カレーライスを一から作る
劇場公開日 2016年11月19日
解説
「グレートジャーニー」シリーズで知られる探検家・関野吉晴が武蔵野美術大学の課外ゼミとして行った活動を追ったドキュメンタリー。「モノの原点を知ることで社会が見えてくる」と考える関野は、学生たちに色々なことに気づいてもらうべく、野菜や肉、米、スパイス、塩、さらには器やスプーンに至るまで、カレーライスに必要なすべての材料を一から自分たちの手でつくるという途方もない計画を発案。集まった100人以上の学生たちと、9カ月にわたる試行錯誤を経てカレーライスを完成させた。学生たちが野菜づくりに悪戦苦闘する姿や、食べるために飼育した家畜を殺すべきか悩む姿を通し、「食べる」「生きる」という人間にとって当たり前の営みを見つめ直していく。
2016年製作/96分/日本
配給:ネツゲン
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2017年4月3日
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鑑賞方法:映画館
関野吉晴と武蔵野美大の学生との素敵な授業でしたね。食べ物の話は普遍的なテーマなんですね。
人が生きて行く事も矛盾や掟を伝えるには分かりやすいテーマなんだと思う。
参照するのが億劫なのでしませんが、ブタをぴーちゃんと小学生との葛藤映画とか、ドイツの食べるという行為を捉えた映画やイルカのコーブ?もありましたね。映画中で学生の一人が、ある線引きをしながら我々は食べてるんだとの気づき、女学生がスーパーに並んだパックされた肉を、今更ながら凄いと、流通機構に携わる様々な人々の手を経て、人間の都合による殺戮が見事に消され見えなくされ、命が消費されている現実に気づくくだり、やはり、こういうのは体験して初めて実感できる事ですね。
私も鳥を養鶏場から貰い受け、捌いて食べる事を試みたけど、どーしても首が切れません。その瞬間は、ビビってションベンちびり、転げてました。
罪だけど、それが生きているという事です。その深い意味を間接体験させてくれる映画でしたね。小学生でも、充分、見せて良いし、見て欲しい映画です。
2016年12月4日
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鑑賞方法:映画館
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カレーを一から作る流れ。
美術大学のとある講義(課外授業)で実施されたこの授業。
4月に開始し1月にカレーを食べる。
机に向かう勉強も大事だけど、こういった体験しなければ出来ない授業は1年に1回必要だなと感じる。
学校じゃないとこういうことって出来ないよなぁと思うと、学校教育へのメッセージにも感じた。
野菜やお米だけでなくスパイスから作り、容器なども手作り。
もちろんお肉も。
鳥を締めるシーンは思わず顔をゆがめてしまったけど、命を頂くという事はそういう事。
印象的だったのは「動いている動物も生き物だけど植物も生き物。私たちは生き物を頂いている。」という点。
そして学生たちが
「スーパーに並んでいる同じ形の野菜に違和感を感じる。」
「災害や気候で左右されながらも抗って作る食べ物よりも、その状況に準じたものを食べようと思った。」
「(締めた鳥を食べて)泣きながら食べるかと思ったけど、いつも食べてる鳥の味がして美味しい」
という素直な感想。
ドキュメンタリー映画としても良かったけど、テレビでも普通に放送してほしい内容だなぁとも思いました。
観劇した日は保育園児が大量に見に来ており、ちょっと見るの早い年齢じゃないかと思ったけど、幼少期からこういった作品を魅せるのはとても大事に感じた。
そしてU-zhaanのタブラが合間に入るのが、作品に何故かとても合っていて良かった。
2016年11月23日
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鑑賞方法:映画館
良い経験だと思います。
私も田舎者なので有る程度は理解・経験してたと思ってましたが、目標が無いまま農林高校農業科大変でした。
農作業まだまだ(ケイフンは辛い❗)
酪農は順番制で月一位泊まり込み(1・2・3年各1名に先生❗)
牛・豚の世話です。
人生的にはスゴイ経験と思ってます。
2016年11月19日
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一から作る 作品でした。
生きるということの大切さを感じられました。
カレーライス が大好きで興味がでましたので、もう少しカレーを作るシーンを映像化してほしかったです。
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