「スケールの大きな面白い歴史ものになり得たはずなのに、結果的には残念」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
スケールの大きな面白い歴史ものになり得たはずなのに、結果的には残念
チェン・カイコー監督による2017年製作(132分/G)中国・日本合作映画。原題または英題:妖猫伝 Legend of the Demon Cat、配給:東宝、KADOKAWA、劇場公開日:2018年2月24日。
唐の西安に留学した空海が楊貴妃の謎を解いていくというロマン溢れた物語構想には、すごく魅力は感じた。空海を演じた染谷将太も偉人となる姿を予見できそうでとても魅力的に感じられた。
ただ、映画全体としては面白みをあまり感じなかった。VFXのレベルが、今から見てしまうといかにも低かったことが一つにはあるが、演出及び脚本がいけてないせい!?楊貴妃役の女優がただの美人に見えてしまったことも大きいか。
少し前には、中国と日本の合作映画が作られていたことには感慨を覚えた。
監督チェン・カイコー、原作夢枕獏、脚本チェン・カイコー 、ワン・フイリン、製作総指揮
角川歴彦 チャオ・ファーイー アルバート・ヤン、エグゼクティブプロデューサー高秀蘭 井上伸一郎 アルバート・リー、プロデューサーチェン・ホン、撮影カオ・ユー、美術トゥ・ナン ルー・ウェイ、衣装チェン・トンシュン、VFXスーパーバイザー石井教雄、サウンドデザイナー柴崎憲治、音楽クラウス・バデルト、主題歌RADWIMPS。
出演
空海染谷将太、白楽天ホアン・シュアン、安倍仲麻呂阿部寛、楊貴妃チャン・ロンロン、白玲松坂慶子、大師火野正平、玄宗皇帝チャン・ルーイー、李白シン・バイチン、高力士ティアン・ユー、陳雲樵チン・ハオ、春琴キティ・チャン、玉蓮チャン・ティエンアイ、白龍リウ・ハオラン、丹龍オウ・ハオ、麗香シャー・ナン、黄鶴リウ・ペイチー、瓜翁チェン・タイシェン、安禄山ワン・デイ。