ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
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全体的に中途半端
世界でただ一人、脳以外は全身義体の世界最強の少佐率いるエリート捜査組織公安9課。ハンカ・ロボティックスの推し進めるサイバー・テクノロジーを狙う、サイバーテロ組織と対峙する。捜査を進めるうちに、事件は少佐の脳にわずかに残された過去の記憶へとつながり、彼女の存在を揺るがす衝撃の展開へと発展する、というストーリー。
GHOST IN THE SHELL、イノセンス、TVシリーズと観てるので期待半分不安半分で鑑賞。比較しなければよくありがちなSF映画、といった感じ。
ハリウッドの味付けがされてると気づけば展開を予想するのは容易で、平凡の範疇と言えるお話。
見どころがあまりない映画になってしまい、テーマもキャストもアクションも世界観も全てが中途半端な仕上がりに感じた。
最後までスカーレット・ヨハンソンのコスプレ感が拭えなかったのが残念。アクションもややぎこちなく、スタイルもうーん、髪型もどうせならオリジナルにすればよかったのに…。
ただ、吹き替えの田中敦子と大塚明夫の掛け合いはめちゃくちゃよかった。
観るなら絶対吹替版がおすすめ!
ヤクザ映画の連続に連なる
攻殻の映画作品は全てパラレルという前提が必要
前提として原作、アニメ、映画どれとも時代背景が違い全身義体化がやっと完成した程度の技術レベルであり他作品と比べてネットワークなどが未熟な世界
それを踏まえて攻殻初めての方にもわかりやすいように描写していると理解して見れば大体のことは許せる
色々混ぜたストーリーだが綺麗に収まっているしパラレル設定は攻殻映画の常なので大体許せる
ただ唯一ビートたけしのボイスだけが聞き取りづらかったのが個人的には残念だった後半からは気にならなかったけどね
最低作品
攻殻を知らないとしても、どこにも見どころがなく、盛り上がりもなく、一体何のために存在しているのかすらわからないような作品です。
100億かけたというけど、スペクタル感も何もない。イメージ重視のようなシーンもあるけどガキの遊び程度のもの。何ひとつ取り柄がない。
攻殻機動隊を知っている上で言うと、ド最低の実写化作品です。絵ヅラは押井版アニメを完全再現したりして雰囲気を真似ようとしたり、それでいて世界観設定は滅茶苦茶にしてる。初見でもわかりやすくしたんだろうけど、どこを取っても攻殻と言えない所まで改変してしまっています。素子が世界初の全身擬体被験者という無茶苦茶な設定。そしてそれが無理やりやらされた事で、嫌々ながら擬体にさせられたというストーリー作りによって、攻殻の本来の筋書きにはほど遠い作品になっている。
この実写では無理やり擬体にさせられた素子が記憶を取り戻し人間性を回復するというアホな内容になっていますが、本来の攻殻は擬体、電脳化からさらに上のラベルに行こうという話です。ですのでまるっきり別物にされてしまっているわけで、この実写化は要するにロボコップのパクりでしかない内容です。であればロボコップ観た方がよっぽど良いです。
映像は綺麗だった
途中の記憶塗り替えられてた
おじさんのシーン少し考えさせられ
るものがあって面白みありましたが、
他は王道シナリオ感があって、
ただそれを映像にしました感あり
うまく世界観に入り込めませんでした。
王道シナリオでも、見せ方うまくて
引き込む演出できてる
映画には意識せずとも引き込まれるので、
何の違いなんでしょうね。
素人にはわかりませんが、その辺が監督さんの腕の違いなのですかね。
一緒にみたお友達は、記憶消さないでやるの
可哀想、なんてひどいことするんだ
という感想を、しみじみ言っていたので、みる人によってはまぁまぁ面白いのかな?
ちなみに、私は攻殻機動隊は名前聞いたことある程度で全くみたことがありません。
友達はちょろっとだけ、ワンシーンくらいかな、アニメみたらしいです。ほんのちょろっとだけ。目がアンドロイドの人と一緒にたたかってたな、くらい。
レディロボコップ
アニメがハマらなかった身としてはいい作品
押井守版の攻殻機動隊は二作とも鑑賞済み。
かなり低評価が目立つけど個人的にはいい実写化だと思う。
<脳が人間で身体はロボットならば人間と言えるのか>というテーマを実写ならではの演技でスカヨハが体現していて、テーマ自体もアニメ版より深い気がした。
ただやっぱり北野武だけ日本語話しているのには違和感を感じる。
どうせ電脳化してるんだし、せっかく世界中のキャストが集まっているんだから、北野武だけじゃなくて他の外国人も母国語で話した方が攻殻らしさがでるし未来感もでる。
ストーリーはアニメにあったところがなかったり、新しいシーンがあったりと完全な真似ではなく色々改変してある。たぶんそこが低評価の原因だと思うけど、アニメがイマイチハマらなかった自分にとっては今作はエンタメ要素もあって面白い。少佐の正体についてのミステリーもあってハラハラするし何よりもWETAデジタルの視覚効果が素晴らしく世界に浸りこむ。
特に後者はサイバーパンクの世界観が好きな自分にとってはたまらん映像だし緻密で大胆なアクションはカッコいい。でもアクションシーンは無駄にスローが多くてドキドキがない。
エンドクレジットでアニメの印象的な民謡を流れたときはちょっと嬉しかった。
素晴らしい映像体験
昔からの攻殻ファンとして、この映画は必見。
見た感想としては、素晴らしい!!の一言。
ただ、ストーリーについてはそれほど面白味はない。
原作や日本アニメ版の攻殻を随所に踏襲したストーリーで、特段目新しさはない。ファンとしては嬉しいけど。全編にわたってニヤニヤできる。
けど、前半の襲撃シーンの映像は素晴らしかった。
なるほど、あのアニメを実写にするとこんな表現になるのか!!と感心した。あのシーンは電脳の表現含めて製作者が相当気合入れて作ったのが感じられる。
街並みも面白い。
未来で本当にあーなるのかはわからないけど、なるほど、そういう可能性もあるなーって感じ。ブレードランナーの進化版というか。
あと、この映画はIMAX 3Dで見ることを強くオススメする。3Dの方が圧倒的に面白い!!それは間違いない。
IMAXの音質も素晴らしいので、この映画の世界観にどっぷりと浸かれる。
たけしだけちょっと微妙だったけど(笑)、主役のスカーレット・ヨハンソン含め俳優も良かったし、良い映画体験させてもらいました!!
物語に時代が追いついてきた。
良い所と悪い所がはっきりしている
好きなアニメの実写なのについぞ見てなかったこの作品を今日初めて視聴した。
結果としては私はアリだと思う。
しっかりとミステリー要素を含んでいるし、
原作やアニメに対してのリスペクトが感じられ、それを視聴者が見てニヤリと出来るシーンが盛りだくさん。
ここはタイトルに書いた通り良い所だと思う。
反対に悪い所は近未来の世界観。
ゴテゴテの芸者ガールズや日本と中国をごった煮にしたような街並みは日本人として、もとい本作のアニメ好きとしては中々受け入れ難いものがあるように思える。
逆に言えば欧米からするとブレードランナーしかりやっぱああいうイメージこそが日本や中国なんだろうか。
まとめとしてはアメリカが考えた攻殻機動隊はこれです!と言われればなんの問題無くむしろ楽しめた作品だった。
ただ最後に…荒巻(武闘派)のたけしがアウトレイジにいたかしら?と思える役どころでちょっと面白い笑
それとタチコマはー!?ゴツい多脚戦車じゃなくて可愛いタチコマはー!?
良い実写化だと思う…
小生、押井守ファンにして『イノセンス』と『スカイ・クロラ』をこよなく愛す者ナリ。
そんな偏った視点から本レビューは語られています、ご注意をば(笑)
とはいえ、そんなに不満点とかはないです(笑)
(酷評してやろうと手ぐすねひきながら鑑賞に挑んだのはヒミツ♪)
全体としてまとまりが良く、スカーレット・ヨハンソン、桃井かおり、ビートたけしの好演もあり、本実写化に際してのオリジナル設定や、エピソードも問題なく、普通に楽しめましたわ。(義体の普及度に関して文句のある人もいるかもだが、ワシはスルーできたよ)
原作マンガファン、アニメ版ファンも一見の価値はあると思うし、「攻殻」文化に関係なくてもアクション映画好きならばオススメ。
(まあ、一番強い導線はスカーレット・ヨハンソンかな…)
んじゃ「…」は何かって言うと、これだったらアニメ見た方がいいよな、とはやっぱなってしまうので。アニメが本当に素晴らしいだけに…ね…
個人的には(リスペクトなのかもしれないが)実写オリジナル展開より、「原作アニメ順守」のシーンの方がむず痒くてしんどかったのですよ。
(穴が開くほど観たからねー元のアニメ。)
まあまあ、それはホント個人の感想なんだけど、商業的な目算があったのか、リスペクトがあったのかは知らないけど、「そのまんま実写化」の流れはそろそろ諦めた方がいいんじゃないかなぁ…って。
まあ、良いコンテンツってのは希少なんで、使いまわして儲けた方が…ってメソッドは判るんだけどね(笑)
猿まねばかりの三流映画
リスペクト満載…だけど、微妙な感じ
"GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊" のハリウッド実写版。
DVDで鑑賞(吹替)。
オリジナル版は鑑賞済み。
オリジナル版へのオマージュやリスペクトがたくさん詰め込まれていて、その再現度もかなり高いなと思いました。
冒頭の要人暗殺シーンしかり。熱光学迷彩を使用した水溜りでの格闘しかり。多脚思考戦車との壮絶なバトルしかり。…
ですが、そのまま過ぎて実写にした意味を見出だせず、これまた複雑な心境でした。VFXの進歩は感じましたが…
スカーレット・ヨハンソンの少佐役、大いに結構。MCUのブラック・ウィドウ役ですっかりファンになったので大変嬉しかったですが、ちと肉感的過ぎる気がしました。
ホワイトウォッシュじゃないかと騒ぎになったのも記憶に新しい。理由付けはされていたものの違和感は拭えず。アジア系女優でもアクションが出来る人はいると思うが…
ハリウッドの伝統や制度の闇を垣間見たようでなんとも言えない感情でしたが、最近では時代の流れと共に意識改革が進んでいるようなのでどうなっていくのか気になるところです。
※修正(2024/01/30)
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