「原作の文庫4冊読んでから観ました。」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 タカさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の文庫4冊読んでから観ました。
クリックして本文を読む
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読み切ってから腰をすえて映画空海を観ました。
原作者さんと空海さんに大変失礼な内容でした。
嵐の中、船の強烈な揺れに空海さんが怖がり、船が転覆して空海さんが海に沈みっぱなしです。
どうやって入唐したか等何の説明も無し。
わざとなのか悪意を感じるシーンでした。
訳が分からない楊貴妃の空中ブランコシーンを作るなら肝心な部分を説明する所に回してほしいものです。
チェン・カイコー監督は本来巨匠と呼ばれる素晴らしい方と思います。
何か大人の事情というか、違う方面からの力が働いてる気がしました。
なぜこう思うのかというと莫大な金額のかかった東京ドーム8個分に及ぶ広大なセットを建築し、素晴らしいCG、素晴らしい俳優陣に素晴らしい監督が揃っていたという所にかなりの本気度を感じたからです。
日本と中国のしがらみがなければ素晴らしい作品が出来た気がします。
コメントする