「みんなやりたいことをやった映画だと思う」昼顔 riririririricoさんの映画レビュー(感想・評価)
みんなやりたいことをやった映画だと思う
みんなやりたいことをやって、
言いたいことを言って
結果、ああなったのだからどうしようもない。
ラストへ向けてこうなるだろうな〜って感じで向かっていったので、途中覚悟できてた。
ここから、ネタバレです。
私なら、彼女がこう呼んでいい?ってきいたときダメとは、言えないと思う。ずーずーしいじゃん。
彼は誰のものでもないのに、ごめんなさいとか言いつつ自分のものにしたいんだ、相手の行動を制限してまで。それが愛欲。
綺麗なものなんかじゃなくて、
愛欲でしょ?
それでいいじゃん。
そういうのんじゃん。
全部欲しいんじゃん。
なのに綺麗風爽やか風にするから騙されるんだよ。
不倫が良い悪いではない。
本当の愛って何?
って思う人が多くてびっくりした。
本当の愛ってどんなことをいってるんだろう。
本当に教えて欲しい。嫌味ではなくて。
みんな欲しいものが欲しくて一生懸命なんじゃん。
それでいいじゃん。
私なら欲しいものを得るために嘘だってつくよ。
さわとの時間をとるなら、
生き延びるためにその場限りの嘘だってつく。
うまくいって欲しいから、彼女にこう言っていい?って聞かれたときも早く別れて欲しいからうやむやに濁す。
でもそうしなかった、みんな言いたいことをいって嘘をつきたくない心にしたがって(いいなって思った。)やりたいことをやって、そうなった。
しかたないよね。
どうしようもなかった。
彼女はひどいやつだと思うけど、欲しいものが得られない気持ちもわかる、誰でもわかるんじゃないかな、(そっちの方が共感してしまった。)
でも、最後にプレゼントがあったじゃん。
それが答えだと思う。
相手がどうしても欲しくて得られなかったもの。
愛の強さに勝ち負けはないのかもしれないけれど。
それでも、女の中では純粋な喜びと彼は私のものという歓びがうまれたのではと思う。さわはそんなこと言わないと思うけど。
映画的には不倫は破滅で美しく終わるのが正解なんだと思う。
現実ではもっとしたたかでまっすぐな人が明るく認められるのだと思う。
不倫したかった時は重ねあわせたけど、今は特に思わないので冷静にみた。