「上戸彩がエロい!」昼顔 ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
上戸彩がエロい!
上戸彩がエロい!手と目と光と闇と風と間と…あらゆる演出が上戸彩のためにある。『紙の月』で宮沢りえが「来ますか?」と観客を善悪の境界を超えた所に誘ったように本作の上戸彩も(つまり西谷弘監督も)観客を誘う。その終着点はあまりにも倫理的で現実が甘く思える程の突き放し加減も見事
クライマックスの展開は完全にホラー。光と闇のカットバックがあまりにも恐ろしい。
最終盤で上戸彩演じる紗和はあるものを探し求める。俺はそれを観ながら「あそこにあるのに」ともどかしさを感じながらもそれは救いとして幼稚ではないかとも思って観ていたら…西谷弘監督はそんなことは百も承知のうえでそれに代わる救いを極めて映画的な画で提示してみせた。思わず膝を打った
とにかく上戸彩(と西谷弘監督の演出)に尽きる。あまりにもフェティッシュで舐めるような視点はカメラのレンズの先っちょに舌が付いてるのかと思うほど。そんなわけはないが
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