LOGAN ローガンのレビュー・感想・評価
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独特の寂寥感の漂う良い作品
号泣しました。
マーヴェル作品の中で、私が1番好きな作品が、ウルヴァリンシリーズです。
マーヴェル作品が公開される度、必ず父と映画館に行くのですが、今回も観に行く事になった時、過激なシーンやR15指定がついてしまう作品は、苦手で観るのが怖かったのですが、ウルヴァリンシリーズ最後という事で観に行ってきました。
1番気にしていた過激なシーンも、かなりスパスパといくので、逆に気にならず観れました。
ウルヴァリンサムライ同様、彼が、関わると周りの罪の無い人間が必ず巻き込まれてしまう。故に、私には、ウルヴァリンが心を閉ざしてしまっているような印象に見えているので、観ていてとても切ない気持ちでいっぱいで、チャールズの最後のシーンでは、涙が止まらず号泣してしまいました。
ローラは、最初チャールズだけには心を開いていて、チャールズの出した食事を食べたり、薬を飲ませたり一緒に映画を観たりするシーンがとても好きでした。
不老不死だった彼の最後は、とても切なく悲しい、そんな結末だったと思います。でも、沢山の犠牲者の上に存在してきたウルヴァリンにとって、この死は、望んでいたのかなとそんな気がしました。
老い
人情溢れる人間ドラマ
ヒトってやつは。。。
「X-メン」(ブライアン・シンガー監督 2000)で初めてスクリーンに登場したウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)のラストステージである。
前作では、この世界観になじめなかった感じのジェームズ・マンゴールドであったが、今回は、自分のフィールドに近いほうにもってきた感があり、一味違う作品になっている。
ミュータントも「継承」するということか。その儀式のような映画であった。
ドラマ部分の演出力はもちろんあるのだが、アクションシーンにも見るべきものがあった。
だから余計にドラマ部分が引き立つのだ。
いつの世も、ヒトのやることは愚かしい。
良かった
タイトルなし(ネタバレ)
前半の少女が次々と人を殺していくシーンに顔を背けたたくなったが中盤からはここまでのローガンの長い道のりも思い出され感動。X-MENシリーズの集大成がアクション映画ではなくヒューマンストーリーとして終えたコトがすごい。
オマケになるがシェーンの名場面、セリフが被るのもクラシック映画ファンとしては嬉しかった。
ひとつのおわり
今までなら好きだったかも
このシリアス路線、今までなら好きだったかもしれないが、最近のxmenシリーズの終焉感、ヒュージャックマンの老い、なんかシックリこなかった。それと主要人物をドンドン殺していくストーリー展開はないな。仮にリアル重視でそうしたとしてもあの程度ストーリーじゃもったい無さすぎる。
全体のストーリーも三流な感じしかない。
泣けた〜…>_<…
アクションとヒューマンドラマの快作
XMENシリーズはいずれも、単なるヒーローアクションの映画ではなく、ミュータントとして生きている自分自身のアイデンティティの相克がテーマになっている。
本作も例外ではなく、悩める主人公が迫り来る敵と戦いながら、自身のレーゾンデートルを模索し続けるという二重構造の奥行きを持っている。そこに少女が加わって、物語は立体的に進んでいく。
兎に角ヒュー・ジャックマンがいい。肉体は衰えても百戦錬磨の中年男らしく胆の据わった主役にぴったりの堂々とした演技だ。これまでのXMENの役柄とは一味違う深みがある。
わかりづらい設定も、ストーリーが進むにつれて徐々に明らかになっていく。決して説明的ではないところがいい。
結局家族が一番という世界観はいかにもアメリカ映画の定番だ。よく考えたら、アメリカで軍事小説とスパイ小説のベストセラー作家であるトム・クランシーもロバート・ラドラムも底流にあるのは家族が一番大事という考え方だった。アメリカという国は、信じられるものが家族だけだった開拓時代の心情がいまだに民衆の心の底に色濃く残っているようである。それはそれで悪くはないが、世界観の広がりを制限してしまっているのは否めない。
本作品もそんな世界観にどっぷりはまってはいるものの、映画自体としてはストーリーも演出も演技もカメラワークも一級品で、とても楽しめる快作である。
寂しいが、これが現実
老いには、勝てぬ(´Д` )
老いたウルヴァリンというのは、新鮮?な設定で、且つロードムービー。
話も世界救わず、こじんまりした展開。
良い切り口ではあるんですが所々??な部分があり、悪くは無いんですが今一歩と言った感じです。(ウルヴァリン・SAMURAIよりか余程良いです。(笑))
疑問点として、ミュータント兵器として生み出された子供達。新たな兵器の開発に成功して(其れがクローンウルヴァリン)お払い箱となり、処分されるところを良い研究員の手引きで、脱走。
これは、いいんですがならば、研究所側は捕獲ではなく抹殺に動くと思うんですよ。
なのに捕獲しようとする、何故?
ラストでも捕まえようとします(そこをローガン・ローラコンビがバッサバッサ切りまくる。)超能力があるとはいえ殲滅にかかるべきでは?情報漏洩を気にするなら、死体にしてから、回収すればいいわけで。
まあ、これはアメリカのR指定に引っ掛かるからかも知れませんが、それで話に説得力が無くなるのでは??と思ってしまいます。
大人殺すのはよくて子供殺すのはNG?
後、話的に、チャールズは、序盤で退場すべきだったかと。ローラは、当初チャールズになついている感がありました。そのせいかローガンとローラの親子愛的な感情の流れが弱く感じました。ロードムービーなので、二人での逃避行に焦点を当てて描けば、最後の別れが、より一層良くなったかと、個人的には思います。
ボケたチャールズを甲斐甲斐しく介護するローガン。
かつての隆盛は何処へやら。
そこだけなんだかリアル(笑)
発作的に超能力発揮して、人類抹殺されたらたまったもんじゃない(笑)
X-MENシリーズを全く見たことがない人は、以下の4つを頭に入れて...
X-MENシリーズを全く見たことがない人は、以下の4つを頭に入れておくといいと思います。
1.シリーズの世界観
突然変異によって人間から進化し生まれた新たな種・ミュータントは、それぞれが多様な特殊能力を持ち、人間たちから差別を受けていた。押さえつけられたミュータントと人類は度々戦争の危機に見舞われていた。
2.X-MEN
人類・ミュータント間の争いを食い止め、両者の共存を目標とするミュータントのチーム。
3.ローガン/ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)
本名:ジェームズ・ハウレット。驚異的な治癒能力を持つミュータントで、両腕には出し入れ可能な大きな爪が入っている。彼を利用しようとした研究者により破壊不可能の特殊金属アダマンチウムで骨格(両腕の爪を含む)をコーティングされ、より強靭な肉体となった。その後X-MENのチームに加わり、世界の平和を守る一員として活躍した。
4.チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)
世界一のテレパスで人の心を読む・操る・記憶を操作するなどの能力を持ったミュータント。いろいろあって下半身不随。X-MENの創設者で、ローガンをチームに引き入れた。ミュータントのための学園も経営し、人類とミュータントの共存を目指して活動していた。周りからはプロフェッサーXと呼ばれていた。
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作中ではX-MENの活躍がコミックとして出版されている設定。いわゆるヒーロー漫画として英雄的な側面が強調されており、ローガンは『殆ど嘘っぱち』『タイツ着て人の命が守れるか!』などと突っ込んでいる。
これは、
「今までキャッキャ喜んで見てきたX-MEN映画、延いてはヒーロー映画も、現実の世界で同じことが起これば、もっと悲惨だ」
というメッセージと受け取れるわけで、観客にとっては今までの実写版X-MENシリーズが“虚構”であり、この作品が“現実”であることを突きつける。
アクションシーンの残虐性、とんでもなく悲しいストーリー展開は必然だ。
似たようなテーマの作品としては「キック・アス」や「スーパー」なんかも挙げられると思うけど、この「LOGAN」は前者のようなポップさは微塵もなく、ひたすら重い…。ヒーローそのものの悲劇を容赦なく徹底的に描いた挑戦的な作品だ。
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吹替ではダフネの声を鈴木梨央ちゃんが担当しているが、ハツラツとした彼女にローラという役はちと暗すぎる。悪くはないけど絶賛もできない。わざわざ子役にやらせなくても、大人の女性声優に任せるのがベストだったかも。
ヒューの吹き替え山路和弘さんは、ヒューとともに今回が最後になるわけで、いつも以上に大事に演じていたと思う。ウルヴァリン×山路和弘がもう見られないかと思うとホント寂しい…。
パトリックの吹き替えは大木民夫さんから代わって麦人さん。テレビ版からの人選だ。大木さんは現在89歳で、チャールズ役にもピッタリなだけに残念だけど、麦人さんの吹き替えもすごく良いので、ぜひ吹替版もチェックしてほしい。
他にも「チャッピー」の川島得愛や「ヒックとドラゴン」のヒック役・田谷隼らが吹替版に参戦している。
悲しすぎる展開に
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