「縛れるもの、縛れないもの」昼顔 ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
縛れるもの、縛れないもの
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日本の法律が、もしも一夫一妻制でなければ、彼らの罪悪感も罪もないのに、何だか不倫って大袈裟に悪にされているなと。
その法の下では、確かに北野は乃里子の夫で、他の女性を愛してはいけないとされているけど、法律で気持ちは縛れない。
乃里子のあの運転は、危険運転致死罪にはならないのか?
妻たる立場はそんなにも強固に守られるべきものなのか?
離婚届が遺品の中になかったのは、乃里子が揉み消したから?
もちろん悪いのは北野と紗和だけど、なんか残酷。
でも途中までトントン拍子に幸せに向かっていて、そんな訳ないと思ってしまったので、離婚届取りに行く時点で私の中で死亡フラグが立った。
どうやって?と思った。
乃里子が刺すのかと思ったら、まさかの命懸けで紗和の元にはやらないという女の執念。
北野が中途半端に優しくなく、何で紗和なのかの問いに「そういうヒステリックさがないからだよ!!車止めろ!!!」とか、残酷なほど現実に引っ張り戻せる男なら死ななかったかもね。
…そしたら、3年の間に離婚出来てるか。
中途半端な優しさ、優柔不断さは周りの人を不幸にするよね。
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