昼顔のレビュー・感想・評価
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立場により考察が変わる映画★
不倫を肯定できないのは世論の力。有名人になれば、不貞を露呈され裁かれる。噂ができ、論じられる人は人生の中で一度も過ちを犯したことがなく、またこれからも犯すことがないのでしょうか?様々な理由と立場から考察は変わり、それぞれの人生はその時々の背景の中で変わります。人々の心に波紋を投げ、誰もが何かを話したくなる、そんな映画です。北野先生とサワちゃんを通じて、世論に挑み、静かな何かを訴えかける今作。見る価値ありです。
指輪はサワちゃんには届かないけど星空を線路で見上げるサワちゃんの薬指にとまりにきたホタルが、北野先生からのメッセージ(指輪)だと思い、ホタルが飛び立つときが北野先生とさわちゃんの本当のお別れだと思い涙が止まりませんでした。切なくも心に届く様々なメッセージ。静かな涙が、いつまでも心に残る結末でした。最後に指輪を見つけた子どもが北野先生二世であったことは良かったけど、それを女の子にあげるのではなく、さわちゃん(ママ)に渡してあげてほしかったな。そこだけが、個人的に残念でした。
素晴らしかった。でも…
さわと北野先生の愛が強すぎて、くっついて欲しいって思って、のりこさん邪魔しないでって思うけど、のりこさんの気持ちになってみれば、本当に憎らしくなぜ私じゃダメなのか、私は悪くないのにと言う気持ちでいる。
有意義な立場はのりこさんなのに叶わない。
でも、さわもそれは分かっててでもあの人を諦められない。
その、2人の愛の強さに感動した。
でも、最終的に愛の強さどころか辛すぎて狂ってしまう。そこもいかにどれほど辛かったかが分かって良かった。
最後さわには新たな命。
のりこさんには永遠に先生を。
2人の望んでたものが逆になりこの先生きていくのがなんとも言えなくて、ただただこの先どう生きていくのかがきになる。
本当にラストの命が宿ったのを気づくシーンがなんとも泣けた。
でも、いやぁ〜素晴らしかった。と言う気持ちにはなれなかった。
きっと最後、のりこさんが殺害したようなものなのに、両親と笑顔で会話していて、本当に好きなのか?って思ったからだと思った。
不倫愛を肯定しない、軸のブレない映画
ドラマの延長、ありきたりな商用映画かと思いきや、不倫愛を終始決して肯定しない、軸のブレない映画。ラストの展開も衝撃的。
斎藤工は、ドラマ未鑑賞でも楽しめる映画だと話していたが、確かにそうかもしれない。ドラマの軸を引き継ぎつつ、映画として一貫したメッセージがあると思う。また、アドリブが多用されているらしいけど、上戸彩の熱演っぷりがスゴイ!
結ばれる2人に終始訪れる困難の連続。「幸せになろうなんて思ってない」「周りをどれだけ犠牲にしているか」色んな重い言葉に、不貞行為を決して肯定しない、この映画の一貫したスタンスというか、メッセージがこもっているように感じた。
一方で、散々不幸を背負う、上戸彩演じる紗和に対しての脚本愛があったように思う。終始罵られ、不幸の連続にハマる紗和が可哀想にすら感じてしまうけど、想像を少しだけ裏切る終焉を迎えさせたのは素晴らしい。
終演後に館があれだけざわついた映画も中々ない。見る価値ありの衝撃作って言っていいんじゃないでしょうか。
美しく 切ないラブストーリー
ドラマも全て観ました。何度も何度も観ました。とっても大好きなドラマの一つです。映画での上映が決まった時絶対映画館で観ようと決めていました。
話は映画の感想になりますが、結婚したら不倫してやる!って思って結婚する人なんていませんよね。でも不倫は誰しもが犯してしまうかもしれない過ちだと思いませんか?どーしよーもないくらい愛してしまった人がただ結婚していたってだけなんです!!!結婚している人だってそんな相手が現れたら諦めがつかない人だって沢山いるはずです!!!誰を犠牲にしたって自分の物にしたいと思うのは本能だと思います。この映画は究極の純愛映画だと私は思いました。「たださわが好きなんだ..」と言って、さわの事を思って死んでいった北野先生の表情が忘れられません。
ただ一つ欲を言えば 指輪を見つけた男の子が北野先生とさわの子供であって欲しかった(涙)
上戸彩さんに斎藤工さん本当に2人は美しかったです♡また映画館で観たいです!!!
確かに衝撃。
確かに衝撃のラストでした。
北野先生が離婚して再婚できるのかな?そんなにうまくいったら、不倫を肯定してる事になるから無理かな?とは予想していましたが。
でも途中でラストが読めてしまった。「まだ足を引きずるくらいの人間に運転させて大丈夫?」「まさか事故に会うのでは?」と。
また出会わなければ死ぬこともなかったのに、でも少しの時間でも幸せだったのかな?
結局完全には幸せにならないって事なのかなぁ。でも赤ちゃんが居たなら紗和が死ななくて良かった。北野先生は赤ちゃんにも会えなかった訳だから悲しいは悲しいけど。
平山さんの存在の意味がよくわからなかった。不倫された側の気持ちを表したかったにしても紗和を好きな素振りもあったし…。あと言いふらされて いくら田舎とは言えみんなあからさまに軽蔑するなんてアリ?内心引いてたとしても、挨拶しても無視とか見ていて不愉快。何も知らない最初も挨拶なしだったし。お店の3人はよくわからないキャラだった。だったらりかこを出して欲しかった。
前はきれいだったのに、のりこが太っていたのが気になった。それに対し紗和は変わらない。上戸彩は現実で妊娠・出産しているのに素晴らしいと思った。
本当に好きな人と
結婚は出来ないと言うけれど
この映画でそれは本当ですね
けれど、
社会的な契約より 周りに認められなくたって
自分の心と体の全てが 大切な相手に愛されていると感じられる事は
何にも代えられない幸福だろうな
最後まで2人の愛情の糸が太い
太くて、真実で、切ったとしても無駄で
「ただサワがすきなんだ」の一言が。。。
何度思い返しても泣けます
何が辛いってこれをサワが聞けない事。
これで不倫じゃなければ。
ドラマから年月が経って、再び出逢って 大声を出すサワに。
当たり前に反応して走り出す北野先生に。
変な言い方をすれば
動物の本能だったり 本能的に自分の子孫を残したい相手には 必死になるんだと
思った
ノリコ役とサワ役 女優魂凄まじい
狂気じみていて後味も悪い
でも印象に残らない映画より
わたしは良いですおやすみなさい
あの時
紗和が、ノリ子の「これからも裕一郎って呼んでいいよね」って要求を許していれば、あそこまでに狂気的になっていなかったかも…と思うと切ない。
あそこのシーンでノリ子側になってしまったくらい、二人を許すとこまでになっていたノリ子に涙していたのに… 演出なのだから仕方ないといえばそれまでだが、紗和とノリ子の嫉妬の堂々巡り…分からないでもない。裕一郎が結局犠牲になってしまったけど、死なないラストがあってもよかったかな。
過ちを犯したら懺悔し続けなければ駄目ですか?
テレビ版を観ていなくても、全く問題ない仕上がりです。
ただ1人を除いて、愛すべき登場人物達ばかりでした。
台詞の一言、イメージ1シーン一つ一つ考えさせられるいい映画だと思います。
期待を納得に変えるものとは...
TV版の3年後のお話ですが、TV版とはだいぶ趣向が違います。
なので、TV版のイメージで劇場版を観るとどんよりな気持ちで映画館を出ることになっちゃうので、気を付けたほうがいいです。
TV版は『不倫あるある』を個性豊かなキャストの演技・効果的な音楽、笑いなども入れながらうまくまとめられて、テンポよくストーリーが展開していくので、紗和と北野の恋は引き裂かれることになりますが、心地良い納得感というか、不倫ドラマでありながら学園ドラマのような爽やかさが残りました。
不倫ドラマでありながら心地よい結末だったのは、結局あまり誰も不幸になっていなかったからだと思います。
紗和は北野は引き離されますが、ある意味 紗和が望んでいた通り俊介と離婚しますし、北野も乃里子からさほどお仕置きされた感なく引っ越していきます。利佳子もお咎めなく子どもたちの元へ戻りスマホも使えているし、一番ババを引いたのは絵描きの加藤ぐらいなもの。
なのできっと神様が2人に罰を与えなければと思って劇場版をこさえたのかな。
独り身になったせいか紗和は行動に慎重さがなくなり、彼女のやることなすことが身勝手で軽率に見えへてしまって感情移入が難しくなっています。
まぁ、どちらにしても不倫そのものが身勝手で軽率な行為なんですけどね。
北野はダメ夫になってます。
乃里子はもはや魔女です、が、そこが唯一の見どころかも。
紗和が越してきた町の人たちが不倫に厳しいのもあまり理解できなかったなぁ。
ただ、劇場版を観てからTV版を観返すとかなり面白いです。
それだけでも美味しいけど、塩を降って食べたらもっと美味しいスイカのようです。
結末を知っているだけに至る所で胸が締め付けられ感が倍増します。
そういう意味では劇場版とTV版は対を成してひとつの作品になっているのかもしれません。
続きが観れて嬉しい
ドラマが大好きで観ていたので映画でその後が観れて嬉しかったですが、やはりドロドロですね。
映画なので多少端折られてしまうのは仕方ないと思いますが話がどんどん進んでしまって、ドラマの方が進み方が深くて面白く観れました。
最後指輪を子供達が見つけてしまったのがなんか残念でした。
遺品の中にあの南京錠の鍵が入ってて、上戸彩が思い出して鍵を開けて指輪を手に入れれてたらなぁと思いました。
あの子供のことを北野先生との子供と言ってる人がいますが、あの子は講演会にきて、質問していた男の子ではないでしょうか?
ですが指輪が入っていた木の箱がとても汚れて壊れていたので数年後かの設定で、北野先生の子供とゆう設定にしてるのでしょうか?
同じ子役の使い回しは分かりづらいので、そこはどちらとも取れるふわっとした感じにあえてしたのかなと思いますが。
北野先生が死んでしまうオチは本当にオチに使う最終手段な気がしてなんだが不満に思えました。
ハッピーエンドはないとは思っていましたが奥さんの意図的な事故で死んでしまうか…でした。
でもドラマの続きを見ることができたので満足はしました。
北野先生と車で事故を起こした奥さんが、錯覚で悪い人に思えてきますが、事の発端は、出会ってしまった事、不倫してる人の話を聞いて自分へ重ねてしまったこと。
そして後引く事のできない行動をとってしまったこと。
結局不倫は悪いこと、したには罰が下るような意味がこもった作品なのかなと思いました。
ドラマファンには残念
数年間、不倫のニュースが飽きるほど続いていたので暗いラストになることは予想できていた。しかし、やはりドラマ昼顔のファン層が見たかった結末ではなかった。映画で不倫の残酷さを訴えることが、現在不倫をしている人々が関係解消をすることに繋がるとは思えない。ドラマを見ていた大半は不倫ができない人、もしくは過去はしたことがあるが現在はしていない人。これらのほとんどの人々の期待を裏切った映画だと思った。またドラマの吉瀬美智子や画家に憧れていた人々も多数いただろう。少ないキャストにも残念だった。また、早々に紗和と北野先生の不倫がバレたところもかなり残念だった。上戸彩は本当に演技がうまかった。音楽がドラマと同じだったので救われた。見ないと気になって仕方がなかったが見た後、後悔した。また、見たのが昼で良かった。夜見ると、最高に後味悪く鬱になりかける映画であった。
巧い
特にガラスの使い方が。斎藤工がカーテンを開けて、窓に伊藤歩が映る瞬間なんかゾクッとした。上戸彩が走行するバスから斎藤工を呼び掛けてからのくだりは、サスペンスと運動の高まりが尋常でない。弛い場面も無くはないんだけど、それを帳消しにするくらい本気のシークエンスの組み方、フレーミングがとにかく巧い。最後の信号は、どうしても"緑の光線"に読んでしまう。回想での伊藤歩の投身は、立教ヌーヴェルヴァーグ系列の作家っぽい。
2回目です!!
1回目は…ドラマでは罰を与えられ愛し合っているのに引き裂かれたふたりだから、
物語の続きとしてスクリーンはお金を払ってファンが楽しむのだから、いろいろ苦しんだのだからハッピーエンドだろうと思い込んでいたので
自動車事故のあとも北野先生の所持品が出てくる瞬間まで北野先生が死ぬなんて思いもよらず、受け入れられなくて…紗和と同じ心境でした。
「あなたが殺したのよ」
そう、すべての原因はふたりが出逢ってしまったから。惹かれあってしまったから。愛してはいけない人を「ください」と願ってしまったばっかりに。
切なくて苦しくて…紗和が嗚咽まじりに泣きじゃくっているとき、同じように声をこらえながら号泣しました。
2回観ても、号泣しました。
もうこれ以上はないだろうというくらい泣きました。泣きつくした後、紗和はきっと強くなったのだろうと思います。
妊娠して未婚の母、シングルマザーの道は険しいかも知れないけどきっと愛に溢れた未来を生きていくのだろうと、信じます。
観て良かった。
31本目。観る予定なかったけど、意外と評価がいいから、観に行って来ました。面白かったです。
映画のテーマ上、良かったー!とは言いづらいけど、映画としては、面白い内容だし、衝撃のラスト、想定を覆すラストに心が引きずられてます。
予告だと、平山さんが演じるオーナーが紗和に横恋慕するのかと思いきや、まさかの!
そして、重い。。
上戸彩の体当たりの演技、素晴らしい。もちろん、他のキャストもみんな、良かったです。
不倫と贖罪
エンディングを観ると、不倫の後の罪の重さを描きたかったんだろうな…。
奇しくも、映画の中で『自分達が愛し合っている、その時に周りの多くの人を傷つけている』の言葉は、きっと不倫を今している人にとっては、重い一言だったと思う😔
この映画に限らず、運命というのは、随分いたずらで、そのままいれば会わないはずの2人が、偶然にも同じ時に、空間に居合わせた事で、次第に惹かれ、寄り添い合い、犯してはならない仲になる不倫…。
きっとそこには、家庭では埋めらるない心の隙間があり、安らぎや穏やかさ、ときめき、愛し合う喜び、普段の生活とは切り離した2人だけの秘密が、より一層、愛の炎を燃え上がらせるのかもしれませんね。
それぞれの感情…苦しく切なく、やり切れない…
ドラマから観てました。
北野先生と紗和が結ばれることはないだろうなと思ってはいたものの、北野先生があんな形で帰らぬ人となることは予想外で、衝撃的すぎました…せめて生きていてほしかった。
あまりのショックと悲しみで、最後子供達が指輪を見つけるシーンでは、皆様のレビューにあるような筋書きにまで考えが及ばなかった程です。
乃里子のマンションに紗和が訪れるシーンで、車椅子に乗った乃里子の変わろうとしている感じは後で何かあると思いつつも、事故を起こすあの瞬間に近づいていく運転のシーンでは、恐怖とハラハラで手が震えました。
北野先生…何故送ってもらったの、何故車に乗ってしまったの…と後から込み上げてくる気持ちを抑えられません。
結局彼は優しすぎたんですよね…。
同じ車に乗っていながら、北野先生は即死、乃里子は重傷とはいえ松葉杖でなんとか歩ける程度…北野先生、その優しさで直前に乃里子の体を庇ったんじゃ?と段々思うようになりました。
事故後の警察のシーンでは、紗和が警察に「触らないで!!」と叫ぶところ、やり場のない色々な気持ちが溢れて特に涙が止まりませんでした。
乃里子は永遠に裕一郎を自分のものに、紗和は北野先生から唯一新しい命を貰い、絶望と希望が入り混じった複雑な気持ちで、見終わった後暫く動けなかったです。
線路のシーンでは、それまでのホタルの話が結び付いて、なんとも言えない感情が込み上げました。悲しく切なく強い描写だと感じています。
それぞれの立場でそれぞれの罰を受け、それぞれの十字架を背負い、切なさとやるせなさで、多くの方が述べているように当分の間引きずりそうです…
キャスト陣の演技力も素晴らしく、特に上戸彩さん、伊藤歩さんの演技には脱帽です。
良い悪いではなく、とても心に残る作品の一つであることは間違いありません。
美しすぎて切なすぎる
北野先生とさわには幸せになって欲しかったけど
昼顔的には、ハッピーエンドの終わり方だったのかなと思う。
さわとのりこ対照な2人が印象的。
さわは、最後まで不倫のまま…
のりこは、最後まで愛されないまま…
お互い譲らず
さわは、新たな命を宿し
のりこは、北野先生を永遠に自分のものにした
さわと北野先生が
寝そべって星空を見るシーン
ベッドシーン
自転車の立ち漕ぎシーン
さわが線路で横たわるシーン
要所要所、本当に美しくて儚くて
不倫を肯定することはできないが
純粋に惹かれあった2人が羨ましくもあった。
順番が違っていたら、
普通に幸せになれたかもしれないのに
きっとここまで惹かれ合うこともなかったんだろうな。
ドラマ版では、駆け落ちして数日して続かなかった2人の生活が
例え短期間であっても
日常として成り立ったことが
なんとなく救われた気持ちだった。
まだまだ、言いたいことはたくさんあるけど
まとめると上戸彩の女優力に脱帽。
しばらく昼顔に引きずられそう。
誰もが純愛でした
舞台挨拶で斎藤工さんが言った「重い十字架」の意味が分かった気がします。
自分本位を優先させて、人を傷付けた代償の重さ、住む場所を変えてももう綺麗な自分ではなくなってる。
曇りのない幸せを感じることが出来ない。
それでも北野先生を思う紗和は切なくて美しかったです。
上戸彩さん、惹き込まれました。
身動きできないほど見入ってしまいました。
愛し合う二人に期待してた方には衝撃のラストだったでしょう。
でも乃里子の愛も簡単ではないのは紗和と同じ。
指輪は序盤の小学生の手に。
紗和の元には届かないでしょう。
それがこの映画の答えなんじゃないかな。
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