「もっとバディ感があれば…」空海 KU-KAI 美しき王妃の謎 彬さんの映画レビュー(感想・評価)
もっとバディ感があれば…
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原作未読。
歴史知識も薄いです(汗)。
ファンタジーだろうと思いながら観に行ったので内容に違和感は覚えませんでした。
空海と白楽天がホームズとワトソンのようにバディで楊貴妃の謎を追いかけていくのですが、真相のパートになってから肝心の二人が傍観者になってしまったように感じたので、そこまでのくだりでもっと二人の関係が密になっていたら楽しいなと思いました。
白鶴の青年二人のエピソードには泣いたので、空海と白楽天にもそれくらいの強い絆があるか、物語を通じて結ばれたら更に感動的だったかも……。
白楽天は物語を通じて成長しましたが、空海は事件前と事件後でさして変化がなかったように感じるので、やはりタイトルロールのキャラクターはどのキャラクターよりも大きく成長した姿を見たいです。
豪華絢爛な映像は一見の価値ありですが、欲を言えばあと15分〜25分ほどシェイプできたら更に面白いのではと思いました。
途中でリタイアしてしまったのかいびきがどこからか聞こえてきました……(涙)
とは言え、前知識無くても楽しめましたし、中国との映画の可能性も大いに感じたので、観て良かったです。
字幕版でも観てみたかった(中国語は分かりませんが、言葉の響きを聞くことでよりあの世界観に入り込みたかった)。
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