昼顔のレビュー・感想・評価
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不倫愛を肯定しない、軸のブレない映画
ドラマの延長、ありきたりな商用映画かと思いきや、不倫愛を終始決して肯定しない、軸のブレない映画。ラストの展開も衝撃的。
斎藤工は、ドラマ未鑑賞でも楽しめる映画だと話していたが、確かにそうかもしれない。ドラマの軸を引き継ぎつつ、映画として一貫したメッセージがあると思う。また、アドリブが多用されているらしいけど、上戸彩の熱演っぷりがスゴイ!
結ばれる2人に終始訪れる困難の連続。「幸せになろうなんて思ってない」「周りをどれだけ犠牲にしているか」色んな重い言葉に、不貞行為を決して肯定しない、この映画の一貫したスタンスというか、メッセージがこもっているように感じた。
一方で、散々不幸を背負う、上戸彩演じる紗和に対しての脚本愛があったように思う。終始罵られ、不幸の連続にハマる紗和が可哀想にすら感じてしまうけど、想像を少しだけ裏切る終焉を迎えさせたのは素晴らしい。
終演後に館があれだけざわついた映画も中々ない。見る価値ありの衝撃作って言っていいんじゃないでしょうか。
本当に好きな人と
結婚は出来ないと言うけれど
この映画でそれは本当ですね
けれど、
社会的な契約より 周りに認められなくたって
自分の心と体の全てが 大切な相手に愛されていると感じられる事は
何にも代えられない幸福だろうな
最後まで2人の愛情の糸が太い
太くて、真実で、切ったとしても無駄で
「ただサワがすきなんだ」の一言が。。。
何度思い返しても泣けます
何が辛いってこれをサワが聞けない事。
これで不倫じゃなければ。
ドラマから年月が経って、再び出逢って 大声を出すサワに。
当たり前に反応して走り出す北野先生に。
変な言い方をすれば
動物の本能だったり 本能的に自分の子孫を残したい相手には 必死になるんだと
思った
ノリコ役とサワ役 女優魂凄まじい
狂気じみていて後味も悪い
でも印象に残らない映画より
わたしは良いですおやすみなさい
期待を納得に変えるものとは...
TV版の3年後のお話ですが、TV版とはだいぶ趣向が違います。
なので、TV版のイメージで劇場版を観るとどんよりな気持ちで映画館を出ることになっちゃうので、気を付けたほうがいいです。
TV版は『不倫あるある』を個性豊かなキャストの演技・効果的な音楽、笑いなども入れながらうまくまとめられて、テンポよくストーリーが展開していくので、紗和と北野の恋は引き裂かれることになりますが、心地良い納得感というか、不倫ドラマでありながら学園ドラマのような爽やかさが残りました。
不倫ドラマでありながら心地よい結末だったのは、結局あまり誰も不幸になっていなかったからだと思います。
紗和は北野は引き離されますが、ある意味 紗和が望んでいた通り俊介と離婚しますし、北野も乃里子からさほどお仕置きされた感なく引っ越していきます。利佳子もお咎めなく子どもたちの元へ戻りスマホも使えているし、一番ババを引いたのは絵描きの加藤ぐらいなもの。
なのできっと神様が2人に罰を与えなければと思って劇場版をこさえたのかな。
独り身になったせいか紗和は行動に慎重さがなくなり、彼女のやることなすことが身勝手で軽率に見えへてしまって感情移入が難しくなっています。
まぁ、どちらにしても不倫そのものが身勝手で軽率な行為なんですけどね。
北野はダメ夫になってます。
乃里子はもはや魔女です、が、そこが唯一の見どころかも。
紗和が越してきた町の人たちが不倫に厳しいのもあまり理解できなかったなぁ。
ただ、劇場版を観てからTV版を観返すとかなり面白いです。
それだけでも美味しいけど、塩を降って食べたらもっと美味しいスイカのようです。
結末を知っているだけに至る所で胸が締め付けられ感が倍増します。
そういう意味では劇場版とTV版は対を成してひとつの作品になっているのかもしれません。
巧い
不倫と贖罪
誰もが純愛でした
悪女
ひとつの作品
昼顔、ドラマ毎週楽しみに見てたのでその流れで
これは絶対行かなくちゃと。
はっきり言って期待はしてませんでした。
人気ドラマの安易な作りの続編映画ってよくあるじゃないですか。まぁそれでもいいやって感じで観に言ったわけです。
元旦那の現在とか、あの面白い姑の回想シーンとかもちらっと出てきたりすんのかな、なんて思ってたら、
そんなものは潔いほど全く無く新しい映画の世界に満ちていました。
私の考えが甘かった。
これはドラマとは別物で、ちゃんとしたひとつの映画としての作品でした。
ドラマも良かったけど、
こっちも凄く好きだなぁ。
上戸彩ちゃんがまた素晴らしく
あ、このひとはこじんまりと家庭に収まっててはいけない女優さんだなって、初めて思った。
これからも、もっと色んな映画に出て
私たちを楽しませてもらいたいですよね。
のめりこんだ
上戸彩がエロい!
上戸彩がエロい!手と目と光と闇と風と間と…あらゆる演出が上戸彩のためにある。『紙の月』で宮沢りえが「来ますか?」と観客を善悪の境界を超えた所に誘ったように本作の上戸彩も(つまり西谷弘監督も)観客を誘う。その終着点はあまりにも倫理的で現実が甘く思える程の突き放し加減も見事
クライマックスの展開は完全にホラー。光と闇のカットバックがあまりにも恐ろしい。
最終盤で上戸彩演じる紗和はあるものを探し求める。俺はそれを観ながら「あそこにあるのに」ともどかしさを感じながらもそれは救いとして幼稚ではないかとも思って観ていたら…西谷弘監督はそんなことは百も承知のうえでそれに代わる救いを極めて映画的な画で提示してみせた。思わず膝を打った
とにかく上戸彩(と西谷弘監督の演出)に尽きる。あまりにもフェティッシュで舐めるような視点はカメラのレンズの先っちょに舌が付いてるのかと思うほど。そんなわけはないが
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