「世論に媚びた感が否めない」昼顔 bombayeさんの映画レビュー(感想・評価)
世論に媚びた感が否めない
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ハッピーエンドとしないことで、不倫に対する過剰な戒めや牽制を企図しているようで、今時の統制的世相、監視社会的世相をよく反映している。
昆虫の繁殖メカニズムと対比の対比で、人間社会は違うというメッセージも込められていたかもしれないが、無難な発想だと思う。不倫では幸せになれないという安易な帰着を恐れたからか、クライマックスは奇抜に仕上げたが、それだけが悪目立ちした印象。
映画のマーケットでは、踏み込みにくいが、もっと深淵な世界を描いてもらえればよかった。
ただ、斎藤工と上戸彩は艶やかで、よかった。
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