や、他人と
繋がりたいという人間的な憧れがもろに前面に出てきて、
後半では「自分は何者か」を探る為だけに行動する
思いっきりエモーショナルなキャラへとシフト。
そのキャラ自体は良いのだけど、違和感。
これは他で例えるなら、
ゴルゴ13が「俺は何故人を殺めるのか……」と葛藤したり、
アンパンマンが「俺の顔を食べる前に自分で食料を得る
努力くらいしてみたらどうだ……」とカバオ君に言い放つ
くらいの改変だと感じる。(極端過ぎないかそれ)
ここは自分の中での原作との印象の差異から受けた不満
であるが、一般的な近未来SF映画としても不満アリ。
世界観の描写は、造形や色彩など表面上は一見鮮烈だが、
人間と電子頭脳とが融合した近未来、という設定の
奥深さや緻密さを感じるアイテムや描写は殆ど無い。
3Dで浮かぶ巨大なゲイシャやチベット僧なども、
ミスティック・エイジアな雰囲気を醸し出すべく
投入されただけであって、大きな意味はない。
見栄えが良くてもそれがただの背景以上の物ではないので、
最終的な印象として世界観が薄っぺらく感じられる。
で、結局、「『ブレード・ランナー』等に影響された
よくある近未来もの」と言う印象に落ち着いてしまった。
* * *
ここまで悪口ばっか書いているわけだが……
最終的な判定としては観て損ナシの3.5判定。
映画の主人公は映画の主人公だとミラに共感し、
原作とは別物のスタイリッシュなSFアクション
だと割り切って観てしまえば、
本作は決して悪い出来ではないと思う。
流麗な銃撃&格闘アクションやビジュアルは楽しめたし、
自身の過去を探る主人公とその周囲の人々が織り成す
ドラマはエモーショナルで、僕はけっこう好きだった。
特に桃井かおりの登場する場面には心を動かされたし、
ミラに対して科学者としての好奇心と母のような
感情が入り雑じるオウレイ博士も切なくて良い。
機械と人の魂(ゴースト)の境界はどこにあるのかという
深遠なテーマはさして描かれないが、科学や利益の為に
人の魂を弄ぶテクノロジーの脅威というテーマはそれでも残る。
* * *
北野武も魅力的に撮られてたと思うしね。
自分の部下を信じ抜くリーダーはカッコいい。
冒頭とは別の攻殻機動隊ファンの知り合いが、
「荒巻(北野武の役)に銃なんか持たせちゃいけない、
その時点で原作の荒巻とは全然別キャラだ」と
不満タラタラで語っていたのだが、しかし、まあ、
彼のバイオレンス映画が好きな自分に言わせれば、
“世界の北野”には拳銃ブッ放させたくなるのが人の性(さが)(?)。
かの劇作家チューホフも有名な言葉を遺している。
『第1幕に北野武を登場させたら、第2幕では
銃を発砲させるべきである』(言ってない)
真面目な話、北野武は演技や台詞回しが巧いとは
思えないのだけど、そこも含めて笠智衆や大滝秀治
等の俳優さんに相通じるものを感じるんですね、僕は。
深みのある風貌と独特の声音、佇まいの魅力。
本作の場合も、あのざりざりとした佇まいが
映画のトーンにマッチしていると感じた。
「狐殺すのに兎よこしてんじゃないよバカヤロー!」(言ってない)
* * *
鑑賞後、原作との差異をより詳細に書いた方のブログ等
を読んだが、僕が過去に鑑賞した原作・アニメ映画
だけでなく、以降に発表されたシリーズからも
引用したと思われる設定が本作には色々とあるそうな。
僕は中途半端な立場でのレビューな訳だが、
原作への知識が殆どない人や、原作との差異を楽しむ
くらいの心構えでいられる人なら楽しめるのかも。
僕は割と楽しかったです。
<2017.04.08鑑賞>
原作とアニメ版に敬意を払いつつ、ご新規さんにも配慮するということをそれなりに出来ている。
そういうのはリメイクやリブート作品でのノウハウが積み上げられているハリウッドではスタンダードになりつつある、というのが個人的な印象。悪くは無いが若干食傷気味であることをゴーストが囁いている。
作品の志向としてはあたかもダイジェストのように既存のシークエンスを実写/CGIに落とし込んでいて「やりたいこと、見せたいもの」への思いが溢れている。それはまあいい。その上で謎のロボコップ要素を持ち込んだことはくだらないアイデアだと思える。要するに主人公の消されたアイデンティティを取り戻す過程をメインストーリーにしてしまったことでかなり矮小化してしまったと思えるからだ。設定を変えてなおかつそのミラ(素子)を掘り下げることの無意味さは言うに及ばない。
またあの設定で「少佐」と呼ばれていることもおかしいし、なぜ完全義体の最初の成功例が公安なのかと。ついでに言うとあの小狡いオムニ、もといハンカの社長なら素子に「ハンカ社の経営陣に手出しできない」くらいのことはやるはずだが笑。
実写/CGIでの成果の一つとしては素子の完全義体を"いい感じに"艶かしくしたことだろう。元がそうなんだから仕方ないのだけどあのスカヨハのムッチリとした重量感は悪く無い。細身なのに義体ゆえの重量感を表現するのはアニメ版で腐心されていたことで、その狙いは今作でもスカヨハの演技に反映されていたが、断片的で貫かれてはいなかった。たぶんやり過ぎると滑稽に見えるからかもしれない。彼女は原作やアニメ版を一切知らなかったそうで、そういう彼女のアプローチは今作のコンセプトには整合していたと思う。マンガ的なイメージから脱却させた上で、現代的な「人間性の回復」を扱っているということになるのだろう。まあ問題は「それを攻殻でやるのか」になるのだけど。
吹き替え版でのキャストが発表された時点で字幕版のことは忘れたが、まさかたけしの滑舌の悪さを英語字幕で補う日が来るとは。そしてあの芸者ロボは『妖獣都市』なのかな。
押井守のバセットハウンド
押井守の劇場版に比べれば、深みが無くなり何処かで見たような分り易い陳腐と言えなくもない内容に変わってしまったけれども、画面からは、監督が意図しているものが十分に伝わってくる充実したいい映画だと思います。
劇場版の一場面をそのまま実写化した場面や、犬好きの押井が実際に飼ってるバセットハウンドをアニメに登場させてたのをきちんとなぞったりして、押井に対する敬意が半端なく。それぞれのシーンが前作劇場版同様に観ていて楽しいのは、押井の世界観を実写で表現しようとしているのがわかり、それがある程度うまくいっているからだと思いました。
たけしについては、いろいろと賛否がありますが、日本語の台詞回しにちよっと難ありと思ったものの、日本語がわからない外国人には、むしろミステリアスで、複雑で得体の知れない感がでててよかったのかも。あとシーンは少ないが桃井かおりの演技はとんでもなく。姿の変わった娘と再会する桃井、このシーンだけでも、この映画を観る価値はあるものと思いました。
日本の今後を考えさせられる良作
攻殻機動隊を元にした良いハリウッド映画。
酷評されている北野武だが、私には良かった。
彼のヤクザまがいの風格は役どころにぴったりである。
実写版の映画はコスプレの鑑賞と似ている。
原作と違う部分を探すより、原作とはそもそも別物であることを念頭におき、似通っている部分を探して歓ぶのがかしこい楽しみ方ではなかろうか。
アニメや原作をそのまま見たかったのに! と憤慨するのが分かっているならば、初めから映画館に行かなければいいのである--。
街並みが日本のような中華街のような、オリエンタルな雰囲気なので、よくある勘違いハリウッドなのか? と思いきや、原作でもわざとこのように描かれている。
本作で表現されているのは「未来の日本」の姿である。
日本は遅かれ早かれこのようになる、という予言だ。
そのことに気付くと、攻殻機動隊を知らない人間でも、あることを考えざるを得ない。それは、我々日本人自身がこの先、国際化する自国でどのように生きていけばいいのか? ということである。
中華系の流入は止められない。
科学技術の上でも中国の台頭に日本が勝つ見込みは薄い。
某企業が買収されたのは序章に過ぎない。
スクリーンの中の一見奇妙に見えるTokyoは、フィクションでも夢物語でもなく、現状から予想される「近未来の日本」なのだ。
想像力のある人間ならば、「科学技術の発展の恐ろしさ」と一言で片付けられない幾つもの表象が、本作に散りばめられていることに気付くはずだ。
この作品を日本の映画館で観ていることに、意味を感じた。
迂闊に素子を掘り下げると…
痛い目みるぞ、ってことですか。
日本アニメの実写化はほぼ失敗が約束されているようなもの。
期待しないでみたら…意外と面白かった。
スカヨハの無駄遣い感はあるがある意味ハマり役。アクションはさすがだし、クゼとの関係などはもっと見てみたかった。ただ素子の内面を掘り下げた心意気は買うとして…結局、ロボコップになってしまうんだよなぁ。浅いといえば浅いが、難しいといえば難しい。
また実写ならではの唸るような表現は少なく筋も大味なのは否めない。
9課はもっと独善的な正義感に溢れてないと!笑
私のゴーストは…ギリギリ囁かない感じの作品。
攻殻機動隊だと思わずに見れば、それなりに面白い
原作とこれまでのテレビ版、劇場版アニメのファンゆえ、実写化にはちょっと、、う~~ん、、なところはありましたが、、スカーレット・ヨハンソンは本当に頑張ってアクションに臨んでいたし、あのシーンやこのシーン♡が二次元でなく3次元になったらこうなるのか!という原作ファンには嬉しいシーンがしっかり盛り込まれていたと思います。
2時間弱で全部を完結するために変更された設定などは、これは仕方ない。別物と割り切ってみれば、それなりに面白いSFアクション映画だと思います。
吹き替え版の声優さんが、ぴったりとフィットしていて本当に素晴らしかった!
吹き替え版がちょうどよい時間がなくて、4Dで観賞しました。高額につきましたが、なかなか楽しかった。近未来の移動、高層ビル群の上空からの降下、少佐のダイブなど、ちょっと体感。
惜しむらくは、Bートたけし。あまりにBートたけしのまんま過ぎ、、。たけしファンには良いのでしょうねぇ。ここはアニメ荒巻課長のイメージが強いので辛かった;
街が激カッコいい
オールドチャイナタウン、雑居ビル、桃井かおりが暮らす団地、など個人的には、出てくる街並みや建物がかなり好みで、観てるだけでドキドキワクワクしたので満足度は高い。
原作の設定は割と忠実に再現されてたが、もともと、スカヨハ演じる素子はいかがなものかと期待半分不安半分で観に行った。。
やはりアニメの草薙素子とは印象もキャラもなんだか違う。が、彼女の美しさには何度も目を奪われる。そして後半になると、ストーリー的にも、彼女が素子を体現することに違和感はなくなってゆく。
多脚型ロボとの激しい戦闘の後、手足の一部がもげてしまい、激しく傷つき機械部分まで露出し、降りしきる雨の中横たわる素子は、それはそれは美しかった。この世のものとは思えない。
そういった人間と機械の間という危うい存在感を、実写映像だからこそ説得力を持って表現しえていたシーンも幾つかあるなと感じた。
原作ではもっと強く問いかけられる、人間が人間たる理由とは。魂とは、という問い。
本作で提示される答えは陳腐で浅くて、、むしろいらないだろって感じでした。そのへんはわかりやすさを盛り込まないといけないハリウッド商業映画だからしょうがないのかなー 残念。
記憶と行い
植付けられた記憶が本当に自分の体験かどうかなど普通の感覚では疑わない。
デジタルな映像がアナログのリアリティーと肩を並べると見分けがつかなくなる感覚は理解できるけど怖いなぁ。と思います。
草薙小佐やバトウの義体化した理由が
わかってすっきり。
水面上での闘いや戦車の鋼鈑を剥がす時の腕が千切れるシーンなどアニメより
表現がリアルで見応えあります。
記憶が人をつくるのではなく
成し遂げる内容で決まる。
過去の産物より未来に産み出すものを
尊ぶ考えかたは、クリエイターならではの発想でいいですね。
個人的には、街中の空間に溢れる3D映像が凄く自然に感じました。
実現にはあと、何年後かなー。
攻殻機動隊では無い
せっかくなのでと吹き替え版を見ましたが、課長はタケシだしは中途半端だし攻殻シリーズ全体をごちゃ混ぜになってるし内容に逆に面白かったです。
最後にですがチャイニーズマネーの影響がすごいです
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