山(モンテ)

劇場公開日:

山(モンテ)

解説

現代イラン映画界の巨匠アミール・ナデリ監督がイタリアでオールロケを敢行し、宗教・自然・人間のすべてと対峙する孤独な男の戦いを描いたドラマ。中世後期のイタリア。南アルプス山麓にある小さな村の外れで暮らすアゴスティーノと妻ニーナ、息子ジョバンニ。壁のようにそびえる山に日光を遮られて作物が思うように育たないため村人のほとんどが去って行ったが、アゴスティーノたちは先祖の墓や亡き娘の墓があるこの地を離れられずにいた。アゴスティーノは飢えた家族のためあらゆる手を尽くすが、周辺の村の人々からは異端者として差別され、ついにはそこで暮らすことさえ禁止されて家族は離れ離れになってしまう。神や自然、そして人間からも見棄てられたアゴスティーノは、たったひとりで忌まわしき山と対峙することになり……。第73回ベネチア国際映画祭で「監督・ばんざい!」賞を受賞。2016年・第17回東京フィルメックス特別招待作品。

2016年製作/107分/イタリア・アメリカ・フランス合作
原題:Monte
配給:ニコニコフィルム
劇場公開日:2019年2月9日

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映画レビュー

2.0これはムリだー

2023年8月23日
Androidアプリから投稿

前半のストーリーがあるあたりなら何とか耐えたけど岩砕き始めてからはもう何を見せられてるのやら。難解な映画から深淵なテーマを見出すのはカッコいいかもしれないけど、私にはそしてこの作品ではムリでした。でも冷静に考えると、しがらみで自由に動けない、そのしがらみを打破するのだ、ってけっこう単純でつまんない映画だよね。

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三毛猫泣太郎

3.0絶望的な挑戦を開始せよ。

2020年3月14日
Androidアプリから投稿

人生の基調は退屈であり、絶望であるか?
実に退屈な映画ではある。絶望を生きる過程は単調であり、眠気を誘う。映画は現実逃避でもある。しかし、この作品は大胆にも観るものに現実の単調、退屈、絶望ありのまま突きつける。

あの圧倒する山が現代のグローバル資本主義の隠喩であれば、太陽の光を遮られた、孤立した彼は我々観るものひとりひとりとも言い換えられる。絶望的な挑戦を始めよと言葉にならないあのハンマーの反発音と絶叫が訴えている。

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シン

0.5駄々イズム

2019年3月27日
iPhoneアプリから投稿

理性を捨てた美しさを感じるには、現代の弁証に耐えられる愚者では無い。

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たろっぺ

5.0これは日本映画です(アミール・ナデリ監督曰く)

2019年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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bloodtrail
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