「長かった」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 ぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
長かった
アンジェロはもっと胸糞悪いやつじゃない?って感じでした。ちょっと山田孝之さんだと影を背負いすぎて、かっこよくなっていた気が。虹村兄弟は見た目の再現度というと微妙ですが絵的に美しく、演技も良かったと思います。山崎賢人さんは後半良くなっていったけど、少し迫力に欠けました。凄みがなかったです。
原作を読み込んだりしてるわけではないので的はずれなことを言っているかもしれませんが、原作のジョジョの凄さは、パワー(腕力?)の強弱だけではなく、スタンド=本人の精神力が可視化されたものが戦い、勝敗がつくところにあると思います。身体を鍛えたり、武器を装備・強化すれば強くなる、というのではなく、その行為が「人の意思」に基づいているというところに焦点をあてている、徹底して人間の精神の成長について描かれた素晴らしい作品だと思うのです。
ヤバいスタンド使いがいたとしたら、その強さはそいつの精神にこそ起因している。乗り越えないといけないものが多い人ほど強いスタンド使いなのかもしれない。そういう意味では山崎賢人さんにはたくさんの壁を乗り越えて、さらに面白い第2章を見せてもらいたいと思いました。
最後に映ったシアーハートアタックにはかなりドキッとさせられて、あれで第2章が楽しみになりました。